夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

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8月26日

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結局オールナイト。

オルカたちのコールと美しい朝焼け。
そして熱いコーヒー。
極上のしあわせです。


ジョンストン海峡にはA30s、すべてのA5s、I15sとI35s。
本日もオルカたちと共に過ごす1日!!


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すなわちA30sと共に過ごす1日…
なぜ明るい時間にラボ前を通過するのはA30sばかりなのか。




ポールがダイビングしてCP前に水中カメラを設置しなおしてくれました。
ほんとはけっこう前に設置してたんだけど、何者か(トドかなぁ)がケーブルを引きちぎって完全に壊してしまったのです。水面にぷかぷか浮いてるカメラをメーガン(リピーターのほう)が発見し、オルカラボに報告。

ポールは大変落ち込んでましたが、めげずに今回2台目を設置しました。
今度は壊されないといいんだけど!!



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そんなわけで水中映像が戻ってきました☆
ただいまラボにてテスト稼動中です。
はやく配信したいな~


無事にダイビングから帰ってきた博士。
しかし休む暇もなくお出かけです。


なんと本日から1週間、ポールとヘレナは知人の結婚式出席のためオルカラボを留守にするのです!!
アシスタントのメーガン(新)もボランティアを終えるため一緒に島を出るので、ラボに残るのはわたし、Pちゃん、チェルシーの3人になってしまいました。
果たしてこのピークシーズンに3人体制で乗り切れるのでしょうか。
ドキドキ。


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なぜかちっさい方のボートの上からポールとヘレナに「いってらっしゃい」の言葉をかけるPちゃん
メーガン(新)もお疲れ様でした!!


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暗くなってからA30sは北から戻ってきて、オルカラボの前を通過してジョンストン海峡に入りました。

ちょうど海岸のお風呂を焚いていたので、わたしはお湯につかりながらオルカたちのブローの位置を確認し、数分おきにトランシーバーでラボにいるPちゃんに伝えました(チェルシーはタウンランをひとりでこなしてくれて、疲れ果てて寝ておりました…)。


お風呂に入っていても働かなきゃならないなんて。
今年の人の足りなさがよくわかりますね!


少し前までは毎年ちょっとクレイジーなアシスタントがいて人間関係が大変だったため、2~3年くらい前からオルカラボではボランティア採用条件を厳しくし、スカイプ面接と3人以上の推薦書がないと審査に通らなくなったようなのです。

たとえ少人数でも、まともなメンバーであれば仕事はとてもスムーズです。笑



体力、コミュニケーション力、協調性があって、不規則な睡眠時間や急な予定変更(につぐ予定変更)にも柔軟に対応できる新規日本人アシスタントを募集しております。笑
来年来たい人は連絡ください。
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2015-08-30 : オルカ : コメント : 2 :
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8月25日

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メーガン(リピーター)がCPを留守番するわたしとPちゃんのために、シェルター内に残してくれた書き置き。
すんごくすんごくうれしかった!
うれしかったんだけど、ほんのちょっとだけおしいんだ…!笑




午前2時。
CPのシェルターですやすや眠っていたわたしとPちゃんは、CPの水中マイクからのコールでそれぞれ目を醒ましました。
「ああ…。」


こっちよ〜〜〜〜〜ん、って。



なぜあんなにもたくさんのオルカたちが東へ行ったのに、このタイミングでI15sだけがが単独で戻ってくるの…。

寒い中、わざと網戸にしている窓の向こうからはブホブホ、ブホーッと彼らのブロー(呼吸音)が聞こえてきます。わたしは半分起き上がって、奥の壁際でごそごそ動き出したPちゃんの方に向かってこう言いました。


「起きなくていいよ、CPまできて無駄に体力を使う必要なんてないもの。今のわたしらに必要なのは少しでも休息することだし!!」


と言い放ったはいいけどやっぱり彼らの動向が気になったわたくしは、後でこっそりトイレにたつふりをしてブローの行方を確かめに行ったのでした。
I15sは西へと進み、ぎりぎりで方向を変えてブラックニー・パスの方へ…


「ヘレナ、絶対寝られてないよなあ」
わたしは悲しくなりました。はやくラボに帰りたい…。



午前6時、目覚ましで起床。
すでにジョンストン海峡は明るくなってきていました。
しかし、猛烈な風と寒さ!!


わたしたちは持ってきている装備を全て着用しました。
ヒートテックにふわふわ裏地付きのパーカー、その上から分厚いジャケットを着込み、ニット帽かぶってマフラーを巻き、手袋をしてジーンズの上から防寒パンツまではいたのに、それでも風が強すぎて震えが止まらないくらい寒かったので腰にホッカイロを貼りました。
夏はどこへいった?



午前6時半、まずI35sと思われる群れがCP沖、対岸よりを通過して西へ。
他には誰も見えなかったのでその間に朝ごはん!


白ごはんにたまご、醤油、チキンコンソメ少々とPちゃんが日本から持参した自家製の梅干しを入れたPちゃん特製「おじや」。
このあったかい日本の味が冷えた身体にしみわたります…。



朝ごはんを終え、ひと息つこうとしたらまた真正面にオルカ。

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えーと、A30sですね。
いつもわかりやすくてありがとう


その後バンクーバー島沿いに西へと進んでいたA5s(A23s/A25s、A42s)もブラックニー・パスの入り口まで出てきて視界はオルカだらけ、どこにスコープをあわせてよいのかわからなくなりました。


個体識別用写真を撮ろうと試みるもけっこうな距離あるし、波が高くて探すのが難しいし、凍えるような風に吹かれて顔が痛いし、しまいには雨まで降ってきました!!

写真撮りたいけどカメラ濡れる…。
確認できる範囲にオルカがいるので、シェルター内に避難してくつろぐこともできず。
こんなことになるとは思わず、レインジャケットなんて持ってきてない。
あまりの悲惨さに笑い出してしまうわたしとPちゃん。


しばらくすると、ボートベイパーティ組がゾディアックボートで送られてCPに帰ってきました。
雨のためわたしたちがあきらめていたビデオカメラをさっそうと取り出し、雨よけにカメラにTシャツをかぶせて撮影しだすメーガン(リピーター)。
かっこいい。


東からの最後尾、A34sとA46がクレイクロフト島沿いにCPに近づいてきているという無線が入っていたので、みんなでドキドキしながらベストの位置にあがってくるのを待っていたのですが…


ざっぱーん
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東(左方向)から近づいてきて
この角度で深く潜ったあと、2度と視界にはあがってきませんでした。
そのままロング・ダイブしてブラックニー・パスに入っていったようで。



またしてもA55の元気な姿はまともに確認できず…!!



雨は強くなる一方だし、風も止まらない。
ほんとうに寒かったです。
でもオルカたちは元気。


ぴょいーっと。
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そしてようやくポールがわたしたちを迎えに来てくれました!!
ボートはブラックニー・パスへ向かうオルカたちと平行に走って(もちろん、肉眼では背びれが確認できないくらい距離とってます!)追い越し、あっという間にハンソン島へ。
オルカたち通過中だったので、上陸するやいなや急いでラボに走りました。

A34sとA46はもう北に消えてしまったあとだったけれど、A30sとA42sが通過していて、ラボのデッキからゆっくり個体識別をすることができました。


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ブラックニー・パスをつっきるA42sの66くん



あれっ、なんか首筋に汗が…。
なんか変だと感じ、マフラーを外すわたくし。



「…えっと、暑くない?」わたしはPちゃんに聞きました。
「…暑いですよね」Pちゃん苦笑い。



「ビール飲もうか!!」




CPで飲むはずだったけど、寒すぎてとても飲む気にならなかったビールを荷物から出し、オルカ通過中のラボのデッキで飲みました!!
(仕事中のお酒は、禁じられていませんw)


いつのまにか雨は止んでいて、風も止んで波も穏やかに。
太陽まで出てきました…
CPでの悲惨な天候なんてまるでうそみたい。
やっぱりわたしらはラボに居なきゃならない人間なんでしょうか…。


ヘレナからヘッドフォンを奪い「寝てください!」とラボから追い出し(笑)
ボートベイ組は朝まで飲んでたらしくふらふらで昼寝をしにいったので
わたしとPちゃん交代で午後のシフトをこなしました。



ヘレナお疲れのため本日はメインハウスでのディナーはなし!
ゲストが残していったホットドッグが大量にあったので、キャンプキッチンで焼いて
ちょうど起きて通りかかったヘレナに

「わたしら夕食にホットドッグ食べるんだけどおひとついかが?」と言ったら
「喜んで頂くわ!」と言ってもらえたので、ポールとヘレナのぶんも焼きました。

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キャンプキッチンには何もないから焼きソーセージだけ乗っけて持って行ったんだけど、メインハウスでちゃんと野菜乗せて食べておいしかったらしく

「ねえ、まだあったりする?」

と、ポールがキャンプキッチンまでおかわりを取りにきました。笑



暗くなってからA30sがオルカラボの前を通過してジョンストン海峡に戻りました。
そしてI15sも北から戻ってきてオルカラボの方へ近づいてきていました。


もうこの時点でオールナイト覚悟です。
だけどやっとおうちに帰ってこられたのだから、いくらでも頑張りますよ!!
2015-08-29 : 未分類 : コメント : 0 :
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8月24日

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大人のカモメたちが海岸の岩の間からカニをとったり、海藻にくっついているヒトデなどをとって食べているのを見ていた若いカモメちゃん。

自分もいっしょうけいめい水面を泳いで、なにやら魅力的なものを見つけました!
他の若い奴らが追いかけてきて奪われそうになるけど絶対に負けないよ☆

でも若いカモメちゃん、それはたぶん食べ物じゃなくて流木





本日はボートベイパーティーです!!





