夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

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8月26日

西へと進んでいたオルカたちのコールは午前1時前に途切れました。
そのあとはずっとカマイルカたちが大騒ぎ。
200頭以上の大きな群れだとおもわれました。

しかもけっこう良い音だったので、カマイルカの調査をしている研究者仲間のためにしばらくレコーディング。
眠い。



午前5時にいったん寝袋に入ったと思ったら、午前7時半にルーシー(イギリス)に起こされました。


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霧のなかのトランジェント。
みんながオルカを見られるようにルーシーはテント村に走り、ひとりひとりのテントに向かって「オルカが来たわよ!」と声をかけ起こしてくれたようでした。
ありがとうルーシー!!



A30sとI15sは夜の間にウェイントン・パスを通過して北へといっていたらしく、午前9時くらいに再びウェイントン・パスを通過してジョンストン海峡に戻ってきました。
そして午後1時ころブラックニー・パスに入ってこようとしているという情報を聞いてすぐ、わたしはジャケットを着てカメラを持ってデッキに出てオルカたちを待ちました。




ところがですね。
オルカラボには「準備が整いすぎてるとオルカたちはラボ前に来ない」説がありましてね!


わたしが張り切ってデッキでオルカたちを待っていたため(?)、A30sとI15sはわたしたちの視界に入る直前でくるっと方向を変えてジョンストン海峡に戻ってしまったのです!!!笑


「だから言ったでしょ!」
とみんなに怒られました。


ところで
I15sは、お母さんのI15さんは亡くなっているのですが
それぞれが新たな群れのリーダーとなったはずの娘たちは、それぞれの道へ進もうとせずに、
I16s、I27s、I14s、I65sみんなが現在もI15sとして一緒に泳いでいるので、わたしたちもそのままI15sと呼んでいます。


ところが昨日ジョンストン海峡にいる間に、かなりの長時間A42sと行動を共にしたI4sは、そのままA42sについて行って北へと行ってしまい、I4s以外のI15sとA30sだけがジョンストン海峡に戻ってきていたのです!


でもやっぱり家族が大事だったI4sはそんなに遠くには行っていなかったみたいで、13時すぎにウェイントン・パスを通過してジョンストン海峡に戻ってきました。
まあそれは良いとして
北に一緒についていくくらいなので、このふたつの群れの間になんかちょっとあったかもしれません。


I4sのおとなのメスはI4さん(36歳)とI102さん(13歳)。A42sのおとなのオスはA66くん(20歳)。
一方、A42sはお母さんのA42さんが妊娠中ですので、それ以外のメスはA79さん(12歳…さすがにちょっと若いかな)、I4sのおとなのオスはI76くん(19歳)。


なのでもし来年、I4さんかI102さんのお腹が大きかったらお父さんはA66(通称サーフ)
A79さんのお腹が大きかったらお父さんはI76くん
の可能性があるかも?




てなことを話していたら
「オルカたちが再度、ブラックニー・パスの方に向かっている」という情報がCPのメーガンから入ってきました!


さっき怒られたばかりなので、今回はラボ内モニターにうつるCPのカメラをガン見。
オルカたちがCPの視界から消えるのをきっちり確認したあとデッキに出て、シフト中のディラン(カナダ)と、もともとそこで彼と世間話をしていたルーシーに
「今回はCPの木の後ろに消えていくのを見てからデッキにでてきた!」
と一生懸命説明したのですが、案の定待っても待ってもオルカたちはなかなかわたしたちの視界には入ってこなくて、ふたりからわたしに疑いの目が向けられはじめました。


「このままではまずいわ。ディラン、オルカを呼ぶハーモニカを吹くのよ!!」
とルーシーが言うと「了解!」とディランがすぐにポケットからハーモニカを取り出し、フリー・ウィリーの曲を吹き始めました。



美しい海、ゆるやかなメロディと共にしばし優雅なときが流れて…



吹き終えると同時にオルカさんたちラボの視界にイン。
「オーーーールカーーーーーーーーーーーー」


今思い返すとけっこうな茶番劇ですが、ほんとに信じられないようなタイミングだったんです!!笑
A30sとI15sはオルカラボの前を通過して北へと向かいました。

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そしてI15sだけがまたオルカラボの前を通過してジョンストン海峡に入り、A30sはハンソン島を1周するようにウェイントン・パスを通過してジョンストン海峡に入りました。
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その夜。
わたしが森の中のトイレに行くと、森の奥のほうから明らかに動物の鳴き声がするのです。
わたしは耳を澄ましました。
これは…



「絶対無理だ、今夜は絶対テントで寝ない。テントで寝るくらいならラボの2階で蜘蛛と一緒に寝たほうがマシだ」
ラボに戻るとニコラス(ドイツ)が何やら興奮してローレンとデブス(共にイギリス)に訴えていました。
基本的にラボの2階は2人しか寝られず、ローレンとデブスがそこで寝ることになっていたのですが…

ちょうどそこにいたルーシーに「何があったの」と聞くと、
「森の奥からグリズリーのうなり声とオオカミの遠吠えが聞こえるから怖くてテントで寝られないんだって!」と教えてくれました。



