夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

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3月1日 京都MUSE

世界のF.I.Bファンの皆様こんにちは。


この日のことは後に公式のライブレポと写真(と、映像?)が公開されるとのことで、どうせあいまいで正確に書けないわたしは書く必要ないかな…とも思ったんですけれど、今書かないと少しずつ記憶が薄れてしまいそうだし「わたしにしか書けないことも少しはあるかもな」と思ったのでやっぱりイキオイで書きます。


あくまでもわたしの頭の中に残ってるものですので、後に映像とかが発表されても「ここのせりふ正確じゃない」とかあげ足とらないで「この人はこういうふうに感じたんだな」となまぬるい目で見て頂けるとうれしいです…笑




2015年3月1日。
京都に降りそそぐ大雨の中、全国からたくさんの人たちが京都MUSEに向かっていました。

MUSE前には「チケット1枚譲ってください」というボードを手に待つ人の姿も多く見受けられました。
本日はF.I.B「Fill In The Blanks Tour」のツアーファイナルです。


整理番号順に呼ばれて入場、ハンマーさんによるツアーファイナルTシャツも発売された物販には長蛇の列。
クロークは入場前と入場後の2箇所あったのでTシャツを購入してから荷物を預けました。
会場はみるみるうちにお客さんで埋まってゆき、スタート時間30分押しくらいで始まる直前には広い京都MUSEもギュウギュウになっていました。

会場にはずっとMEANINGが流れてました。
MEANINGのライブがあった名古屋ではずっとF.I.Bが流されていたみたいです。


始まっちゃうのか…。
この時間までにさんざん泣きわめいたりパニクったりしたのでもう何も通りこして心は空っぽ、完全に素のわたくしです。

本日もたくさんのバンド仲間の方々がステージ袖を埋め尽くしていました。
ずっと一緒にやってきた京都バンドの皆様はもちろんのこと、盟友のat Anytimeは3人全員。
カモメの向さんやGIVE LIFEのケイさんがいらっしゃったのはビックリしました!
2階席にも10-FEETやロットンのメンバーさんを初めとするそうそうたる方々が。


とうとう時間だ。
メンバーさんが出てきて、このツアー中ずっとそうであったようにまた今日もホワイティさんがマイクを手にしてこう言いました。
「最高の1日にしましょう!!」


流れ始めるIntro。


ちょっとSEの話をします。
F.I.Bは2007年のミニアルバム「Fill In The Blanks レコ発ツアー」のころ、capsuleの「Welcome to my world」をSEとして使っていました。
FIGUREツアーのSEはイギリスのハードコアバンドJairusのミステリアスなインスト曲「Our Modern Red, Selfless」を使用、それに続く1曲目は必ずYou will be the nextでしたね。
FIGUREツアー後にアメリカのパワーポップバンドLolasの「eye eye」という曲を使っていた時期もありましたが、どうやらこのSEが入ったCDをどこかのライブハウスに置いてきてしまったとのことで(汗)それからかなりの期間SEはなし。


その後2012年の5月くらいからSE…というか「中途さん登場曲」として自ら演奏されるようになったのが、2ndアルバム「FIRE CRACKER」に収録されたこのIntroだったのです。


FIRE CRACKER後は楽しい雰囲気の新イントロもライブで披露されてましたが、今回のFill In The Blanksツアーではずっとこの旧イントロ始まりでしたね。
この曲を聞いてフロアのF.I.Bモッシュクルーたちが「さあ、始まるぞ!」と戦闘態勢に入るわけです。
心臓がばっくんばっくんいってました。


中途さんが出てきてこう言いました。
「F.I.B始めます」

行くぞーーーーーーーーーーーーーーー!!




Introに続くのはアルバムと同じくCast Off Tinsel Lie、後ろから人々がドーン!と押し寄せダイバーたちがわっさーと人の上に登り始めました。いきなりなんて光景だ!