生体保護区監視のボートベイキャンプがいったん終了となるため、周囲のオルカ関係者を招いて彼らのキャンプグラウンドで盛大な打ち上げをするのです☆
オルカラボのアシスタントも全員が招かれるのですが

水中マイクの音も聞こえないうえにアウェイ感半端ないこのパーティでじょうずに楽しめないわたくしとPちゃんは、自己申告で毎年恒例、CPのお留守番です!!



そんなわけでCPに向けていざ出発
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到着。

CPにいるメーガン(リピーターのほう)とシャーリーに今年の設備の使い方をかんたんに教えてもらって引き継ぎ完了。
ポールはわたしたちをCPに送ったその足でPちゃんを連れて、CRPTの新しい設備の不具合の確認へ。


ボートベイパーティ組を乗せて行ってくれるボートを待っている間に「アラートベイ・トランペッター」のジェリーがCP前を通りかかりました。

ジェリーは毎日小さなスピードボートで豪華クルーズ船を追い越し、クルーズ船に向かってトランペットを吹いてあげることを生きがいとしているダンディなおじさんで、わたしたちの昔からの知り合いです。

わたしがボートベイに行かず、Pちゃんと一緒にCPに残ることを伝えると
「これを食べな!海水を汲んできて茹でるだけでうまい」
といってカニ(ダンジェネスクラブ)をさばいてくれました。


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クーラーポックスからカニを出して、胴体をめくって両側の足をポキポキと殻から外して海水ですすいでから渡してくれたんだけど、みその部分はカナダ人は食べないのでしょうか、たぶん海にポイッと捨てていました…。

わたしとイギリス人のメーガン(リピーターのほう)は目が点。
「あの捨ててたところ、イギリスではいちばん美味しい部分なのに…」
「えっと…日本でもそう…」


※カナダ人は立派な鮭を釣り上げても、カマもいくらも容赦なく海に捨てています。
海に還してほかの生き物の栄養になるのはわかるんだけど

ほかの生き物に渡す前にわたしも食べたい






んで迎えのボートがきてメーガン(リピーターのほう)、メーガン(新)、シャーリー、チェルシーの4人を連れて行ってしまって



CPにはわたしひとりになりました。




確かオルカたちが向かってきているはず…
CP以外の水中マイクの音が聴けないので自分のパソコンでオルカライブをON。
音声をつなぐとA34sの大きなコールが、そしてラボカメラを開くとジョンストン海峡に向かってきているオルカたちの姿が!


あたりは徐々に薄暗くなって、西の空は少しオレンジ色になりかけていました。
なかなか来なくなってしまった最愛の群れ、A34sのコールを聞きながらわたしはしんみりしていました。
この広い空と広い海に、あたかもわたしとA34sしか存在しないみたいな感覚に…



ひたろうと思ったら大間違い。





ブラックニー・パスからA46が先頭をきって飛び出てきました。

「飛び出て」きました…。



A36sの3兄弟の最後の1頭A46は、現在A34sと一緒に泳いでいます。
3兄弟が愛した「ばあちゃん」A12さんの娘家族であるA34sと一緒にいます。


一瞬そんないろいろな感傷に浸りかけようとしたわたしの目に入ったのは、次々とブラックニー・パスから「飛び出て」くるオルカたち!!





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ざっぱ〜〜〜ん





え?え?なんでみんなそんなに飛んでるの?
水しぶきで背びれもサドルパッチも確認できないんですが?


オルカたちはひとかたまりにならず、前後左右に散らばってそれぞれ超高速で東へ突っ切っていきました。
えっと…ほとんど誰にもスコープを合わせられない…。

オルカたちは完全にCPを通り過ぎると、少し落ち着いて対岸沿いへ。
こちらに背を向けて。
個体識別には最悪の角度です。



わたしは半泣きになりながら個体識別のための写真を撮りました。
信じられないことに、いちばん姿が見たかったA55と思われるオスは、CPからいちばん遠いところを泳いでいてその存在を確認するのがやっと、写真すら撮れず…。



そしてばっちりの角度でいちばんCPに近いところを通過したのは


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A30sのA38「ブラックニー」さんでした。
よりによっていちばん見てるオルカ…。


CPの水中マイクからはA30s、A34s、I35sとA4sのコール(たぶんA52s)が聞こえていました。
個体識別完了(ほとんど目を使っていない…)。


でも去り際に誰か(不明)がスパイホップして去っていきました。
ありがと
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暗くなる直前にCRPTから帰ってきたポールとPちゃん。
暗かったのと、たぶん進路からは遠かった(クレイクロフト島沿いに帰ってきた)ので、すれ違ったはずの大きな群れにまったく気がつかなかったそうです…。
なんてこった…。



オルカたちも東へ行ってしまったし、とりあえずお腹がすいてしまってしょうがなかったので料理開始。
とはいっても貰ったカニを海水で茹でるだけですが。

ひとり半身ずつ食べて、あとはヘレナにもらってきた昨日のディナーの残りがあるのでそれでお腹いっぱいになるだろうと思ってたら


カニだけでお腹いっぱいになりました。
思ったより身がつまってた!
Pちゃんの5倍の速度でカニを食べ終える福井県民のわたくし。



「次にカニをもらった時には酢飯をつくってちらし寿司にしようね!」



なんて言いながら夜はふけていきました。





オルカライブの音声中継からは絶え間なく聞こえるオルカたちのコール。
今夜オルカラボにはポールとヘレナのふたりだけです。
たぶんヘレナがオールナイトで録音するんだろうなあ…と思ったら、ラボを留守にしているのがすごく申し訳ない気持ちになりました。


たぶんボートベイパーティ組は二日酔いで帰ってくる。
せめてわたしたちはラボに帰った時にバリバリ働けるように、早めに寝袋に入りました。


2015-08-28 : オルカ : コメント : 0 :
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8月23日

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南へ向かう雁の群れ。
この光景が見られるということは、夏がもうすぐ終わることを意味します。


なので
これを見るたびにヘレナはこう叫んでいます…



「行かないで〜!!」



ヘレナのマフィン!!
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(このためだけにハンソン島に来ても惜しくない)


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上の構図の写真をしゃがんで撮影中のPちゃんを撮影するわたくし



いつもヘレナが作ってくれるようなマフィンを作れるようになりたいけれど、まず自宅に薪ストープを導入できるか否かの時点でいつも断念しています。



今日はひとつ心配なニュースが。

6 years old Fern (A95) of the A23s (Corky's family) was likely hit by a boat.

Posted by Northern Resident Orca Population on 2015年8月25日


6歳になる子オルカA95がボートのプロペラにはねられて怪我をしたそうです。
痛々しい傷跡が見てとれます…。


実は


このA95「Fern」ちゃん、数年前に同じくボートのプロペラにはねられ大怪我を負ったA60「Fife」くんと同じ家族、A23sなのです。

A23sは「コーキー」の家族としても有名です。
(コーキーは1969年に捕獲されて、今もなおサンディエゴ・シーワールドで生きています)

A23sはかなり昔にもボートにはねられA21という若い個体を亡くしています。
A60にしても、A95にしても
なんでいつもA23sばかり…?


100メートル以内に接近してはいけないというガイドラインがあるのに、オルカの群れに突っ込むボートは最低です(カヤックも同じです)が、同時にわたしとPちゃんはこうも思いました。



「A95、たぶんオスだ…」




※8/26現在、傷は治り始めているそうです
もうプロペラの波になんて乗らないでね!!
2015-08-27 : オルカ : コメント : 2 :
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8月22日


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今年もこいつらの季節がやってきました!


咲の子供達がラボ周辺をうろついています。
咲がやってたようにマップルームの窓を覗きに来ます。
かわゆいです。笑



深夜、ジョンストン海峡にいたオルカたちはオルカラボの前を通過して北へ。

誰に会いにいったのかな?
北から聞こえてきたのは…I15sのコール。



なんとI15sは無事にBs、Gsという大きな群れのお見送りを果たして、ジョンストン海峡に戻ってきたのです!!
「泳がない」
「浮いてるだけ」
「流される」
「コールが変」
少し前までそんなことを言われていたとは思えないほど、今回はジョンストン海峡のホスト役(元来はA1ポッドの役目)を見事こなしたI15s。
まあA1ではないにしても彼らず〜っとジョンストン海峡にいるから、今やどう考えても「お客さんを招く側」ですしね!



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今日のA30s。
とってもエナジェティック。

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ポールの40年ぶりの友達が帰って、入れ違いにまた別の友達家族がきました。
昔、桃ちゃん(杉浦のほう)がボブ・サップと戦う?という話をブログで書いたことがあるのですが、その時のテレビ撮影クルーのひとりマイケルが家族連れできました。
4歳の娘ちゃんがオルカに興奮していてすごくかわいい。


んでわたしたちがインターネットの復旧作業にばたばたしている間にオルカたちは1日じゅう海峡をううろして、わたし以外のスタッフが全員パーソン島の崖に駆り出されて…


そんなときにA30s、A52s、I15sがラボ前を通りました。


ヘレナがカメラ操作、わたしが個体識別。
夕方の彼らはとっても美しかったです。

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オルカたちはジョンストン海峡に入るとラビングビーチを通過して東へ…
2015-08-26 : オルカ : コメント : 2 :
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8月21日

コールでがばっと起きる午前5時半。
この時間だと気持ちもかなり楽ですね!!
おはようございます☆


朝、ポールがラボで虫眼鏡を探していて、見つからなくて
「うーん、うーん」
と悩んでいたので、以下の方法を教えてあげました。


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例えばこんな字のちっさいハンディタイプの本(初版1957年)も…



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まず、こうやってiPhoneのカメラで映し出して
(画面に映してるだけでシャッターを切る必要はありません)




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ピンチで拡大っ!!