うん、わたしも森の奥からの動物の声聞いたけど、
たぶんあれはお母さんを呼ぶ子鹿だ…。



結局ニコラスはローレンとデブスと3人で仲良くラボ2階で眠ったようでした。
わたしとPちゃんとルーシーとディランは月が昇るのを待とうと言ってしばらくデッキでしゃべっていたのですが、12時をまわっても登ってきませんでした。
ルーシーはあきらめて寝に戻り、かわりにシフトを終えたミリアムが加わり、わたしたちは海岸から石を拾ってきてラボのデッキから投げ、輝く夜光虫をしばらく楽しんだ後それぞれ眠りにつきました。
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2016-08-31 : オルカ : コメント : 0 :
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8月25日

オールナイト。

もうI15sが来た時点でわかりきっていたのですがオールナイト。
ありがとうございます!!


夜の間、オルカラボのWi-Fiがなんか(設定上?)変になっていてほとんどのパソコンとiPhoneが繋がらない状態になってしまったので、ポールが霧のなか朝イチでアラートベイに行ってexploreのエンジニアさんとやりとりしながらなおしてくれました。


そしてポールが新人アシスタントの女の子を連れてきました。
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ジェニファーです!!



え?知らないって?





2007年に当時9歳だった、オンタリオのジェニファーです!!!!!
スティーブの娘のジェニファーです!!
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当時のブログはこちら→http://a55lovestomoko.blog60.fc2.com/blog-entry-51.html


あれから9年、18歳になったジェニーは、当時の約束通りオルカラボアシスタントとなって帰って来ました。


お姉さん、もう泣きそう。
ってかこのブログ10年続いてるんですね。
こんなにもはっきりと当時を振り返ることができるのだから、ピーク時よりかなり読者は減ったと思うけど、このブログも続けている意味があるというものです。


当時9歳だった彼女。

「遊んで!遊んで!」とまとわりついてくる彼女をあやしながら、わたしたちは他のリピーター・アシスタントが来る8月まで日本人4人だけで本当に頑張って乗り切りました。
 


そしてわたしたちが頑張って遊んであげたおかげかどうか、この島での夏が素晴らしい思い出として心に刻まれていた彼女は、18歳になったいま、あの頃の約束通りオルカラボ・アシスタントとしてハンソン島に帰って来ました。





「トモコがまだこの島に来続けていたなんて信じられない。みんなで毎日のようにUNOしたことも、カートの誕生日のためにサーモン・ソングを作って歌ったことも覚えてるわ。小さかった私と遊んでくれてありがとう!!」
 




ほんとに泣いちゃう。笑

18年もこの島に通い、いろんな人と出会っていろんな人と別れてきたけど、必ず嬉しい再会もあります。

いまここに来ることができない人だって、きっと心の中にハンソン島がある。
ハンソン島を中心にみんな繋がっているんだと心から思いました。


※ちなみに当時、ジェニーの父親のスティーブがカロリー爆弾のチーズ・サンドイッチをわたしたちに大量に食べさせるのでわたしたちはこってり太りました。プクプク



いろんなことがあるけど、やっぱりわたしはこの島でずっと頑張っていきたいと思いました。



夜、ディナー中にホエールウオッチングボートの「Lukwa」からちょっとドキドキな情報が入ってきました。
「2頭のグリズリーベアがCP前を通過してハンソン島のほうに泳いで行ってる」
えええ…。



(Lukwaの所属するスタッブスアイランド・ホエールウオッチングのFacebookページより)

鮭が川を上るバンクーバー島のほうへ行ってくれという願いもむなしく、グリズリーの親子はハンソン島の横のとっても小さな浮き島「リトル・ハンソン」に上陸しました…。

「Lukwa」はリトル・ハンソンでキャンプをしようとしていたカヤックグループに警告を出し、暗くなる前にはほとんどのカヤッカーが避難しました。


リトル・ハンソンには水もなければ食べ物もないと思われます。
そしてグリズリーはガリガリに痩せていました。
リトル・ハンソンからハンソン島本土まではちゃぷんと1回海に浸かるくらいで着いてしまうくらいの距離です。
(グリズリー画像の奥に見える島がハンソン島です)


ハンソン島は「木がちょこっと生えている程度の岩であるリトル・ハンソン」よりはちゃんとした島だとはいえ、鮭が上るような川もなくグリズリーの食べ物はありません。


「絶対にキャンプキッチンに食べ物を放置しないように。洗い物は残さないで食事後直ちに行いなさい」とヘレナからの指令が出ました。


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ディナー後はザトウクジラがずっとオルカラボのデッキの近くを泳いでいました。
アシスタントたちはみんなデッキに出て、薄れゆく光のなかラボ前に呼吸にあがるザトウクジラの大きさと迫力にとても興奮していました。


こんなに賑やかなのも残りわずかです。
あと数日で約半数のアシスタントが島を出て、オルカラボは一気に9月モードに突入します。
2016-08-28 : オルカ : コメント : 3 :
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8月24日

A30sとA42sはここ最近夜は静かにしていたのですが、きょうはちょっと違いました。
永遠にロブソンバイトで鳴いていた後、午前5時近くにようやくラビングビーチ沖でコールがとぎれました。


そのまま寝たらいいのにわたしはなぜか目がぱっちり。
寝袋に入っても、ものすごくドキドキ興奮していました。
いったいなんなんだ。
何が近づいているんだ?