JJさんの超絶カッコいいギターで始まるキャストはご存知Introに続くFIRE CRACKER(2012年9月発売)の2曲目ですが、初披露されたのはアルバム収録のはるか以前…2011年の1月21日のF.I.B熊谷ワンマンなんです。

その後FIRE CRACKERが発売されるまでの1年8ヶ月もの間「新曲」として披露され、ファンに「もう全然新曲じゃない…笑」と言われ続けたキャスト。
瞬時にわたしたちの心を燃やしフロアは上に下に最初から大きく荒れました。
わーお!


キャスト終わって流れ始めたのは疾走感たっぷりのFor All Time。
これもアルバム発売前に披露してた実にF.I.Bらしい曲で、FIRE CRACKERツアーのTrailerにもなりましたね。
「メロディだけでもこんなに夢詰まった曲が作れるのか!」と心底震えた覚えがあります。

まだライブは始まったばかりだけど、わたしは後ろを向いてお客さんたちの表情を確かめました。
みんな拳を突き上げ人を支えぐっちゃぐちゃになりながらすごい笑ってる。



そこに続くはF.I.Bの名刺曲Fill In The Blanks!!
この曲は旧タイトル「She Said NO!!」で彼らの第1回目のライブから演奏されてきたそうです。
え〜?決め曲をもうここでやっちゃうの?と思いましたが彼らはお構いなし、挑むフロアのお客さんのほうも引っ掻き回されたフロアから遠慮なしの全力でぶつかっていきます。
うぉーおーおーお!


「最高やん〜!!」
曲終わってニカーッと笑って中途さん言いました。



ろくに休憩も挟まずNO WAR!!、これは本当に凄い曲だと思います。
誰かが「反戦ソングや脱原発ソングというものは音楽として楽しむには重すぎる」って言ってたけど、この曲に関しては全くそんなことがありません。
瞬時に会場の心をひとつにし、誰もがくっっそ笑顔になってしまう凄まじいパワーを持った反戦ソング。
フロアに向けられたマイクを奪おうと人の上によじ登る人たち、ダイブして宙を転がる人たち、全力でNO WAR!!と叫びながら拳をつきあげる人たち。


さらにミニアルバム「Fill In The Blanks」の曲が続きます、The Earth!
「サークルモッシュのための曲」といっても過言ではないこの曲は全国各地のライブハウス(特に北陸)で高速の大きな円を何度も何度も描いてきました。
かっこいい前奏つきのMoments Not Wordsはフロアからの大合唱と発狂したお兄ちゃんたちのぶつかりあい。
続くSong Of Waringの特徴的なイントロでさらに荒れるフロア。
本日前奏なしのTAKE ACTIONはあまりにも多くの人が後ろから前から飛んだため支える側が追いつくことができずにステージに多くのダイバーがなだれ込むという悲惨な光景を見ることができました。
何じゃこりゃ〜!!笑

多くの人が次々と飛んでフロアに戻っていきましたが、タイミングを見測ろうとしてもじもじしていた男の子のおしりを中途さんがあの満面の笑顔でぽーんと蹴っ飛ばしフロアに戻してあげておりました(フロアの皆さんも満面の笑顔で受け止めてあげておりました)。


ちょっと凄いことになってしまったのでいったん休み、倒れてしまった子が運び出されたりしてMC。


「大丈夫かな?今日は柵なしでやってるんですけど怪我だけは気をつけて自己責任で。でも今みたいに押さえきれない衝動があるんだったらぜんぜんステージから飛びにきていいよ!ただステージ上に留まって何したいんかわからんような奴は蹴飛ばすから!笑」


そして
「ワンマンだからめったにやらん曲やるわ!」
と始まったのは…アルバム「FIGURE」から、ほんとに滅多にやらないTANGLE!!
新代田のときセトリには書いてあったのに、
「次はゆっくりめの曲やります」
みたいなことを中途さんが言ったらフロアから
「えー!」と抗議の声が入ったために
「んじゃ速い曲やろか」
と直前でNO WAR!!に差し替えられてしまったTANGLE!!
ずっとこれを聴きたかったフロアから絶叫があがりました。笑