虫眼鏡を使わず、携帯の画面で新聞を読むおじいちゃんの図なんてなかなかシュールだと思うんですけど。




前日の夜にBsとG27s、G49s、G62とG70そしてI15sは北西へと抜けて行ってしまいました。
ジョンストン海峡に残ったのはA5sとA30s。


A1ポッドというのはもともと海峡の案内役をしていて、友達の群れを連れてきてジョンストン海峡で遊び、友達が帰るときには見送り…ていう光景をわたしたちはよく見ていたんですけれど


最近のA30sは何もせずに海峡にいっぱなしです。
BsやGsなんていうお客さんが帰るときも、見送り役がまさかのI15sだなんて…。

そういやここ数年のI15sは泳いでいる気がします。
お母さんのI15さんが亡くなってから若い世代が多くなってちょこっと活動的になっている気がします。
昔は潮に流されることでしか動けなかったのに!


Red Crossbillさん。
嘴の先が交差しております。
日本語ではなんていうのかな、イスカ?
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北西に消えていったBs、Gs、I15sはその後ポートハーディ空港沖をさらに西へと進んでいるのが確認されました。
A30sはオルカラボの前を通過して北へ。


カメラでザトウクジラの個体識別を試みるメーガン(新)とPちゃん。
ザトウクジラは尾びれの写真をとらないと個体識別がむずかしかったりします。
わたしもいつかこのようなカメラを入手して役に立ちたいです

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尾びれの形、傷、裏の模様などを確認して個体識別します。
この写真はRippleさん。


A30sはウェイントン・パスを通過してジョンストン海峡入り。
CPの水中マイクからは大きなザトウクジラのコールが聞こえました。


ザトウクジラは大きなコールを出したままブラックニー・パスに入ってきました。
そしてぷっつりとコールをやめました。


ジョンストン海峡にはオルカたちのコールだけが響いていました。

2015-08-25 : オルカ : コメント : 0 :
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8月20日

午前0時。
ジョンストン海峡にいたBs、G27s、I15sは東へと進んでいました。
コールは3時前に途絶えてわたしたちはいったん眠り…。


午前7時半にコールズオンFI。
北にいたA30s、A4s(の一部)とA42sは午前9時頃にいったんオルカラボの前に現れました。


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その中にA4ポッドのA35s(現在スプリンガーが一緒にいる群れ)に所属するA52さんの姿!
ようやくA4コールの主がわかったとみんな喜んだのですがそれもつかの間。
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わたしたちは次第に焦りだしました。
どうしてもスプリンガーが見つからない。
スプリンガーどころか群れのリーダーであるA35さんの姿も見当たらないのです。
どちらもひとめでわかるようなオルカです。


どういうこと?



オルカたちは方向を変えて北へと戻って行きました。









一部の皆さんのリクエストにお答えして
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ミソサザイさん。
ああ、かわゆい。
もっといい写真が撮れたらまた載せます。
だいたい暗がりにいるんですよね〜




午前9時。
オルカラボのインターネットがダウン。
ポール、わたし、Pちゃんはラボ内のいろんなケーブルを確認しましたがしっかりプラグインされていました。
CPに確認をとったところ、CPではネットが使えるようでした。


「どうやら原因はパーソン島にありそうだ、あとで確認しに行ってくる」
とポール。
あんまりあんな危険な崖に登って欲しくないんだけど…。



お昼ころ、ポールはジューン・コーブ号でテレグラフコーブへ。
ポールの昔の友人が遊びに来ることになっていたのでお迎えに行ったのです。
なんと、会うのは40年ぶりだとか!!


そのお客さんたちが来る前に、わたしたち女子組はヘレナと一緒に急いでゲストハウスのお掃除。
やっぱりここは夢のペンションですね。
わたしたちはアシスタントという立場上、泊まれることはありませんが…

ベッドルーム
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リビング
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※1F、2Fともにブラックニー・パスが一望でき、海を横切るオルカやザトウクジラを眺めながらティータイム。な〜んてことができます。いいな〜

※ポール&ヘレナの負担が大きすぎるため現在一般客は受け入れていませんが、夏のシーズン中は時折オルカラボの個人スポンサーたちが訪れます。
オルカラボに大口の寄付を続けていれば泊まりにくるのも夢じゃないでしょう。
(なんだ金かよ)



夕方になり満潮になったので、わたしたちはお風呂をたくことにしました。
海水をくみあげて海岸のバスタブにはります。
このへんの海水は日本のと違ってあまりベトベトにはなりません。
髪を洗ってもけっこうさらさらになります。


海水をくみ上げるPちゃん
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焚きます
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焚いたのはいいけどなんか忙しくて入れないままディナー準備の時間。
午後6時ころ、A30sと一部のA4sのコールがFIの水中マイクから聞こえてきました。
とうとうヘレナがジェレッドを呼びました。



ジェレッド・タワーズ氏は研究者でありフォトグラファーでもあります。
現在のID(個体識別)カタログ製作に関わっている、ノーザンレジデントオルカ界の重要人物のひとりです。
もともとはホエールウオッチング、シースモーク社の息子さんでトゥアンというセイルボートを運転していらっしゃいました。(現在トゥアンは元ブルー・フィヨルド船長のマイクが運転しています)


ジェレッドは写真に携わっていたこともあり小さなころからオルカの個体識別が得意で、IDカタログ製作者ということもありボートでもオルカへの接近が認められています(普通のボートは100m以内に近づくことは禁止です)。

一昔前のグレアム・エリス氏がそうであったように、ジェレッドも近づけさえすればひとめでそのオルカが誰であるか、誰と一緒にいるのかわかるのです!!




広いブラックフィッシュ・サウンドをボートで移動してオルカを探すジェレッドのために、わたしとヘレナは耳を澄ませて水中マイクからの音を聞き、オルカたちの現在位置をピンポイントで推測して彼に無線で連絡しました。
しばらくしてA30sとA4sの群れに追いついたジェレッドからの情報が…




「そこにいた全員をしっかり見ることができたよ、誰も見逃してないと思う。A30sと一緒にいたのはA52とその2頭の子供だけで、他のA35sは一頭もいなかった」





えええええ〜?




ここ数日いくら探してもA4sを見つけられなかったのは、遠かっただけではなく
たった3頭しかいなかったためだったのです。

メインのA35s、そしてスプリンガーはいったいどこに行ったの?
シーズンの最初にはA35sだけではなく、その妹A56sとスプリンガーを含んだ「A11s」として確認されており、元気でいることは間違いないと思うのですが…


ヘレナがひとつ興味深い話をしてくれました。

「今シーズンが始まる前にスプリンガーはA24sやA46(A36s3兄弟の末っ子でたった1頭の生き残り)とよく一緒に確認されていたのよ。今ももしかしたら一緒にいるかもしれないわね」



A52sはいったいどういう経緯で群れを離れ、A30sと一緒にいることにしたんだろう。

これだけ全力で調査を続けていても、オルカたちの世界で日々起こっているドラマを全て知り得ることはできないのが歯がゆいです。それと同時にものすごく興味をそそられます。
この動物は本当に面白い…。



もう日が傾いているというのに、ポールはインターネットの不具合の確認をするため、40年ぶりに再会した友人マイケルを伴ってパーソン島の危険な崖に行ってしまいました。
どうせ今日は直せないんだからそんな危険なことは明日にすればいいのに。
男たちの考えることはわたしたちには理解できません。


ふたりが乗ったボート「カー」を送り出したPちゃんがこう言いました。
「ポールの友達もどうやらポールと同じ性格です。やっぱり友達ですね…。」





わたしたちは不安にかられながら何度もスコープでパーソン島の崖を確認し、ふたりは不具合の原因だけ究明してなんとか無事に戻ってきました。やれやれ。


ラボに缶詰のわたしに、ディナーとワインが運ばれてきました。
仕事中のワインはたまらんねぇ〜
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ディナー後にA30sとA52sは再びオルカラボの前を通過して北へ。
ジョンストン海峡にいたA5s、I15s、G27s/G49s/G62とG70、そしてBsは西へ…ウェイントン・パスの方へ。


夜がふけてからゆっくり海岸のお風呂につかりました。
風は冷たかったけど、まだバスタブ下の火が消えていなかったのでお湯は熱くて最高の露天風呂です。


つかったまま空を見上げると、流れ星がいくつも空を横切っていました。

2015-08-24 : オルカ : コメント : 2 :
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8月19日

おりゃー
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どりゃー
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これでもか!ってくらいにザトウクジラがアクティブです。


本当にここはブラックニー・パスなの?
今まではなんだったの?
ってくらいにアクティブです。



A30s、A4sの一部、すべてのA5s、I15s、G27s、G49s、G62とG70は午前中、ジョンストン海峡を優雅に行ったり来たり。
お昼にA30s、A4sの一部、すべてのA5sはオルカラボの前を通過して北へ。


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遠い…。


A4sの一部と書いているのは、噂ばかりが行ったり来たりして正確な目撃情報がなかったからです。
鳴き声からA4sとは判明しているのですが、何しろここ数年A4sもジョンストン海峡を遠ざかっていたものですからわたしたちの耳が追いつけていない。


コールは年ごとに変わるんです。
特に群れのリーダーである母親が亡くなった場合は、次の世代のリーダーとなる娘が子供たちにコールを教えていくわけで。


例えばA34s(旧A12s)はコールが変わり始めてからもずっとジョンストン海峡を訪れていたので(ここ数年はそうでもありませんが…汗)私たちには豊富なデータがあって移り変わりにも対応していけたんだけど、めったに訪れない群れの場合は大変です。

過去のレギュラーメンバーだったC5sの録音がオルカラボにはものすごくたくさんあります。
でもお母さんのC5が亡くなってC10sになってから、ジョンストン海峡を訪れる回数がちょっとずつ減っていきました。
ここ数年はC10sが来ても、他の群れに混じってコールが聞こえるたびに


「…たぶんCsだけど、C6sにもC10sにも似てなくてなんとも言い切れない…」


とわたしとヘレナは大変悩まされていたのですが、8月前半にがっつり居てくれたおかげでようやくわたしたちの耳と脳みそに「最新バージョンのC10sコール」がインプットされ、聞き分けに対応できるようになりました。笑



そんなこともあって



数年前にふたつのA4ポッド…A11sもA24sも母親を亡くしたんです。
それからA4sはジョンストン海峡を訪れる回数が激減し、コールを耳にすることもなくなってしまいました。



そして久しぶりに聞こえてきたA4コール。
A4コールなのはわかるけどA11sかA24sかわからない。
「決め手」にしてきたコールが全く聞こえてこない。


きちんと耳を澄ませていないと、そして継続して調査していかないと、コールの聞き分けはますます困難になっていきます。



それがどうした?
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午後になり風は少し弱まって、ポールとヘレナは無事にアラートベイから帰ってきました!