悶々としながら目を閉じて、ちょこっと寝て…


あんまり寝られず9時には起床。
コールが聞こえた気がしてラボに飛び込み、ヘッドフォンをつけると…



「あっ、あっ、あいふぃふてぃ…!!」




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待ち焦がれていたI15s!!!!!


昨日メグちゃんのほうのメーガンとディランとわたしは「みんなが帰る前にI15sを見たい」という話をしていて、Pちゃんは流れ星にI15sが来ますようにと祈って、ディランがオルカを呼ぶハーモニカを吹いて、同じころにCPにいるメーガンとシャーリーもI15sが来ますようにと願っていたらしく、みんなの思いがばっちり一致してからのI15登場!!!


しかもハンソン島ぞいを通過してくれてわたしたちは嬉し涙にむせびました。笑


相も変わらずI15sの「こっちよ〜ん」という変なコールに新人アシスタントたちは大笑いしたり、リピーターのわたしたちはやっと聞けたという思いでニヤニヤが止まらなかったり。


いつもI15sがくると「夏が始まった!」という私たちだけど、
今年は夏が始まったというにはちょっと遅いでしょうか。


だけど今年もしっかり来てくれてありがとう!!




本日のディナーにはパイがデザートで出たのですが
なぜか3つ余ったので食いしん坊グループ(上からデブス、ローレン、チェルシー、ともこ、ニコラス)で奪い合って食べました。
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今日は去年も2週間だけサブ・ボランティアで来たヘレナ身内のキャットが来ました。
そしていよいよ明日は18歳の新人アシスタントが来ます。
その後いっせいにみんなが帰るけど、二日間はこの夏最大の人数になります!!
2016-08-27 : オルカ : コメント : 2 :
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8月23日

朝、ピーター・トーマスさん一家が島を出ました。
出る直前に子供たちが「もうすぐ出発するんだけど、みんな見送ってくれる?」と、キャンプキッチンに何度も確認しに来るので寂しくなってしまいました。笑

こんなに小さい時からこの島でのびのび遊べるなんてうらやましい!

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また来年ねー!!


ゲストを見送った後、ヘレナから私たちにお疲れさまのバナナ・ブレッドが支給されました!!
一刻も早く食べたいわたくしと、人がカメラを構えていると絶対に入ってくる自称「自撮り王」のニコラス(ドイツ)。
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ちなみに自撮りの女王はCPにいるメーガンです。
今年はオルカを載せていますが、彼女の去年のインスタグラムはほぼ自撮りでした。



今日のA30sとA42sはジョンストン海峡にいたものの、オルカラボ前には顔を出してくれなかったので、またみんなでデッキに出てディラン(カナダ)にオルカを呼ぶハーモニカを吹いてもらいました。
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星の美しい日でした。
流れ星もいくつか見えました。
寝袋に入る直前にマップルームの窓から外を見ると、半分欠けた月がちょうど登ってきたところでした。

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2016-08-27 : オルカ : コメント : 2 :
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8月22日

本日もモーニングオルカと
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アフタヌーンオルカ。
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忙しい!!!(喜)



夜の間にジョンストン海峡に戻っていたA30sとA42sは、今日も海峡〜オルカラボ間を行ったり来たり。
ゲストのピーター・トーマスさん一家の最後の日にハンソン島沿いを通ってくれるなんて粋な演出です。笑
「こんなに近くを通るなんて!」と、子供たちがものすごく喜んでいました。


CPにいるメーガンとシャーリー(共にイギリス)の要望で、ディラン(カナダ)がCPでひと晩過ごすことになりました。
この島では男性が少ないので、まともな男性は引っ張りだこです。笑


本日のディナーは、トーマス一家の子供たちのリクエストに答えて…



お寿司!!
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Pちゃんとキム(イギリス)が作ってくれました。
アボカドとサーモンのお寿司。サーモンはもちろん天然!!
ディランが釣って瓶詰めにし、ヘレナにおみやげとして渡したものを使ったそうです。
たまごのお寿司が食べたかったのでわたしも手伝いたかったのですが、忙しくラボを手伝っていたらいつのまにかディナーの時間になっていました。また次の機会に♩


「夢みたい、今までのディナーの中でも今夜が最高」と子供たちが言っていました。笑


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ディナーを片付けて、Pちゃんとヘレナたちは子供たちと「Scrubble」で遊んでいて、わたしはラボに戻ってシフト中のルーシー(イギリス)やリンダ(フィンランド)と雑談しながらオルカたちの様子を確認していました。

わたし「もうすぐかなりの数のアシスタントが帰っちゃうねえ」
ルーシー「5人減って、でもあとふたり来るのよね」
わたし「ひとりは去年も来たキャットだよね、もひとりは新人かな?」
ルーシー「いや、ヘレナが言うには…」


そこでわたしは全く予期していなかった懐かしい名前を聞いたのです!!
思い出がぶわああっと脳裏に広がりました…。
ごく一部の人しか知らない人ですが、そのごく一部を驚かせたいので答えはその人が来た時に。
楽しみ!!