その流れでStrings、F.I.Bの奏でる音に包まれてしあわせを感じられるひととき。
TANGLEもStringsも暴れる曲ではないけどすごくファンに求められている美しい曲です。
F.I.Bの魅力はこの引き出しの多さっていうのもあるんですよね。


曲が終わってMC。
中途さんステージ袖にいる京都や全国の仲間たちに感謝の言葉を述べていました。
そのMCのときにじっくりとフロアのお客さんの顔でも見たのでしょうか、笑顔に混じって涙をこぼしている人もいましたから、こう言いました。

「泣きたい奴は泣いてくれたらいい、でも活動休止だからってしんみりするつもりはありませんので皆もそのつもりでヨロシクね!」
ニカッと笑いました。

そして次の曲、
「知っている人は少ないかもしれんけど騒ぎたい人は騒いで!」
って言って始まったのは…

















始まら…………ない?笑
メンバーさんが「ん?」てお互い顔を見合わせて止まってしまいました!笑



「はいっ僕らはこういうバンドです〜!笑」
と中途さん。
どうやらあんまりやらない曲だからどういう入り方すればいいのかみんな忘れたらしい!!爆


「こんなときでも俺ららしくていいやろ?笑」
中途さんがまた笑って言いました。


メンバーさんがちょっと集まって「誰から入ればよかったっけ?」みたいな謎の打ち合わせ、さあ仕切り直していきましょう!
ところで…何の曲やるの?





The things which I thought in yesterday〜!!ヽ(゚Д゚)ノ





2005年発売のV.A.「京都ナウ!」収録のこの1曲はおそらく昔からのファンを最も興奮させる1曲といっても過言ではないでしょう!!
割れるフロア、完全に頭のネジが吹っ飛んだアラサーダイバーたち(笑)、わたしも「行かなきゃ、行かなきゃ!」とそれまで居た最前2列目のすみっこを離れて群衆の中に突っ込みました!!
名古屋でやったからまた聴けるとは思ってなかった〜!!
ひゃーーーー

この曲ばかりはF.I.Bが復活してもいったい次に演奏されるのがいつかはわかりませんからね…。
悔いを残さないよう何度も何度も宙に投げてもらって天高く拳をつきあげました。


そこからすぐStart From Here、再び新旧お客さんが入り交じった状態になりごっそり人が飛んできました!!
続く80%はFIGUREファイナルから5年間演奏されなくて去年突然戻ってきた曲だけど、やっぱりフロアはぐちゃぐちゃ!こんなに盛りあがるならずっと演奏し続けてほしかったなあw

その次のOur SceneryはまだF.I.Bが京都ウーピーズでやってた時「みんないろいろあるやろ?でもつらくなったらここに戻ってこればいい」というMCで私たちに居場所をくれた曲でした。
月並みな言葉のはずなのにその時のそのMCはわたしらの心にぐっさり刺さって、会場全体を泣かせてたなあw
だからずっとF.I.Bのライブがわたしらの居場所。
この会場全体がひとつになるこの光景がわたしの居場所だ。
そしてVANS…Your Special days。
「LOUD SESSION!!!! VANS x BANDS」に収録のこの人気曲は、盛りあがるのわかってるのにやったりなかなかやらなかったりでもどかしかったなあ!笑



そして…次に流れてきたのはわたしがF.I.Bの全曲の中でも最も興奮するメロディ、moonlightの「つなぎ」…!!



moonlightにはライブだけでしか聴けない美しい前奏があるんです。
その前奏「つなぎ」をAre youにくっつけたりKIZUNAにくっつけたりしてわたしらファンを大混乱させてくれた時期もあったけど、やっぱりmoonlightの「つなぎ」はmoonlightのもの。

美しく切なく、そして激しい感情の動きまで音になって聞こえてくるようなその曲、フロアじゅうが拳を高くあげました。
さあ、moonlightが始まるよ〜!!