午後4時、A23s/A25sが再びオルカラボの前を通過してジョンストン海峡へ。
今期のオルカたちのジョンストン通過率は素晴らしいです。
だいたい1日2〜3回は通過しています。
残念なのはこちらの視界が明るいときは日本は真夜中であることくらいです。

(アラート通知のできるオルカライブiPhoneアプリでも作りたいですね、どなたか知識のある方いらっしゃいませんか?)



通過するオルカたちを見つめるマイク(ex- Blue Fjord / Tuan)。
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カートの岩に「ひげのおじさん」がいることに、ちょっとセンチメンタルになるわたくしたち。
カートは天国で元気にしてますかね。
魂はそのへんで大工作業続けてそうな気もするけど。笑



18時頃、マルコム島のケイトさんからうれしいニュースが飛び込んできました。
「Bsがそっちのほうに向かっていったわよ」


その言葉通り、22時前にCRPTの水中マイクからBsのコールが聞こえ始めました!!
あまりにも耳慣れないコールに戸惑う新人アシスタントたち、久しぶりのBコールに嬉しくてそわそわのわたしとヘレナ。笑


Bsのコールを聞きつけたのか、I15sとG27s、G49s、G62とG70も東から戻ってきました。
響き渡るいろいろなポッドのコール。
近年あまりこんなことがなくて寂しかったけれど、やっぱりこう思います。



これぞジョンストン海峡ですね!!

2015-08-23 : オルカ : コメント : 0 :
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8月18日

真夜中。
オルカのコールも聞こえないのに眠い目をこすりながらラボで毛布にくるまっているわたくし。
日付が変わったころから北のFIの水中マイクでザトウクジラが



「フォーーーーーーーーーーン…」



と何やら悲しげな鳴き声をあげていたのです。
「歌」とまではいかないし、ちょっと遠かったこともあって無視して寝てもよかったんだけど、あまりにも長い時間フォーンフォーン言うのでちょっと気になって録音していたのでした。

計5時間!!




おいおい、シーズン真っ盛りの9月の「歌」でも5時間はうたわないでしょザトウクジラさん…と思っていたら、それがようやく途切れた午前5時半ころにオルカさんのコールが聞こえ始めました。
I15sが北から戻ってきたようです!


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I15sはオルカラボの前を通過してジョンストン海峡へ。
東へ進んで午前9時過ぎにエリアの外へ。
その後はしばらくオルカたちのコールは聞こえませんでした。




数日間遊びに来ていたヘレナの親戚のケイティたちが帰るのでお昼前にお見送り。
ヘレナもアラートベイまで同行するため、わたしたちは本日お留守番です。


「夕方には帰るから、心配しなくていいのよ」
とヘレナは言いましたがオルカラボ歴の長いわたしとPちゃんはこう思っていました。


「絶対泊まりになる…」と。






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丸い。



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水面から何かをキャッチ。



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口あいてますよ




※監視の目がなくなったからといって、決して鳥ばかり見ていたわけではありません。







オルカたちがいないうちにたまりまくっているヘレナからの「宿題」を済ませてしまおうと思ってたんだけど、午後4時ころあっさりI15sが水中マイクのエリアに戻ってきてしまいました。
西へと進んできて午後8時半、オルカラボの前を通過して北へ。


ラボカメラで一生懸命中継したけど、カメラで追うには暗すぎたうえに、波も荒かったので、ライブ画面ではほとんど見えなくなっていました。


15081804.jpg


ラボとの連絡用にヘレナが置いていった携帯に、ポールからメッセージが入りました。

「ごめんね〜!今日はやっぱりハンソン島に帰れなさそう。ゲストが残していった食べ物を好きなだけ食べて、よい夜を過ごして下さい☆」








ポールとヘレナがいない夜は不安です。
いちおう、ここしばらくはマイク(元Blue Fjordキャプテン)が「カートの家」に泊まり込んで、いろんなラボ周辺の大工作業をしてくれています。
なので女子だけというわけではなくセキュリティ的には大丈夫なのですが、精神的に落ちつきません。


風が強く空気が生ぬるい乾燥した夜でした。
いつもは凍えるような寒さなのに寒くなかったので、わたしとPちゃんは「なんか嫌だねえ」と言いながらデッキを歩いてバスハウスへ歯磨きに向かいました。




わたしたちの頭上ではたくさんの星が瞬いていました。
2015-08-21 : オルカ : コメント : 2 :
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8月17日

ちょうど日付が変わったころ。
オルカたち(I15s、G27s、A5s)が水中マイクのエリアに戻ってきました。


ロブソンバイトをゆっくり通過したのですがそれがもうナイスコール!
普段しっかり聞けないG27sのコールを堪能することができました。

G27s、来てもすぐに帰っちゃうんだろうなあと思ってたんだけどまだ居てくれるのね、なかなか来ない群れの鳴き声データを集めたい身としては非常にありがたい☆




それでI15s、G27s、A5sというご一行は一日中ジョンストン海峡コアエリアを行ったり来たりして…



13時頃にウオッチングボートのナイアッド・エクスプローラから情報が入ってきました。
A30sがA11sと一緒に北からこちらの方へ向かってきていると!!



15081702.jpg
ねずみを食べるワタリガラスさん。



自然観察してる場合じゃなかった、急いでラボに戻り北からオルカたちがやってくるのを待ちます。
15時ころ、FIの水中マイクから近いコールとエコロケーションが聞こえて





「その角を曲がったところまで来ている!」





と判断したわたしたちは、一刻も早く準備をしようと早まって…

オルカライブと
ツイッターと
Facebookのオルカライブページと
オルカラボ100のページに





「オルカがカメラの方へと向かっている」





とがっつり書き込んでしまったんですけど、A30sたちはそれから2時間やってきませんでした。


うそついたみたいやん(´Д`;)
でもオルカたちは2時間後にちゃんときました。
向こう岸沿いに…泣





15081703.jpg
ベンドさんと赤ちゃんを確認するのが精一杯。
他に確認できたのはA38。
あとは小さい背びれがたくさん、計10頭ってところ。


北では群れの中にスプリンガーも一緒にいるとの情報だったんですけれど、遠すぎるためか、本当にいなかったのか、わたしたちの目にはA30sしか見えませんでした。
A35sなんて背びれに特徴的なニックがあるオルカがいるから確認しやすいし、スプリンガーなんて誰も間違わないのに…。



陽炎?シュリーレン現象っていうんですかね?
海水と大気の温度差で背びれがもやもやに見えてしまうので、遠くに行くほど背びれのニックやサドルパッチの確認がむずかしい。
どんなによい望遠レンズを使ったとしても太刀打ちできないんです。


15081705.jpg
これは別の日だけど、あんまり遠いと大気のゆらぎでこんな感じに見えてしまいます


オルカたちはブラックニー・パスを通過するときは黙っていたのでコールでの確認もできなかったのですが、ジョンストン海峡に入るとA30sのコールに混じってA4コールも聞こえてきました。
結局A4コールの主(A11s/A35s)がA30sと一緒にオルカラボ前を通過したのか、ウェイントン・パスを通過してジョンストン海峡に入ったのかはわからず。

すべてのオルカたちは東へと向かって行きました。




ディナータイム!
焼きたてのパンを切り分けながら本日のディナーの説明をする博士
15081701.jpg



本日も給料代わりの(わたしたちはボランティアですので!)美味しいディナーを頂いて、外は薄暗くなって、カフェインレスのコーヒーでひと息つきましょう、ってなったとき。
森のトイレから帰ってきたPちゃんが慌ててメインハウスに駆け込んできました。



「ザトウクジラが、メインコーブ(ラボ横の小さな入江)に入ってきています!!」



ディナータイムだったので誰もカメラは持っていませんでした。
持っててもカメラにとっては暗くて撮れなかったと思うし。
でも誰もカメラを持っていなかったので、そこにいた全員が肉眼で見ることができました。



ブホーッと上がる呼吸音、大きな背中が目の前にあがりました。
こんなに大きな野生動物がすぐ目の前にいる神秘。



「メインコーブは、ザトウクジラにとっては浅すぎないの?」
ヘレナの親戚のひとりが言いました。


「浅いと思うわ!きっとお腹は海藻でこすられているでしょうね」
ヘレナが言いました。
大きな生物がちっさい入江にいることに驚いたのか、クジラの背中があがると同時に2頭のトドが突然ざっぱーんと跳ねました。



引き潮だったのでわたしたちは一瞬「…座礁したりしないよね?」なんて心配したりしましたが、ザトウクジラはメインコーブをゆっくり1周すると(引き潮だったため水族館のプール程度の狭さになっていました)、ゆっくりとその小さな入江から出てブラックニー・パスへ、そして北のブラックフィッシュ・サウンドへと消えて行きました。

今年はなんて「ザトウクジラ・イヤー」なんだ!!