A30sとA42sはジョンストン海峡で鳴き続け、日付がかわるころも海峡には美しいコールが響いていました。
2016-08-24 : 未分類 : コメント : 2 :
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8月21日

カッ、カッカッカッカッ

午前6時20分、東から戻ってきたオルカたちのエコロケーションで目覚めました。
目をこすりながらラボに入り、シフトに入っていたPちゃん、ルーシー(イギリス)と「西に進んできてるね」って話をしたり、コーヒーをつくってふたりに差し入れたり。

しばらくしたらコールは聞こえなくなったので、朝からしゃきしゃき働くルーシーにラボをまかせてわたしとPちゃんは朝ごはんへ。

朝食後、Pちゃんはラボに戻り、わたしはのんきに海岸でお皿を洗っていました。
するとラボのほうから



「オールカー」



という叫び声が。
えええ?



慌ててわたしも
「オルカーーーーーー!!!!!」
と叫び返し、ゲストハウスと森のテント村のほうにも叫び…

ゲストハウスから誰もでてこないので、急いで走って扉を開けて、朝食中だったピーター・トーマスさん一家に
「オルカがきてます!!」
とひとこと叫んでラボへ。



なんてったってわたしたち、「9日間」オルカの姿を見ていなかったのです!!
(夜真っ暗になってからと、霧が深いときはがっつりラボ前を何度も通ってくれたのですが…)
そして…

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とうとう明るい時間にラボまえ通ってくれた〜!!A30sとA42s!!

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ちびっこがブリーチ☆


ありがとうオルカス。
しかも映画「フリー・ウィリー」の曲を弾いていたんだそうです。笑
そしたら映画のようにオルカたちが来たということで、みんなでディランを賞賛しました。
(わたしとPちゃんがその少し前にケルプホーンを鳴らしていたのは置いときましょうか。笑)


お昼前にポールとヘレナ、そしてタウンランの手伝いをしていたリンダとミリアム、ローレンとデブスが帰ってきました。

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かなりの引き潮だったので、
「満ち潮になってから荷物を下せばいいよ」とポールに言われて待機していたら
またラボのほうから



「オーーーールカーーーーーー!!」



A30sとA42sが北から戻ってきました!
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A72(Bend…写真右)さんが背ビレにケルプをつけていてとっても可愛かったです。


ハンソン島沿いですごく近かったのでわたしたちは感激!!
朝通過したオルカを見逃したタウンラン組もしっかりとオルカたちの姿を目に焼き付けることができました。この9日間、監視カメラを通してでしかオルカたちが見られなかったのが嘘みたい。
そして何より、ゲストのピーター・トーマスさん一家が今年もばっちりオルカたちを見られてよかった!!



ちなみにA30sの新情報は、
・A38(Blackney)さんが行方不明
・A75(Cedar)に今年生まれの赤ちゃん
・A84(Klaoitsis…上の写真左から1番目)おそらくオス、背ビレが少し伸びてきている
・A50おそらく妊娠中
です。


⬇︎⬇︎IDカタログのダウンロード(無料)はこちらの記事からどうぞ⬇︎⬇︎
IDカタログのダウンロード方法

※ファイルサイズが大きいです。
最初に英語の説明ページが数ページあり、その後に家系図の写真があります。


夕方、この最新版IDカタログの写真を撮影したジェレッドさんとこのエリアを調査している女性2人がハンソン島に上陸し、わたしたちと一緒にディナーを楽しむことになりました。
ポールがゲストの女性ふたりをラボにご案内し、説明し始めたその瞬間。


ラビングビーチのカメラいっぱいにA66くんの大きな姿が!!
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(explore - Rubbing Beach Underwaterのスクリーンショットより)


ゲストさんたちにexploreカメラの紹介をするのにもってこいのラビングビーチカメラ。
もちろん生で見せることができたらそれに越したことはないけど、オルカたちがストライダー・ラビングビーチを好んでいるここ最近。
メインビーチの水中映像なんて3日に1回あるかないかです。
あっても数秒程度のもの。
そして今日もやっぱりA42sはストライダーで遊んでいるという情報…。


だったのに、ストライダーで遊んでいた家族からちょっと離れてメインビーチまで足を伸ばしてくれたA66くん、まさしくベストタイミングで登場!!
喜んでいるゲストさんたちを見て「やっぱりオルカラボは何か持ってるわ…」とおもいました。


だって、ゲストは必ず素晴らしいシーンを見られるんだもの。
ポールが裏でオルカたちに賄賂(サーモン)を渡しているという20年来の噂も
あながち嘘じゃないのかも…笑



ようやく本来のオルカラボらしくなってきました!!!