健太さんのドラムとJJさんのあの印象的なギターフレーズ、たくさんの人が一気に覆い被さってきました!!
ステージ袖のゲストの人たちも何人も飛んできた〜!!
今までに何度も何度も、こうやって同じ月灯りの下に集わせてくれるだけでどんなに生きるのが心強かったろう。
ダイバーだらけで頭を蹴られないようにするだけでも困難な状態の中でわたしもむりやり上にあがりました。
どうしようもなくこの興奮を表現したかった。
いつしか涙がこぼれてたけど目だけはしっかり開けて光景を脳裏に焼き付けました。


くっそ楽しかった…。
つらくて悲しくて仕方なかったし涙も止まらなかった、でもそれと同時にどうしようもないくらいワクワクして楽しかった!!
なんでいったんのお別れという日にこれほどまでに楽しいんだろうな〜。
たくさんの人たちが泣きながら笑ってました。
いったいどうやって人をこんな気分にさせてるんだろう、このバンドは…。


ムーン終わってようやくMC。
「このじゃがいもみたいな店長(ユキサダさんのことらしい…)がいる京都MUSEをレコ発でソールドアウトさせるのが俺らの夢だったんですけど今日初めてソールドになりました、ありがとうございます!」

そこからいろいろ感謝の気持ちとかを述べて、
「ここにいるみんなの人生のふとした時間に俺らの音楽がそばにいられたらと思って作った曲をやります、俺のこの両手で何ができるかという曲」


言葉で何の曲か察したフロアから歓声があがって、始まったしっとりとした曲は優しくて暖かいMy Hands。
ファーストミニでは元気で速い曲がメインだったF.I.B、2009年にようやくフルアルバムのFIGUREが出て初めて聴いたときは「これ本当にライブでやるの!?」と思った曲だけど、速い曲もゆっくりとした曲もライブや音源でいろいろな人に出会い、大事な曲になって人生を支えてきたはずです。

続くTo Another World。
「FIGURE」収録のこの曲は、実はAre youと同じくらい昔からやっていた曲なのに何故かファーストミニには入らず、それでもずっとセトリにはあってファンの心を揺さぶってきました。
当時、中途さんは「先輩が亡くなった時にできた曲」とよくMCでおっしゃっていて、最初のころはとてもじゃないけど笑顔で聞くことなんてできなかった。
だけどあの悲痛だった叫びも、ライブで曲が演奏されるごとに、自分が生きていくための前向きな感謝の曲に聞こえるようになっていきました。
バンドと共に曲も成長していくんだな…とすごく実感した覚えがあります。
ペロリさんの美しいギターも見どころですよね。


じっくり1曲聴いたところで流れを変えてYou will be the next!
会場…とくに男子を熱狂の渦に巻き込み逃げ場のない激しいモッシュが始まりました。

FIGUREが発売される直前、PIZZAオフィシャルのYoutubeでこの曲とpromised placeとTo Hopeが先行公開で試聴できるようになってたんです。
そしで実際に京都ウーピーズのライブで初披露(たぶん、2009年1月12日のFIRE CRACKER VOL.7だったと思います)されたときは「どうしよう、こんな曲があったらF.I.Bが売れっ子になって遠くへいっちゃう」と謎の心配をしたものです。笑
売れっ子になって遠くへいってもいいからどうかこのまま居てください、ライブという現場にいて!!


そんなユーウィルに続いたのはFIGUREの曲順どおりI'm proud!
これもFIGURE発売前にライブで披露されてたなかの1曲なんですが、最初セトリに書かれていた仮タイトルは「さわやか」となっていましてね…。笑
確かにさわやかだ!と納得した覚えがあります。
大興奮して真への方に突っ込んで、モッシュでやられてすごすごと脇へ下がり回復するまでしばしホワイティさんの緊迫感たっぷりのベースから始まるBurn DownとGet Backの2曲マイナーコード重ねのフロアを見てました。

Get Backのマイクジャックが凄かったなあ〜、まるでそれがとんでもない秘宝のように「絶対に自分がマイクを奪う!」って目の色変えたお兄ちゃんたちの戦い。笑
F.I.Bモッシュクルーってほんとかっこいいんですよ!