そろそろ寝る準備をしましょうか、ってときに東からI15sが戻ってきました。
I15sは日付が変わる前にオルカラボの前を通過すると北へと消えて行きました。
2015-08-21 : オルカ : コメント : 0 :
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8月16日

ザトウクジラさん、グッドモーニング。

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レコーディングはオールナイト。
すべてのA5s(A23s/A25sとA42s)は早朝までにI15s/G27s組と一緒に東へ。
A30sだけ東へ行かずコアエリアに残ると、午前7時ころオルカラボの前を通過して北へと向かいました。

A30sの皆さん、本日もなんだかすごくエキサイトしてる。
ちびっこが何度も飛び跳ねたり。



今日のA38(ブラックニー)さん。
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本日も引き続き日中はメンテナンス。
Pちゃんとチェルシーが今回の作業に駆り出されることになり、ポール、マイクと一緒にジューン・コーブに乗って新しいカメラの設置場所へ。

すでにパーソン島、CP、ラビングビーチのカメラはテスト期間に入っているのですが、今回設置しようとしているCRPT…つまりロブソンバイトのカメラが今回のいちばんの見所です。
なんてったってオルカたちが非常に多くの時間を過ごす餌場なのですから。



ロブソンバイトは生体保護区になっていて一般のボートは入ることができませんが、監視カメラでならオルカたちに負担をかけることなくたっふりと彼らの姿を見ることができます。



ふたりが行ってしまったのでラボはメーガン(新)とふたりでまわしました。
メーガン(新)はカメラ操作が得意なのでほぼおまかせ!笑



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午後5時前にA30sは北から戻ってきてオルカラボの前を通過してジョンストン海峡へ。
作業組が帰ってきてディナーの時間になったとき、A30sは再びオルカラボの前を通過して北へ。
凄まじい鳴き声をあげていました。

なんでA30s、こんなにそわそわしているのだろう?
北から誰かが向かってきているのかな?



午後9時半ころA30sのコールは途絶えました。
2015-08-20 : オルカ : コメント : 0 :
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8月15日

午前7時半、オルカたちのコールで起床。
がばっと起きて外が明るいことを確認したわたしはまず初めにこう思いました。





「寝られた!!」





というわけで睡眠時間フルチャージのわたくし。笑
今日もがんばるよ〜!



午前10時過ぎ、オルカたちはハンソン島沿いにわたしたちの視界へと登場しました。


まずA5sのA23sが登場…A25sのA85ちゃんは中で一緒に泳いでいて、叔父さんのA61は群れの後ろでちょこんと泳いでました。
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みんなとは違うタイミングで息継ぎをするA60くん
やっぱりカッコいい
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A23sとA25sだけにしてはなんか数が多いと思ったら、彼らと平行に泳ぐもうひとつの群れが…


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おおお?





A42sだー!!\(^o^)/




ジョンストン海峡にずっといなかった最後のA5ポッド、A42s(旧A8s)はまるで留守にしていたのはうそだったかのようにみんなと一緒にジョンストン海峡へ入って行きました。



続いて入ってきたのはA30s。
ベンド&ベビー
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最後にI15sとG27sのmixグループ。
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計47頭!!



ジョンストン海峡入りしたオルカたちは東へと進み、午後1時半ころに先頭のA42sがラビングビーチ沖に到着しました。
丸いすべすべした小石のたくさんあるビーチで体をこすって遊ぶわけです。
音声だけ聞いててもすんごく気持ち良さそうなんだけど


15081503.jpg
ラビングビーチのカメラ(テスト期間中)をコントロールするポールとそれを見守るPちゃんとメーガン(新)
オルカたちはたっぷりラビングを楽しんでほとんどの群れが東へと向かいました。



そんなこんなで忙しいアフタヌーン。
水中マイクからの音もすごいけど、ラボの前もなんだか騒がしい。

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カモメさんたちが水面にあがってくる魚の奪い合いをしていました。
このちっさい魚たちは水中でおっきい魚に追いかけられ、逃げようとして水面にあがってくるのだとか。
水中にも水上にも逃げ場がなく散々です。笑




さて、東に消えたオルカたち。
それに合流しなかった群れがひと組。



A30sです。



実はジョンストン海峡に入ったすべてのA5s、I15sとG27sは東へ向かって行ったんですが、A30sだけは落ち着かない様子で西へと向かって行ったのです。
そしてまたブラックニー・パスの入り口まで戻ってくると、午後7時前にオルカラボの前を通過して北へと向かいました。



A30sが北へ行ってしまうと東からA5sが戻ってきました。
しばらくロブソンバイトで魚を食べてわちゃわちゃして、少し西へと向かいました。


次の日へ続く。
2015-08-19 : オルカ : コメント : 0 :
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8月14日

朝の気持ちいい森の風景。
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トイレからの景色だけど。





本日はプライベートゲスト親子(オルカラボの個人スポンサーのひとり)が帰り、入れ替わりにヘレナの親戚たち5人がまたゲストとして来る日です。
ジューン・コーブ号が街に出るので、同時にタウンラン(わたしたちの食料の買い出しと洗濯)も行われます。



分別したゴミと、空になったプロパンガスのタンク、ガソリンタンクなどをボートに乗せます。
洗濯物も全員分まとめてボートへ。
メーガン(新)とチェルシー(書くの忘れてた。昨年のチェルシーとはまた別の子です)がポールと一緒にタウンランの手伝いに行くことになり、わたしとPちゃんがヘレナと一緒に島に残ることになりました。

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朝7時にゲスト/タウンラン組はジューン・コーブ号に乗せられてハンソン島を出発しました。



というわけでPちゃんと2人でラボをまわします。
人数が多いよりも仕事がわかってるふたりでまわすほうがラボ的にはラクだったりw
(実際は外仕事もあるし、ふたりだと睡眠時間が確保できませんが!)


午前10時前にジョンストン海峡にいたA30sとI15sがラボ前を通過して北へ。
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なにやら楽しそうでした。



ジョンストン海峡に残っていたA23sとA25sは東へ向かってラビングビーチへ。
でも水中マイクのあるメインビーチには行かず「ストライダー」というとてもちっさいビーチに行きました。
どうやらこのビーチがオルカさんたちにとって去年〜今年のホットスポットらしいです。



そしてラボ前ではお昼前に驚くような光景が。


Humpback whale feeding. オルカラボの前でザトウクジラが食事をしていました。 ぱくーん

Tomoko Mitsuyaさん(@weeawu)が投稿した動画 -






本当はこの動画もっと長いのですが現在オルカラボ100メンバーのみの限定公開になっているので、シェアOKになったらまた紹介します。
なにがびっくりかって、このエリアでこんなシリアスな食事が行われること!


わたしがオルカラボのアシスタントになった17年前にはザトウクジラはこの海域ではほとんど見られなくて、すごく遠くても一瞬でも見られた人に「うらやましい!」って言ってたくらいだったんです。


昔には遠く及ばないけど、このエリアにも少しずつザトウクジラが戻ってくるようになって個体識別も行われるように。
それでも最初はおとなしかったザトウクジラたちがだんだん歌うようになって、ついには豪快な食事まで見せてくれるようになるなんて。




このまま海を守り続ければオルカたちも昔みたいにたくさん戻ってきてくれるんでしょうか。
ウェイントン・パスを通過してジョンストン海峡に入ったA30sは、暗くなる前にもう一度オルカラボの前を通過して北へと向かいました。

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録音とラボカメラの操作もあって、わたしとPちゃんは1日じゅうラボに缶詰でした。
でもやっぱりラボワークなら何時間連続でも全然オーケー!
(睡眠時間さえ確保できれば、です!笑)


ヘレナが言いました。
「すべての仕事が本当にスムーズだわったわ、ありがとう」

オルカが好きなだけではなく、ポールとヘレナのために働きに来ているわたしたちにとってはその言葉だけでも頑張った甲斐があるというものです!




タウンラン組はヘレナの親戚一家を連れて午後8時ころに帰ってきました。
すべりやすい引き潮の海岸でゲストを安全に上陸させ、
ゲストの膨大な荷物とわたしたちの買い出しや洗濯などの荷物もボートからおろし、
みんなそれぞれ買い出しの荷物の整理へ。


ラボに来たばかりなので今回は紅茶1箱しか買ってなかったわたしは、自分のクーラーボックスにポイと紅茶を入れてすぐにラボに戻りました。


ジョンストン海峡に残っていたI15s、A23sとA25s。
西へと進んでウェイントン・パスの方へ向かい、北へと出ました。
そして北からは新たな群れが近づいてきていたのです。
2015-08-18 : オルカ : コメント : 0 :
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8月13日

ジョンストン海峡を西へと進み、ロブソンバイト近くまでやってきたI15s。
わたしたちはその中にちらほらとA30sらしきA1ポッドのコールが聞こえているのを確認していました。


「それにしてもA30sらしきコールは少ないねえ、10頭もいるんだからもうちょっと頻繁に鳴いてくれてもいいのに」


オルカたちはそのまま東へと進み水中マイクのエリアから出てしまい、わたしたちは録音を止めて眠りにつきました。



翌朝は霧。
いちめんの霧。


7時ころI15sが東から戻ってきました。
そして9時ころブラックニー・パスへ入ってきたのですが、霧ですから何も見えません。
そこに混じり時折聞こえるA30sらしきコール、やっぱり少ない…。
いったいどうなってるのか考えても全ては霧の中。ブホーッ、ブホーッという彼らの呼吸音が北へと向かうのを聞くのみ。



北のマルコム島沖にはA34sとA46が来ているという誰かからの情報が入ってきたので、
「会いにいくんだな」
と思っていたのです。


ところが!
霧の中をブホーッブホーッと進んでいたその音はくるっと方向を変えてジョンストン海峡へ!!
え?北には行かないの?汗



午後になって霧が晴れて…
思わぬ自体になりました。



A34sとA46と思われていたマルコム島沖の群れは、なぜかA30sだったのです。
ジョンストン海峡の主をどうやって間違う…???霧のせい?