ディナー後、島を出るジェレッドとゲスト女性ふたりを夕焼けの方向に見送って…。
オルカたちの動きはこれで終わらず、暗くなった午後9時半ころA30sとA42sはまたしてもジョンストン海峡からオルカラボの前にやってきました。


ブラックニー・パスに広がるブロー音。
A30sとA42sは大変興奮している様子でした。


ヘレナ「トモコ、誰が来るんだと思う?」
わたし「A34sとRs」
ヘレナ「じゃあ私はGクランIポッドにするわ」
わたし「でも本当に来て欲しいのは…」

わたしとヘレナ「Hs!!」



ディナー後に手元だけを照らした暗いラボで、ヘレナとラボで「誰が来るのか」について話し合うのもなんだか久しぶり。笑
本当に来るのかどうかなんてわからないけど、わたしちはちょっと期待していました。笑
ほとんどAポッドしか知らないシフト中のニコラスが、ぽかんとした顔で私たちを見ていました。


オルカたちは北へと進み、コールはその日のうちに止まりました。
2016-08-23 : オルカ : コメント : 2 :
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8月20日

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ゲストの子供たちと遊ぶジェダイ(犬)


本日はタウンラン。
買い出し&洗濯の日です。
そしてex. Blue Fjordのマイクと屋根修理のマークがいったんそれぞれの用事のため島を出る日でもあります。
マークと一緒に犬のジェダイも島をダルのでわたしたちは直前まで別れを惜しみました。


ポールとヘレナ、そしてアシスタントの中からリンダ(フィンランド)とミリアム(オーストリア)、ローレンとデブス(ともにイギリス)が買い出しと洗濯に行くことになりました。
それでも島にはアシスタント8人が残されるのだから今年は大世帯です。
ゲストのピーター・トーマスさん一家も残り、わたしたちは子供たちと遊びました。


オルカたちは真夜中にオルカラボの前を通過してジョンストン海峡に戻っており、午後はずっとCP前での漁を楽しんでいました。
明るいうちにブラックニー・パスには来てくれなかったので直接は見られなかったのですが、CPのカメラには彼らの美しい姿がずっと映しだされていました。

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カメラはこちら→explore - Orcalab base



夕方になってザトウクジラの大きな鳴き声がPIの水中マイクから聞こえました。
完全にオルカラボCD2016行きです!!わーい!!


美しいA30sとA42sを画面で見ながらザトウクジラの鳴き声を聞いたわたしたちはすっかりご機嫌。


洗濯物が多すぎてタウンラン組はアラートベイに1泊することになったので、わたしたちは昨日の残りもののペンネとブルーベリーのケーキをみんなで頂きました。


オルカたちは東へ向かい、ラビングビーチからのコールを最後にジョンストン海峡は静かになりました。
2016-08-22 : オルカ : コメント : 2 :
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8月19日

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今年もこういう奴らが何羽かいます。
でも咲じゃないからお互いにとってよい関係が築けていません。
せっかく仲良くなったと思っても次の年いなかったりするし、
若い奴らはヘレナのりんごの木を食いあらすし。


本日もA30sとA42s
がジョンストン海峡をウロウロするいつもの日常かと思いきや
A30sがCP前に居座りました。
今季初!!


これには意味があって、
CP前に居座るということは、チャム・サーモンが少しは来始めているということ!!
今年は他の鮭が絶望的。遠い海のどこかで必死に餌をさがしているであろうオルカたちがこの海峡に帰ってくるためには秋のチャム・サーモンだけが頼りで、わたしたちは必死に「チャムは来ますように…」と願っていたのです。


まあCP前に居座るとオルカラボのほうに来ることも少なくなるのですが…
それでもオルカたちにとってはよい傾向。
少なくともここにいるA30sとA42sが、お腹いっぱい食べられますように。



わたしたちヒューマンのほうは、アラートベイで冷凍してあった紅鮭を先日ディナーに頂いたのですが
カナダ人は(というか、基本的に日本人以外は)魚を処理するときに、頭といくらを捨てます。
そう。ベスト部位を容赦なしに捨てるんです…


「やめてーーーーーーーーーーー!!!!!」


といって救い出した鮭の頭はカマをはじめまだまだ食べるところがいっぱい!!
(冷凍してあったものなので、すでにいくらは捨てられていましたが)
Pちゃんとわたしの日本人ふたりでランチに美味しくいただきました。

他の国のアシスタントが「本当に頭を食べたの?目玉も?うぇぇ〜」と言っていましたがそんなの気にしない!
命を奪ったからには隅々まで無駄にせず食べ尽くすのが礼儀と考えてるあたり、わたしたちはここにいてもやっぱり日本人ですね。



ところで
ここ最近オルカたちがメイン・ラビングビーチよりもストライダー・ラビングビーチを好んで使用していた件。

カメラメンテナンスのためにポールとダイバーのデブスがメイン・ラビングビーチに行き、砂利の状況も確認してくれました。

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(explore - Rubbing Beach Underwaterのスクリーンショットより)