んで必死にそのGet Backのマイクジャック地獄と戦った中途さん
「俺もう腕がつりそうになってます、こんなの初めて!最高やなあ〜!!」
とか何とか言って笑ってました。
ここだったかな?別の箇所のMCだったかもしれないけど「俺らみたいなバンドは機材も壊れやすいけど、もっと壊れやすいバンドもいるしね、MEANINGとか!」っていってフロアの笑いを誘っていました。

そこにフロアから
「中途さん、風呂上がりみたいになってんで〜!」ってヤジが。笑



「おれ風呂入ってないからね!笑」



ヤジは生声で会場全体には聞こえない、でももちろん返事した中途さんはマイク越し。笑
客席女子がいっせいに顔をしかめ「うええええええええええええ」「くさーい!!」との悲鳴〜!笑

「いや、いや、今朝は風呂入ったよ! 」
と慌てて勘違いを訂正する中途さん、しかし時すでに遅しで中途さんなぜかお風呂入らない人みたいになってしまいました。笑
訂正すればするほどフロアは悲鳴をあげ、これがとっても関西っぽい雰囲気に!笑



「関西っぽくていいね!笑 (続々と飛ぶヤジ)うっさいなあ!笑 でもヤジは大歓迎です、もちろん中には『お前それただの悪口やん』って思うような不快なヤジが飛ぶこともあるけど、ライブハウスは行儀良くしてる場所じゃないからな!こうやって俺らのライブに足を運んでくれることがいちばんの愛情やと思います」


んでなんか客席との絡みでグダグダになって、とうとうフロアから「曲やれー!」って声が飛んで
「あと4曲(フロアからえー!という悲鳴…)やけど曲やれっていうからには見せてくれよ!」


始まったのはpromised place、約束の場所。
PVでは街を急ぎ足で歩く男と女の足もとが交互に映し出され、ふたりは「約束の場所」で出会うという構成になっているのですが…。

「共に生きていける気がした、そう思えるのはこんな僕を君が選んでくれたから」
この歌詞は一見、男女のものと思いきや…
FIGUREツアーを回り出したらライブハウスに集うお客さんとF.I.Bのことに思えてくるようになったんです。そしてさらに、お互いがお互いを選び、同じ目標へと向かっているメンバー5人自身のことにも思えるようになってきた。
当時の「約束の場所」はFIGUREツアーファイナルだった京都MUSE。

この曲を聴きながらF.I.Bが戻ってくる日のことをずっと考えていました。
きっとまたライブハウスというpromised placeで会えるよ!!
きっとすぐに会える!


余韻にひたる余裕もなく流れてきたのはKIZUNA、数曲とMCの間に回復したわたしは再びモッシュの中に飛び込みました。
F.I.B最初のPVになったこの曲。
ミニ「Fill In The Blanks」発売時カナダにいたわたしはネットでこのPVを試聴して地団駄ふんだものです。
そしていま、人の上を転がり叫びながら絶対に「F.I.Bをここに戻って来させなきゃ」と思いました。
感傷にひたってる場合じゃない!!


そして…とうとう来ました、Are you standing on?。
かぶっていたタイガースキャップを無くさないようしっかり手にして飛んでました、飛んだわたしの上にもさらにたくさんの人たちが降ってきました!!
落ちかけてフロアに手をついてまた宙に這い上がりました。
F.I.BがPIZZA OF DEATHに入るという夢を叶えたこの曲。
多くの人がF.I.Bに出会うきっかけとなった、この曲。

めちゃくゃ愛されてるバンドだと思いました。
今日来たくてもどうしても来ることができなかった日本中のF.I.Bファンにこの曲を聴かせたかった!!
時間も距離もなんかうまいこと超えて、どうかこの日京都MUSEのことを想っていた全てのF.I.Bファンに届きますようにと全力でシンガロングしました。