まあ間違いはともかく
A30sは完全に違う場所で確認されているのに、I15sの中からA1コールが聞こえたということになります。ただのA1コールじゃなく、A30sのフレーバーを伴った完璧なA1コールが。



ここ最近はもう誰も信じなくなりましたが
数年前のある年、突然水中マイクからRsのコールが聞こえてみんなが大パニックになったことがありました。
聞き間違いなんかではなく、数時間のうちに200回くらい聞こえたんです。
その時にジョンストン海峡にいたのはなんとI15s。


「クランが違う=鳴き声を共有しない」
はずのオルカたち。
まあ、お互いにコールを真似することもあるんですが
だいたい下手です。笑


しかしこの時I15sの誰かが真似たRコールは完璧でした。
Rsの誰かがみなしごになって、大らかなI15sが預かってるんじゃないか説も出たくらいです。



今回のI15sの中から出た、A30sのフレーバーまで伴った完璧なA1コールを聞いてわたしとヘレナは思いました。
「ぜったいRコールをまねた個体の仕業だ。このオルカは只者じゃない」
と…。


オルカたちはお母さんのコールを子供達がまねして代々受け継がれていくので、違うクランのコールをメスが頻繁にまねするとは思えません。だって子供たちが違うクランのコールを受け継いじゃうし。

だからわたしの予測ではいたずら好きな若いオスがやってるんだと思います。
I76か、I77か。
さあどっちだ。




そんなわけで




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I15sと一緒にいたわけでもないし、なぜかA34sとA46に間違えられたA30sは霧が晴れてからオルカラボの前を通過してジョンストン海峡に入りました。
最年長オスA38さんも超元気。A30sは今年も全員健康なようです。

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そのうち東からA23sとA25sも戻ってきて、「A30s、A5s(A23s/A25s)、I15s」という仲良しジョンストン海峡の主グループが完成。
日付が変わる前にラビングビーチに立ち寄って、東へと進んで行きました。
2015-08-17 : オルカ : コメント : 0 :
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8月12日

もうすぐ朝だよ〜!

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夜明けのときは綺麗に晴れるかなと思ったんだけど
やっぱりそこは霧の8月フォーガスト。


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ゲストのオードリーが霧の中ジューン・コーブ号に送られて帰って行きました。
その1時間後には次のプライベートゲストが来ることになっていたので、シフトに入っていたPちゃんを除くわたし、メーガン(新)、チェルシー、そしてヘレナは大急ぎでゲストハウスの準備。


シーツをはがしてベッドメイキングして
ラグをデッキに出してはたいて
床をきれいに掃き出して
キッチンもぴかぴかに磨いて
お花を飾る。


最後に暖炉に火を入れて完了です。
窓からオルカが見られるこのホテルなら1泊3万くらいしてもいいんじゃないかとおもう!笑



15081202.jpg

こまかいトリたちが山のように発生しました。
とっても忙しそうに飛んだり降りたり首を動かして泳いだりしています。
鳴き声もとってもかわゆいです。

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Red-Necked Phalaropesというトリらしいです。
若鳥なせいか全然レッドネックじゃないけど。


夜中に北に行っていたI15sは午後になってウェイントン・パスからジョンストン海峡入り。
西のスタッブス島の方まで流されたりしてゆっくり、ゆ〜っくりと東に進んできたのですが…


わたしたちはそのI15sのコールの中にいくつかのA1ポッドのコールを確認していました。
さらにA30sの特徴的な方言である「N47」というコールまで聞こえた気がしたので、てっきり



「A30sもいるっぽいな、その割にはなんかコールが少ない気もする」



と思っていたのです。

その後思わぬ展開に、わたしたちは恐怖に震え上がることになります…。
翌日に続く。
2015-08-16 : オルカ : コメント : 0 :
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8月11日


健在。
15081101.jpg
(個体識別はできていません)



☆お知らせ☆
今シーズンはオルカラボ前のカメラが24時間稼働しています。
日本時間の午後10時~午前11時くらいまでは明るいと思いますが、現地時間の夜は暗いのでご了承ください。


水中マイクの音声は昼夜関係なくお楽しみいただけます。
WindowsのかたはMedia playerで開いてください。
MacのかたはFstreamをダウンロードしてファイル→クイックオープンで以下のリンクをペーストしてください。
http://www.orca-live.net/jp/orca.asx


オルカラボ・ジャパンの公式Twitterアカウントはこちら
@Orcalab_JPN
オルカライブでオルカがカメラ前に向かっている時、美しいコールが聞こえている時などにお知らせします。
☆お知らせおしまい☆

 


パーティポッドのI15s。
北から戻ってきて、夜中にオルカラボの前を通過してジョンストン海峡に。
ロブソンバイトでたくさん食べたようでした。
本日も気持ちよい疲れのオールナイト!




パーソン島、CP、ラビングビーチのカメラがテスト稼働始めました。
配信できる日も近いような気がします!
ワクワク。


でも今年はなぜかアシスタントの数が少なく、わたしを含めてラボに4人しかいません。
3時間ごとにシフトをまわしても、オルカが来たらシフト関係なく全員借り出されるし。

カメラの前にオルカがいるときはひとりがレコーディング、ひとりがカメラ操作。
鳴き声も姿もはっきり確認できる時はいいのですが、そうでないことも多々あります。
まずは録音、そして個体識別、そしてカメラ操作…という優先順位なのでバタバタしすぎてオルカライブコメントのアップデートやツイートなどを全部できない時があるのは本当に申し訳ありません( ; ; )


オルカがブラックニー・パスに来そうで来ない状態が2時間くらい続いてトイレに行きたくても行けない→限界で森の中のトイレに走る→とたんにデッキから「オルカー!」というシャウトが聞こえる→走って戻る→バタバタ
なんていうことが多々ありますから…


I15sは1日じゅうジョンストン海峡をうろうろ。
遠い東にはA23sとA25s。


「今日はオルカたちの姿は見られないかな〜」なんて思いながら2階のマップルームでデータ整理していたら
キャンプキッチンで食事をとって皿洗い中だったPちゃんが


「オルカ〜!!」


と叫んでラボにやってきました。
ええ!?


海でお皿を洗っていたPちゃんがふと沖を見ると、オルカたちがぞくぞく通過していたらしい。
それでお皿をビーチに置きっぱなしにして慌ててラボに走ったんだそうです。
潮が引き始めたときで良かったw


ラボで録音していたチェルシーとメーガン(新)はコールが聞こえなかったので気付かなかったらしい。
Pちゃんが彼らを発見した時はもうラボ前だったし、ロング・ダイブを繰り返していたのでそこからカメラをつかんでデッキに出た時はもう遅かったのですが、スコープ見た去り行く背びれはとってもトランジェント。


なんの前置きもなしにラボ前を通過したトランジェントのT124A、T90s、T59sはジョンストン海峡に入ると東へと向かいました。多い。




本日のディナーは獲れたて天然サーモンでした。
身がぷりぷり。
メインハウスに導入された新しい薪ストーブでヘレナが焼いてくれました。
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玄米にお醤油とバターを乗せて、このサーモンと一緒に食べたら美味しすぎてしぬかと思いました。
毎日でもいいよ!




ディナーの写真を撮るPちゃんとチェルシーとゲストのオードリー。
そして大喜びでその様子を撮るポール(博士)。

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やっぱりサーモンは大事な魚です。
人間もサーモンを食べるけど、オルカもサーモンを食べるし、ハクトウワシもクマもみんなこの恩恵にあずかります。
(人間は紅鮭とかが好きだけど、オルカはキングサーモンが好きなので奪い合いにはならないよ♪)


バンクーバーでは何度も大規模なデモが起こって、もう誰も養殖サーモンを支持しない(食べない)んだそうです。
養殖サーモンのネットが天然サーモンの生息域に作られると、その劣悪な環境からいろんな病気や寄生虫がまわりに大発生し、天然サーモンの稚魚が死んでしまったりするのです。
養殖で増やせばいいってもんじゃないのです。


もし天然サーモンがいなくなったら生態系のバランスが大きく崩れてしまいます。
野生のオルカを守ろうと思ったらその生息環境ごと守らないと意味がありません。



I15sはその後暗くなってからオルカラボの前を通過して北へと向かいました。
本日2回もオルカラボ前を通過したのにわたしたちに姿を見せないなんて!笑
2015-08-16 : オルカ : コメント : 0 :
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8月10日

白頭ワシが…
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鳴きあっています。
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日付がかわったころからA30sとA23s/A25sはなんだかそわそわして、北へと向かって行きました。
ジョンストン海峡に残っていたC10sは午後まで海峡をうろうろして、最終的に西へ。



ここ数年あんまりジョンストン海峡を利用することがなかったC10sがここまで残ってくれたおかげで、じっくりとBサブクランのコールを聞くことができました。



オルカという動物は1種類ではなく、環境に応じたさまざまなエコ・タイプがあります。



魚を主に食べるレジデント
哺乳類を食べるトランジェント
まだまだよくわかっていないオフショア
南極のタイプABCD
などなど…



ここバンクーバー島北部の群れ、ノーザンレジデントにはみっつのクラン(部族)があって、クランごとに鳴き声がまったく違います。鳴き声が違っても、とても仲良しです。
(あたまが痛くなりそうなかたは、読み飛ばしてください!)