帰ってきたデブスに聞いたところ、
・メイン・ラビングビーチは砂利が少なくなっており、大きさも揃っていない、海藻がボロボロ
・ストライダー・ラビングビーチはすべすべで大きさが揃った砂利がたくさんあり、海藻も元気で魚もいっぱいいる

ということでした。
海流によって砂利が沖に運ばれて、ウニの増殖などによって海藻がボロボロになったのか?
調査をしないとわかりませんが、とにかく現状ではストライダー・ラビングビーチのほうが素敵な場所であることは事実のようです。来年、ストライダーにカメラつけられるかなあ…。


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その夜。
午後11時ころにA30sが、その30分ほどあとにA42sがオルカラボの前を通過して北へと向かいました。
あたりは真っ暗だけど、波もなく穏やかな海。
ブラックニー・パスはオルカたちの呼吸音でいっぱいになりました。
2016-08-22 : オルカ : コメント : 2 :
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8月18日

A42sと合流したA30sは美しいコールをあげながら東に向かい、午前2時半には水中マイクのエリアから出て、午前7時50分ころ東から水中マイクのエリアに帰ってきました。
このときの美しいコールがオルカラボ100メンバー限定で公開されています。



→ドネージョンプログラム・オルカラボ100とは



わかりやすくいうと、
「月額5ドル〜(500円〜)でオルカラボをサポートするかわりに、好きなオルカの情報とオルカラボ100メンバー限定の情報をもらう」というプログラムです。
上記リンクにわかりやすく説明してありますが、それでも英語が不安…という方や、質問がある方は、わたしたちオルカラボ・ジャパンにご遠慮なくメールください。



オルカたちは1日じゅうエリア内にいてくれて、ジョンストン海峡をウロウロ。
わたしたちもまき割り、屋根修理、ラボでの録音とカメラの操作にあけくれました。


ふと空を見上げた時のこういう光景が嬉しい…
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昨日からポールの古い友人である写真家のピーター・トーマスさん一家がいらしています。

オルカラボ専属大工だったカートが亡くなったり、今年だとフリー・ケイコ・プロジェクトの第一人者でポールの親友でもあったマーク・バーマン(バーミネイター)さんが亡くなったりでさみしい思いをしていましたが、ピーターさんがお孫さん連れてハンソン島にいらしてくれるくらい元気で本当によかったです。


今日も夕暮れが美しく…
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月が美しかったのでした。
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2016-08-20 : オルカ : コメント : 0 :
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8月17日

午前6時20分ころ、スピーカーからかすかなコール。
もう朝シフトの人がいる時間帯だったので、急がずにモソモソ寝袋から出て


「コールズオン・ラビングビーチだよ」
とラボに言いにいったら、そこにいたルーシーがどうやらわたしが疲れすぎて寝ぼけていると思ったらしく
「オルカのコールは聞こえなかったわ、なんか変な音は聞こえたけど魚じゃないの?しかもどこの水中マイクからなのかわからないし」
と怪訝そうな顔で言ってきました。


それぞれの水中マイクの音の特徴とオルカの行動パターンから察するに…と説明するのがめんどくさいくらい眠かったので
「あと30分かそこらくらいしたらエコロケーションがCRPTの水中マイクから聞こえると思うよ」
と言い残してマップルームに戻りました。
きっちり30分後にスピーカーからエコロケが聞こえ始めました。


再びラボに入るとルーシーが
「あなたがクレイジーなことを言っていたわけが今ようやくわかったわ」
と笑っていました。


クレイジーではなくこれは、慣れです。
音に興味がある人なら、慣れればたぶん誰でもスピーカーからのちょっとした音だけでいろんなことがわかります。


ボートメンテナンスの最終工程!!
ネームの塗り替えです
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はみ出したら終わりなので真剣なわたくし(ポール・スポング博士撮影)
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できた
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はげかけていた名前をきれいに塗り直して完成!
これでジューン・コーブ号は中も外も(船底も)ネームもまるで新品のようにぴかぴかに仕上がりました☆


オルカのほうといえば…
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ラビングを楽しむA66(サーフ)くん
(explore - Rubbing beach underwaterのスクリーンショットより)


久しぶりに水中カメラのあるメイン・ラビングビーチでラビングを楽しんでくれました☆
ここ2〜3年、オルカたちはメインビーチより少し西のストライダー・ラビングビーチばかり使っていて「砂利の質が変わったのではないか」説まで出ていたので、メインビーチにも戻ってきてくれてよかった!

(水中カメラを設置する以前からストライダー・ビーチのほうを好むようになった傾向があります。ストライダー・ラビングビーチにカメラを設置したほうがよかったのかもしれないのですが、新たな電源の設置とかいろいろ大人の事情が…)



ディナー後にのぼった月が美しく…
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アシスタント数人でデッキでいつまでも眺めていました。
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すると、聞こえてきたのはかすかなコール。
確認するためにラボに戻るわたくし。


ヘッドフォンをつけると…おや?