嫌だ、終わってほしくない…。



「バンドは、最高の遊びや」
中途さんが叫びました。
「手をあげてくれ、ここにいる全員の大合唱が聴きたい!」
本編最後の曲は、Story。



いろんな人の頬を伝う涙を見ていました。
みんな泣きながら笑って拳を突き上げていました。

ぎゅうぎゅうのフロア、汗だくでヨレヨレのTシャツの人たち、このライブが終わるのが嫌だという気持ち、悲しみの涙。なのになんでこの会場全体はこんなに笑顔と温かい気持ちで包まれてるんだろう。


自分も涙を流しながら、うつくしい光景だな…とも思いました。
これがわたしが8年間置い続けてきたF.I.Bというバンドだ。




1. Intro(アルバムの方)
2. Cast Off Tinsel Lie
3. For All Time
4. Fill In The Blanks
5. NO WAR!!
6. The Earth
7. Moments Not Words
8. Song Of Warning
9. TAKE ACTION
10. TANGLE
11. Strings
12. The things which I thought in yesterday
13. Start From Here
14. 80%
15. Our Scenery
16. Your Special Days
17. moonlight
18 .My Hands
19. To Another World
20. You will be the next
21. I'm proud
22. Burn Down
23. Get Back
24. promised place
25. KIZUNA
26. Are you standing on?
27. Story



本編が終わってメンバーさんがステージを後にすると、その直後から悲痛な叫びがフロア全体を包みました。


やめないで!
いかないで!
ワンモーーー!
ワンモーーー!


オイ!オイ!オイ!オイ!
オイ!オイ!オイ!オイ!


メンバーさんはかなり長い間戻って来られませんでした。
少なくても5分は叫び続けていたと思います。


「FIRE CRACKERツアーのときみたいに健太さん足つってないよね…?」とちょっと心配し始めたころ、ようやくメンバーさんが戻ってきました。


「ひとつだけ言いたいことがあるんです、12年間バンドをやってきて最初の夢って何やったやろうなあ?という話しをこないだしていたんです」
とまず中途さんが話し始めました。


初期のころはほんとに貧乏でお金がなく、神戸で一緒に住んでいた中途さんとJJさんはキムチ鍋のもとにわかめだけ入れて食べたこと、でも湯がいてないわかめは生臭くて結局食べられなかったこと。
ほんとにお客さんを呼べない無名バンドだったけど、京都ウーピーズの山田さんに出会ってライブのオファーを受け続け、ノルマを払いながら出演したこと(そういや山田さんは『あいつらほとんど断ったことないんちゃうかな』とおっしゃっていました)。
そしてその中でPIZZA OF DEATHに出会ったこと。


「PIZZA OF DEATHでバンドをやれて、レーベルメイトにも恵まれて…今日名古屋でライブをやっているMEANINGとかね。京都の先輩や全国の仲間に出会えて、F.I.Bというバンドは本当にラッキーなバンドやと思います」

…と真面目なMCをしてたときに突然、中途さんの目線が返しアンプのところにいきました。んで中途さん、ちょっとしゃがんで




「ステージに500円落ちてるけど誰の?」




するとそこは関西です、フロアのほとんどの人が「はーい!」と手をあげました!笑
わたしのわたしのー!笑


「わかめ買えよ」
とJJさんに500円玉をわたす中途さん。笑


MCのBGMに流れていたのはTripに入る前のあれ。
「みんなには自分の好きなバンドに背中を押してもらって、一度きりの人生の旅を続けていってほしいです。京都の仲間と、全国の仲間…今日神戸でライブをやってるCOUNTRY YARDにも、この曲を届けたい。Trip」


この曲はFIRE CRACKERツアーのときのテーマソングといっても過言ではありませんでした。
最初、アルバム聴いた時にはわたしにとっては特にずば抜けた印象がなかったこの曲だけど、ツアーが進むことにどんどん旅を象徴する曲になっていきましたよね。
わたしらファンもF.I.Bと一緒に全国旅するのが本当に楽しかった!!