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そして、それぞれのクランにいくつかのポッドが所属しているのですが

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AクランのなかでもAポッドと他のポッドはかなり鳴きかたが違うため、私たちはA以外のAポッドをまとめてBサブクランと呼んでいます。
(※Aクランの中にもGクランの中にもIポッドがいるのですが、これは発見当初の勘違いにより両方ともIポッドと命名されてしまったものなんです!なのでそれぞれAクランIポッド、GクランIポッドと呼んでいます)





またここから細かく分かれます。

A1に所属するみっつの家族はそれぞれ親戚。
A4に所属するふたつの家族も親戚。
A5に所属するみっつの家族も親戚。
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それぞれの個体の写真なしなら家系図は作れると思うので、いつか時間があるときにやってみます(莫大な作業とチャレンジ精神)。


ややこしいのは母親の番号=家族名ということ。
つまりせっかくこれを覚えても
10年後とかにまた見ると、お母さんが亡くなっていて娘が次のリーダーとなっていて
家族名が変わってたりするのです。

あの超有名だったA12sが、現在は上の画像のようにA34sとなっているみたいにね!






ざばーんざばーんと泳ぐイシイルカさん。
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16時前に北のFIの水中マイクからちょっとエキサイティングなコールが聞こえてきました。
あのパーティーポッド「I15s」が今期初登場!!


A30sとA23s/A25sに伴われて登場したI15sはウェイントン・パスを通過してジョンストン海峡に入り、東へと進み始めました。


しかし一部のI15sはA30sと共にオルカラボの前を通過して北へ。
なぜか残りのI15sはジョンストン海峡に残ります。
A5ポッドのA23sとA25sはさっさと東へ進み水中マイクのエリアから出て行ってしまいました。


やたら広くエリアを使っているなあ〜

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I15sが登場して夜がこれでは終わるわけがありません。
翌日へ続く!
2015-08-14 : オルカ : コメント : 0 :
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8月9日

本日も数頭のザトウクジラが優雅に泳ぎ続けているブラックニー・パス。
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システム大改造中のためこの日もオルカラボでネットは使えず。
ポール、マイクと作業クルー3人がラボのまわりをどたばたしています。
女性の多いオルカラボではおじさんが5人もまわりをウロウロすることがあんまりないので落ち着きません。笑



話はまず、今期からこのエリアに無制限の高速インターネット回線が導入されたことから始まります。
皆さんがふだん家で使っているネットには上限なんてないと思いますが、このエリアはそういった最先端のものがくるのが遅かったんです。
じゃあ去年まではどうしていたかというと、使った分だけお金を払っていたんです。
まるでプランに加入してないスマホみたいに(おそろしい…)。



しかし今年は使いたい放題の高速回線が通りました。
つまり、好きなだけストリーミングできるようになったのです!
オルカラボの回線はちょっとややこしいつくりになっています。


まず、今回アラートベイに高速インターネットが導入されたのですが、この回線をオルカラボまで引こうと思っても島が邪魔になって無線を飛ばすことはできません。

MP2015.jpg
©Google Map


そんなわけでまずアラートベイの家からCPへ飛ばし→CPからPIに反射させて→PIからオルカラボへ。
わたしはインターネットの細かいことはよくわからないのですが、男性陣がそれぞれのスポットの高い木の上に登って大きなディスクを設置していました。

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そのディスクで目には見えないインターネット回線を鏡のように反射させ、結果こうやって無人島のオルカラボにブログがアップできるようなネット環境が生まれているわけです。
不思議ですね〜。


実はこの「反射させてラボにネットを引く」システムは2000年のオルカライブ開始当時からあったのですが、当時はNTTデータさんの巨額のサポートにより独自の回線を引いていたのです。

スポンサーをつけたオルカライブ・プロジェクトは当初の計画3年の倍である6年間の期間を持って終了したのですが、協賛期間が終わってもなんとしても「誰もが無料で視聴できる」オルカライブを続けたかった博士は、翌2006年にまず自腹で音声のみの配信を開始。

さらに独自のドネーション・プログラム「オルカラボ100」を開始し、オルカライブを続けるための資金を確保して、映像の配信も復活させました。
あくまでもオルカライブ自体の視聴は無料ということ前提で。


しかしながら問題がひとつ…。
それはここ、バンクーバー島北部の島々のインターネット回線が、定額制ではなかったこと!!
誰もが無料で楽しめる映像と音声をストリーミングするため、決して裕福ではない研究所のオルカラボが多額のインターネット料金を払っていたのです。

なんのために?
「この美しい光景を世界中の人たちと共有したい!
そうすればきっと、みんながほんの少し自然に優しくなる。
この光景が身近にあれば、きっとみんなが自然の生き物の未来を考えてくれる!」
という博士の信念のためです。
野生動物研究所ができることの範疇を大きく超えているような気がします。笑
が、わたしたちはそれが好きなのでこの貧乏な研究所をサポートし続けています。


そんなわけでラボ自腹で配信を開始してからというもの、オルカラボで使うインターネットは音声、映像配信が最優先。
アシスタントたちのネット使用は「重要なメールチェックのみ可、写真や動画の送受信は禁止」と制限され、ここのブログの存続すら危ぶまれたこともあったのでした…(その後日本のみなさんにとってここが貴重な野生オルカの情報源であることを説明し、なんとか続けてこれました)。


そして今期になってようやく、この北部の島々にも快適に使えるインターネットがやってきました!
すると博士「思う存分ストリーミングができるようになったのだから中継カメラ環境も最先端のものに一新させよう!!」


ということでインターネット工事と同時に、現在カメラの増設工事も行っているのです。
現在稼働しているのはオルカラボ前の監視カメラ(パソコンで操作しています)のみですが、増設工事終了後にテスト操作の期間を挟んで、水中カメラを含むたくさんのカメラがデビューする予定です。

オルカラボカメラは現在もこちらのリンクで常時ご覧になって頂けます!
お気に入りに登録していつでもアクセスしてください。
(カナダ時間の夜は暗いです。ご了承ください。おそらく日本時間の午後10時~午前11時くらいまではお楽しみ頂けると思います)
http://orcalab.click2stream.com


2000年にオルカライブが開始したときに見ていらっしゃった皆さんは覚えていただいているでしょうか、まるでガラケーのムービーのような小さい画面にごまつぶのようなオルカがチラリと映っただけで誰もが歓喜していたことを。笑

その時代とは比べものにならないような大きな画面がやってきます。
お金があったら1台パソコンをオルカライブ専用に入手して、日本の自分の部屋でつけっぱなしにしておきたいくらいです。笑



さて!そんなシステムの話はほどほどにしておいて。
午後にA30s(A1ポッド)、A23s/A25s(A5ポッド)がオルカラボの前を通過して北へと向かいました。

最年長オスA38(1971年生まれ)は先頭をきって泳いでいました。
とても元気な様子です。
わたしたちの大好きなA72-Bendちゃんも元気でしたよ!

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ここ数年いろいろあったA23sとA25sは、今年もしっかり2家族一緒です☆
A23sとA25sのストーリーは→こちら

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今年もやっぱりカッコいいA60-ファイフくん。




オルカのいる海はやっぱり良いです。




A30sとA23s/A25sは北に抜けて何かを確認しているかのようでした。
ジョンストン海峡に残ったC10sは東へと向かいました。

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2015-08-13 : オルカ : コメント : 0 :
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8月8日

8/8

アラートベイにある「ハウス」…ポールとヘレナが冬を過ごす自宅に1泊させてもらって翌日の迎えを待ちます。


「長旅でへとへとだから今日はゆっくり休んで明日からの激務にそなえよう」


と思って早めに寝袋に入ったものの、こんな時に限ってラジオ・スキャナから聞こえてきたのはジョンストン海峡ではすっかりレアキャラとなってしまったB-サブクラン(この時はC6s、C10s、D7s、D11s)たちのコール!!



ラボにいるわけでもなくシフトに入っているわけでもないので
「アラートベイにいるんだから録音しなくてもいいんだよね…泣」
と自分に言い聞かせ、必死に目を閉じるわたくし。

そしてしばらくして
「やっぱり気になるコールはメモっとこ」
と枕元のiPhoneを手に取り、時間と聞こえたものをメモ。

という作業を繰り返していつのまにか朝に☆
おはようございま~す!!



昼過ぎくらいに「レスキューしに来たよ!!」
と言ってポールが迎えに来てくれました。
ちょうどオルカラボのインターネット環境リニューアル工事と重なっていてアラートベイでもさまざまな作業をしなければならなかったので思ったより早いお迎えとなりました。
よかった。

ポールと一緒に来たシステムエンジニアのティムが忙しく働いている間に、わたしはポールから小さな鍋を渡され、外へと追い出されました。



「この鍋がいっぱいになるまで帰ってきちゃだめだよ(ニコッ)」






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てなわけでそのへんの茂みに入り、鈴なりの野生ブラックベリーを摘みます。

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後日、ヘレナがブラックベリーパイにしてくれて、みんなで美味しくいただきました。
甘さ控えめの生クリームとの相性が抜群です!
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さあ、ハンソン島へ!!