「これは(いつものように)A42s?」シフトに入っていたローレンがわたしに聞いてきました。
「いや、これは…」

フラワーアイランドの水中マイクの音量をあげます。
メインハウスでコールを聞いたヘレナがラボに入ってきてヘッドフォンをつけました。
次の瞬間


「きゃー!」


わたしとヘレナが同時に叫んだのはA30sのコールが聞こえたから!!
8月に5日間もジョンストン海峡を留守にしていたジョンストン海峡の主が、ようやく戻ってきた〜!!

A30sはオルカラボの前を通過してジョンストン海峡に入りました。
そしてジョンストン海峡で待っていたA42sと合流すると、一緒に東へと向かいました。
2016-08-20 : オルカ : コメント : 0 :
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8月16日

午前12時40分ころ。
A42sはロブソンバイトで少し鳴きました。

シフトについていたのはニコラス(ドイツ)。
ラボ2階で起きていた彼は、コールが聞こえた瞬間にラボ2階からかけ降りてラボ内に飛び込んで録音スタート。
そしてラボ内に入ってくる私を見て「いつものようにロブソンバイトにいるようだ、これはA42s?」とすました顔で聞いてきたので、わたしは「うんA42sだよ」とだけ伝えてマップルームに戻りました。


翌朝、わたしが知らないところでニコラスはすごく興奮しながらPちゃんやローレンやいろんな人にこう言っていたそうです。
「昨日、僕はトモコに勝ったんだ!!!コールが聞こえた時、僕のほうが早くラボに入って録音を始めたんだ!!僕はとうとうトモコに勝ったんだよ!!!!!」



お、おめでとう…。



ボートクリーニングふつかめ。
昨日とは逆側にボートを倒し、左官用のコテやスチールウールなどを武器として船底にびっしりついている苔やフジツボを力づくでこすり落とします。
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ジューンコーブだけでなく「カー」も磨かれました!
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朝から頑張るローレン(イギリス)とPちゃん


海岸にダンボールを敷き寝そべって、苔による緑色の汁を浴びながら船底を掃除するPちゃん
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えっと、なんで2日間にわたってこんなことを事細かにレポートしているのかというと
これからオルカラボのアシスタントを目指したいと思っている人たちに「現実を知ってほしい」からです!!爆


オルカラボの仕事はオルカの調査だけじゃないんです。
電気も水道も通っていない離島で生きるための仕事がとても多いのです。
肉体労働だらけ、洗濯も頻繁にできないのに全身汚れることも多々有ります。


でもPちゃんが7年、わたしが18年ここに戻ってきていることからわかるように、この島での夏は何ものにも代えがたい魅力があります。特にポール・スポング博士と妻のヘレナさんの存在が大きいです。
どんなつらい仕事でもふたりのためであると思うと頑張れます。
こういった話をきいてそれでも来たいと思う人は英語を学び、連絡をください!



船底掃除のあと、ジューン・コーブは船内も磨かれることになりました。
中からところどころ破れたマットレスが引っ張りだされたので修理。
こんなに「指ぬきがほしい…」と思ったことはこれまでにもこれからもないでしょう。
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そんなわけでA42sがジョンストン海峡をウロウロしている間、午前中はボート掃除に、午後いっぱいお裁縫に時間を費やして、ああ疲れた…と思っていたところに



「今日みんながやってくれた重労働のごほうびですって!!ヘレナからよ!!」
といってルーシーがメインハウスから焼きたてのパウンドケーキを運んできました!!


差し入れをデリバリーして嬉しそうなルーシー(fromイギリス)
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なんとズッキーニのケーキ。
ヘレナは時々こうやってお野菜が入ったケーキやマフィンを焼いてくれるのですがこれがめちゃくちゃうまい!!!
働いてよかった…と思いました。



一方、ジョンストン海峡にいたA42sなんですが、近くに1頭のザトウクジラがいたらしいんですね。
そしたらA42sの中で唯一の大人のオス、A66(サーフ)くんが、そのザトウクジラさんをメスと見立てて非常に興奮して、やわらかく言うとデートに誘おうとしていたそうです。


「近くに家族以外のメスがいないからA66がおかしくなってとうとうザトウクジラをナンパした」


というレポートがウオッチングボート、ナイアッドのビルによって無線で広められてみんなで笑ったわけですが、信じるも信じないもあなた次第。笑
(いちおうログブックには情報として書き込んであります)


A42sは日付が変わる前に東へと向かい、翌朝まで戻ってきませんでした。
2016-08-19 : オルカ : コメント : 0 :
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8月15日

本日もジョンストン海峡にはA42s。
全くエリアから出ようとしません。笑


それはありがたいんだけど、なにせひと家族しかいないので、あまり鳴きません。
お友達の家族でもいれば自分たちの存在を知らせるためによく鳴くんだけど
誰もいないので鳴きません。


ジョンストン海峡の主、A30sですら3日間も留守です。
どこへいったんだろう…。



今日のアシスタントたちのミッションは
ボートのお掃除!!
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シーズンに1〜2回はやらなくてはいけない楽しいお時間です☆
ボートの底は放っておくとフジツボぎっしり、苔びっしりになり、とても燃費が悪くなるので
タイミングを見計らってピカピカにしなければなならないのです!