そこからすぐ始まったアンコール2曲目は…To Hope!!
前回の新代田のレポで書いたように「I believe, I'm waiting for you」とわたしらに歌わせるとんでもない曲です。待ってるよ、腹くくって本気で待ってるよ!!



「ダブルアンコールはしません、京都にも全国にもまだまだかっこいいバンドがあるからサポートしていってよ」



中途さんが言いました。
F.I.Bよりかっこいいバンドなんて世界中どこ探してもおらん。とわたしは思いましたが…抗議の声をふりしぼろうとしたその時、MCはなんかおもしろい展開になっていっていたのでした!



「せっかくやからメンバーもひとりずつ喋ろうか?まず、もつ鍋新世界の店長ペロリ!」



場内大拍手!
今までのツアーてはなかなか喋らなかったメンバーさんも、さすがにいったん休止の今日は言葉を発したかったらしく、ひとりずつマイクに向かって話すこととなりました。


ペロリさん「活動休止が決まった時このツアーをやるのはお涙ちょうだいみたいでイヤだったけど、みんなの笑顔に助けられました。もつ鍋やってるんで食べにきて下さい」

ホワイティさん「(声が小さくて聞き取れず…)また音楽やるんでどこかで会いましょう」

JJさん「今日は僕の母親が来てます」
ええ!?と思って振り返ると、京都MUSEの2階席に全身を使ってわー!!と満面の笑みで手を振るJJさんのお母様の姿が〜!!
「今まで1回もライブなんて来てくれたことなかったんですけど今日来てくれました。俺がずっと好きなことをやってても好きにやらしてくれてありがとう」
JJさんちょっと涙ぐんでましたね…他のメンバーさんの目にもこのあたりから涙が見えました。

健太さん「さっき(My Handsのとき)リーダーが言ってたようにF.I.Bの音楽がちょっとでもみんなの人生に寄り添えればいいなと。あとこんなポンコツにつきあってくれてありがとう」


中途さんが「みんなありがとう〜!」と言って、ラストの曲は…



「Interrogative Everyday〜!!」



V.A.京都ナウ!収録のこの曲は歌詞が変わってミニ「Fill In The Blanks」にも収録されました。
わたしにとっては初期のライブからずっと聴き続けている愛すべきこの曲。

ベイサイドの野外で太陽の下、色とりどりのTシャツがワンツーしてた光景とか、FIRE CRACKERツアー初日で健太さんの足がつってアコースティックだったこととか、2012年のFUCK ON THE HILLで左右両端、いちばん前〜いちばん後ろまでいちめんに手が挙がって鳥肌たった光景とか…ほんとにいろんなことが思い出されました。
ワンツー!!



「ありがとうー!」



大きな歓声の中、メンバーがステージを去ってゆきました。
そしてわたしは、呆然と立ち尽くしていました。



あれ?わたし…これじゃ今日を終われない…。




会場全体の笑顔でこの日を終えたかったバンド側の気持ちはわかります。
だけどわたしはこうやって笑顔で踊って終わるのではなく、今日だけは一遍の悔いも残らないくらいにゴミくずのようにボロボロになって終わりたかった。
例えばミニ「Fill In The Blanks」のツアーファイナルのときみたいに、本編でやったStart From Hereを最後の曲の後に間髪入れずにもう1回やって終わるのなら、もしかしたら納得いってたのかもしれません。

わたしの中ではそれがF.I.Bのライブに望むものでした。
だから「やらない」といったダブルアンコールを、全身全霊で求めるしかないと思ったのです。



ワンモーーーーーーー!
ワンモーーーーーーー!