向かっている途中にジューン・コーブ号(ポールのメインボート)からオルカたちの群れが見えました。
オルカたちは遠く、雨も降っていて、揺れるボートの上からの個体識別は不可能に近いと思えました。

偶然にも撮れた写真のうちの1枚にはっきりと、背びれ付け根にニック(傷)の入った背びれのオルカが写っていたのですが…。

 150808_01

このオルカ一見、A24sという家族のA78に似てるのですが
鳴き声はどう聴いてもCポッド、どう間違ってもBサブクラン。
IDカタログと照らし合わせてみるとこのようなニックを持ったオルカはいませんでした。


その正体はのちにC10sのC28という個体であると判明。
これで次回からは間違いませんね!


IDカタログはこちら→2010年版 が一般のかたでもダウンロードできるようです。ファイルサイズがかなり大きいため表示に時間がかかりますが、興味があるかたはダウンロードしてみてください。


細部までの写真はいらないけど、ざっくりとした家系図が知りたい、というかたはバンクーバー水族館のサイトを参考にしてください。
バンクーバー水族館ノーザンレジデントオルカ家系図
※バンクーバー水族館は15年ほど前にプールでオルカを飼育することをやめ、現在は野生シャチの生態調査に力を注いでいます。

またFacebookの「Killer Whales of B.Cコミュニティ」はそれぞれのポッドの写真がたくさん載ってますので、ひととおりの家系図が頭に入っていらっしゃるかたはこちらも参考にしてみると良いかもしれません。



そして、とうとうハンソン島上陸!!


…したはいいものの、なぜかアシスタントたちがいっさいおらず「おかえりなさい!」と出迎えてくれたのはヘレナのみ…。

どうやらラボの大規模なシステムメンテナンス工事に連日アシスタントたちが借り出されており、前日は全員がどしゃ降りの中、崖の上まで重いバッテリを運んだり、木に登ってアンテナ設置の下準備をしたりしたんだそうです。

そんな体力仕事が終わったあとの昨夜のBサブクラン襲来オールナイト…。
そして今日も2人CPに借り出され、ラボに残ってレコーディングをしていたPちゃんとチェルシーはあまりもの疲れに仮眠をとっていたのでした。


そんなわけでいきなり仕事。
なんとかラボに荷物を運びこんで、整理整頓もできないまま録音作業に入ります!
C10sはジョンストン海峡を東へと進んでいきました。
2015-08-12 : オルカ : コメント : 0 :
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ジョンストン海峡へ行こう!

サポートしてくださった皆様のおかげで今年もボランティアを続けることができ、無事に現地入りすることができました。ありがとうございます!



ハンソン島/ジョンストン海峡周辺の行き方を紹介!(節約バージョン)
ホエールウォッチングなど考えておられるかたは参考にしてください。
飛行機などでぴゅーっと行く方法もあるのですが、その半額で行ける…すなわちわたしたちが毎年使っているルートを紹介します。


まず、朝7時ころにバンクーバーのセントラルステーション(スカイトレインのメインストリート・サイエンスワールドの近く)でポートマクニールゆきのバスチケットを購入します。

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「ナナイモ/バンクーバー島ゆき」表示のバスに乗ります。
このバス、出発時間が毎年変わってたりするので出発前にグレイハウンドバスのサイトで確認すると良いでしょう。


バスはまずホースシュー・ベイというフェリー乗り場に到着。

15080806.jpg


いったんバスを降ります。
昔はバスごとフェリーに乗ってくれたのですが、ここ数年は乗り換えが必要になりました。
というわけで2ヶ月分の荷物もバスから出してフェリーに運びます…。



フェリー内で朝食。

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フェリーでの朝食は割高ですが、これはわたしの現地入り儀式のようなものなので必須です!笑
パンは2枚もあって食べ切れないので、ハムサンドを作ってお昼のためにとっておきます。


フェリーはナナイモ港に到着。

15080808.jpg



フェリーを降り、またすべての荷物を担いで移動します。
港を出てすぐのところに次のバスが来ています。
「ポートハーディゆき」という表示を確かめて乗車。
このあたりで携帯で写真を撮る元気がなくなりました…(はやっ)


2時間くらい揺られたのち、バスは「キャンベル・リバー」に到着します。
ここでいったん運転手さんのお昼休憩のためバスを降ろされます。
30分ほど待ちますが、荷物は乗せっぱなしで構いません。
バスはロックされるので安心です。

待っている間に朝作ったサンドイッチを食べます!
30分ほどで出られそうなレストランも食べ物を買えるようなスーパーも周りにはあんまりないのでやはり食べ物はフェリーで買っておいたほうがラクですね。


ランチ休憩のあとさらに2時間ほどバスに揺られ、ようやくポート・マクニールに到着します。
ポート・マクニールからは「ナイアッド・エクスプローラ」というホエールウオッチングボートが出ています。
他社と比較すると一見高いように見えますが、ボートは高速(しかもボートノイズがほとんどない)でウオッチング時間も5時間と長く、かなり遠いエリアにオルカたちがいても見に行けますし、ランチつきですのでおすすめです。
他社ボートは近隣しかまわれませんし、コーヒーから何から別料金で結局高くついたりします。笑
マッケイ・ホエールウオッチング


同じバンクーバー島のテレグラフ・コーブからも「ルクワ」「カルータ」というウオッチングボートが出ています。こちらはハンソン島周辺3時間ツアーが基本だと思います。

テレグラフ・コーブは小さい港ですが、オルカグッズがあるお土産もの屋さんがあったり骨博物館があったりしますので、お金をたくさん使える方はおすすめです。笑
スタッブス・アイランド・ホエールウオッチング社




ハンソン島に近づくには、ここからさらにフェリーに乗ります!
ポートマクニールのバス停留所からフェリー乗り場までは5分ほど歩かなければならず、荷物が大きかったり雨が降っていたりするとけっこう大変。

ここから出航するフェリーは「アラートベイゆき」と「ソインチュラゆき」がありますが、同じフェリーがポートマクニールとそれぞれの港の間を行ったり来たりしますので、もし間違えて乗ってしまってもそのままずっと乗っていれば目的の港につきます。



アラートベイに到着。
ここがハンソン島にいちばん近い「タウン」です!
10日に1度くらい行われるわたしたちの食料品の買い出しや洗濯はここで行っています。

ちなみにアラートベイからは「トゥアン」というウオッチングボートが出ています。こちらはセイルボートですのでうまく風が出ていればオルカたちを見ながらセイリングすることができます。
シースモーク社



なんとか最寄りの町までやってこれました!
しかし、ここからハンソン島へはもう公共の交通手段がありませんので、高額のウォータータクシーをチャーターするか博士に迎えに来てもらうしかありません。
ちなみにカヤックだと慣れた人なら4時間くらいで行けることもあるそうです。

※オルカラボは観光施設ではなく野生動物の研究所です。
シーズン中はとても忙しく一般のかたの見学はお断りしておりますので、アポなしでいらっしゃってもご案内することはできません。お気をつけください。


翌日博士に迎えに来てもらうことができ、ハンソン島入りしました。
さあ、今年はどんな夏になるでしょうか?
2015-08-12 : 未分類 : コメント : 0 :
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Pちゃん便り

皆様お久しぶりです。
バタバタしていましたが今年も無事にクラウドファンディング目標額を達成し、8月6日に出国できることになりました。こうやって続けていけるのも皆様のサポートのおかげです。ありがとうございます!!
今年はふたりでのチャレンジでしたので、半額を達成した時点でPちゃん(小林桃子さん)には先に現地に行ってもらっています。そのPちゃんから今年もレポートが届いているので紹介させていただきます。

(アップが遅れたため、本文はジョンストン海峡にシャチが来る前のものです。現在はたくさんのオルカたちがやってきています。)



6月30日にハンソン島に入りました。
7月1日にビッグス(トランジエント)オルカのT170/T172/T117Aが、
7月5日にT60s/T2Bがブラックニーパスを通過しました。
ビッグスオルカの目撃情報はありますが、レジデントの情報はありません(追記8/1 現在レジデントのオルカたちもたくさんやってきています)
現在は、ザトウクジラのIDにみんな力を注いでいます。

メイン・ハウスでは、薪ストーブのクイーンが引退し、新しいアーミッシュのストーブが入っています。

ハンソン島に入ってから全く雨が降らなかったため、水不足です。
たき火禁止令が出ているので海水のバスタブも使えない状況です。
昨日やっと待望の雨が降り始めました。
これで水不足も解消されるといいのですが。

7月10日にラボより北にあるCetaceaLabからA46(カイカシュ)、A73(スプリンガー)とその赤ちゃんのA104が一緒にいるのがリポートされています(追記8/1 A46はA34sと一緒に来ています。スプリンガーとその赤ちゃんもジョンストン海峡にやってきました!)。

アシスタント全員、首を長くしてレジデントオルカを待っています。


今年のアシスタントを紹介します。
メーガン(アメリカ)22歳
  大学を卒業したばかり。他のアシスタントより早めにハンソン島に滞在。落ち着いている。
メーガン(イギリス)26歳
  リピーター。Strong Woman2013の一員。CPに滞在してCanon 7D Mark2、ドローン、GoProを駆使して映像作品を作製予定。マシンガントーク。
チェルシー(アメリカ)24歳
  大学卒業後、旅をしている。陽気。
ジュリアン(フランス)
  長くスペインに滞在。動物の音声の研究をしている。
クリスティーナ(ハンガリー)
  昨年のボランティア。8月中旬にラボ入り予定。

今年は、オルカラボのインターネット環境が改善されたため、24時間ラボのカメラが稼働しています。
ザトウクジラなどが映り込むかも知れません。
http://orcalab.click2stream.com(現地時間の朝から夕方まで。夜は暗くてなにも映らないのでご了承ください)

2015-08-02 : 未分類 : コメント : 0 :
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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