会場のあちこちから同じような声があがりました。
わたしこんなにも悲痛なアンコールは今までに聞いたことがありません。
MUSEのステージのカーテンが閉められ、カーテンの向こうでは機材を片付け始めたらしいスタッフさんの姿がちらちら見え隠れしました。


5分たち、10分たち…。
メンバーが戻って来る気配はいっこうにない。
しかしわたしたちは呼び続けるのをやめませんでした。
普通ならこれだけの時間がたったらひとり、ふたりと声を出す人も減っていって、やがてみんながあきらめ1日が終わるのだと思います。
だけど、わたしたちはどうしてもここで根負けするわけにはいかなかったんです。



もしわたしたちが待つのをあきらめたらF.I.Bはもう戻って来ない。



絶対に負けるもんかと思いました。
どんなに時間がかかっても絶対に戻ってきてもらう!と思いました。



ワンモーーーーーーー!
ワンモーーーーーーー!


アンコールの声はすごい大きさで…メンバーがはけた瞬間と全く同じ大きさで、ずっとずっと続きました。
あまりにも必死だったので時間の感覚はわかりませんが、もしかしたら30分くらい呼び続けていたのではないでしょうか。


後で伺った話ですが、このとき本当にダブルアンコールは「やらない」と決まっていたそうなんです。
だけどわたしたちがあまりにもしつこかったんでしょうね、何度もスタッフさんやステージ袖の京都バンドの皆様が様子を見に出てきて下さいました。

「やらない」とかたくなに言っていたメンバーさんたちにわたしらの声は届いたのか、いやいやだったのか、いったいどういう気持ちで再びステージに戻ってきて下さったのかはわかりませんが、ステージのカーテンの向こうでギターの音出しが聞こえたときは本当にもうぶっ倒れるかと思うくらい嬉しかったです。
突如幕が開いて


「So We Can Claim!!」


長い長いアンコールの間にほんの少しだけ人が減って動きやすくなったフロアでぶつかり合う人々!
これは危ない…と思ったけどこれこそが今のわたしがF.I.Bに求めていたものでした。
人が舞って人が降って、蹴られたり落ちたり引き上げたり、このショートチューンが演奏されている時間を1秒でも無駄にすまいと次々と飛ぶ人をかきわけ自分もよじ登って叫びました。最高だ!



EN.
Trip
To Hope
Interrogative Everyday

W.EN.
So We Can Claim



次がある、と思いました。
決まっていないだけで絶対に未来はある。
放心状態の人たち、号泣している人たち。
望み通りボロボロのゴミくずのようになったわたし。


その場に崩れ落ちようとしたそのとき、中途さんが言いました。
「いっこだけお願い聞いてくれる?全体写真が撮りたい!」



ええええええええええええええ




なにこの拍子抜け!笑
写真の準備でにこやかになって、余韻に浸る雰囲気じゃなくなってしまったぞ?笑
お客さんはみんな前の方につめて、メンバーさんがお客さんを背にしてドラム側を向きました。
ゲストの京都バンドの仲間たちもまわりに座りました。
脚立を持ってきたジョン君がカメラを構えます。




はい、チーズ!




数枚撮って、最後はなぜかみんなジョン君に自撮りしろー!って叫んでジョン君が自分にカメラ向けて1枚撮ってました。笑



「みんなありがとうな、また会おうぜ!!」
中途さんが満面の笑顔で言いました。



メンバーさんたちが客席にハイタッチしにきたので、なんかよくわからないけどひとりずつステージダイブしてもらいました!笑
みんなをひととおり転がしてステージに戻し、最後はステージ上で京都バンドの皆様に中途さんが胴上げされて、2015年Fill In The Blanksツアー、終〜了〜!!



フロアとステージ袖からの大きな、そして温かい拍手に包まれてF.I.Bはステージを後に。わたしはようやく膝から崩れ落ちました。



本日の転換BGM、MEANINGが流れ始めました。
うずくまっていたわたしの耳に、まだフロアに残っていたかなりの人数のお客さんが「ウォーオー!」とシンガロングしているのが聞こえました。

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2015-03-04 : ライブレポ : コメント : 0 :
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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