満潮時にボートを海岸に寄せておいて、干潮時にみがきます。
こびりついている苔は相当力を入れないと取れないのですが、それでも今日は人数がいたので例年に比べると楽ちんでした。
本日は片側だけ終えて、満潮時に逆側に倒し、明日もう片方をすることになりました。




美しい夕暮れが来て…
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夜になりました。
月明かりだけが辺りを照らしていました。
そこへ


オルカラボに近づいてくるザトウクジラの呼吸音が…


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(なんてったってISO12800、暗闇で撮ろうと思ったのが初めてでフォーカスのしかたがわからずピントあってませんが…それでも思い出!!)


ザトウクジラは月明かりのなか15分以上、ラボの目の前を行ったり来たりしました。
わたくし、キム、ミリアム、ローレン、メグちゃん、デブスの5人はラボのデッキで息をのんでいました。(ちなみにPちゃんはお風呂中で、海岸のバスタブに浸かっているときにザトウクジラのブローを聞いたそうです)


これ以上美しい瞬間なんて他にあるだろうかと思いました。
ザトウクジラはブラックニー・パスを北へと向かっていきました。
2016-08-17 : オルカ : コメント : 0 :
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8月14日

ポールとヘレナが帰ってきました!

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(お出迎えするPちゃん)


留守の間もなんのトラブルもなく全員無事でポールとヘレナを出迎えることができました。
ちなみにボートの上の赤いTシャツは…マイク(ex. Blue Fjordキャプテン)です!


ポールとヘレナが留守から帰ってきたときはいつも留守中のオルカたちの状況を伝えるのですが
現在はA42sがジョンストン海峡を行ったり来たりしているだけなので
「オルカたちの動きはわかってるわ」と言われてしまいました。
でも、ほんとにこのサーモンの状態ならオルカがいなくて当然なのに、
ずっとエリア内にいてくれるだけ天国です!!


悪いニュースばかりではなくて、よいニュースも。


ジョンストン海峡ではないですが
アメリカとカナダの国境あたりに定住するサザン・レジデントのJ2(グラニー)さんが
今年も元気で目撃されたそうです!!


なんと105歳!!!!!


オルカは長生きです。
オスは40〜50歳、メスは60〜70歳くらいまで生きます。
でもこれは医療にかかっていない状態での寿命です。
人間はもっと長寿ですけど、病気になれば病院いってますから。


グラニーさんがこれからも元気に過ごせるように、食べ物がいっぱいあるといいなあ。



美しい夕方でした。
この光景を未来へ残せますように。

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2016-08-16 : オルカ : コメント : 0 :
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8月13日

キングフィッシャーさん
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2頭のザトウクジラさん
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exploreのエンジニアさんたちが食料の残りを置いていってくださっていたので、わたしたちは朝からベーコンエッグなどにありつきました。
アシスタントはCPのメーガンとシャーリー、ラボにいるキム(全員イギリス)などビーガンの人も多いため、ディナーに出るのは野菜がメイン。
タンバク質は豆からとることが多いこの島でお肉を食べるとなんだかとても高級なものを口にしている気分になります。



本日もジョンストン海峡にはA42s。
意外なのは現在ジョンストン海峡には彼らしかいないし、ボートの数も減っているとは思えないのに、今年は素晴らしい録音が毎日のように録れていることです。
すでにベストオブ2016CDを編集したいくらいです!!


A42sのコールは興味深いです。
昔はそうでもなかったはずなのに、おばあちゃんのA8が亡くなってからなぜかN17という特徴的なコールをあまり出さなくなり、基本的なコールはなぜかどんどんA4sに近づいて行っています。
確実に「世代が変わっていっている」のをコールから感じ取ることができます。



ポールとヘレナは留守だけど、Pちゃんとルーシー(イギリス)がみんなのためにディナーを用意してくれました。
メインハウスでのディナー後、


わたし…「スプリンガーのストーリー、ハンソン島バージョン」
ローレン…「どなたの頭も混乱するネズミイルカ、イルカ、クジラの違い」
ニコラス…「CPへの旅(ムービー)」


と、それぞれの資料を持ち寄ってプレゼンテーションナイトをしました!


わたしはいつも専門学校でお話しさせてもらっているスプリンガー・ストーリーを即席で英語になおしたものを披露しました。

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スプリンガーのストーリーはこちらではいろんな本が出ていたりドキュメンタリーが作られたりしていたのですが、
実はどれも「スプリンガーが人間の手で海に戻されるまで」の話がメインなんですね。

人間が動物を助けた話は魅力的かもしれないけど、スプリンガーのストーリーには続きがあります。
最終的にはオルカたちがスプリンガーを助けたんです。
そしてその時起こったできごとのひとつひとつが、オルカという動物がいかに興味深い動物であるかを教えてくれます。



わたしのプレゼンのあとはローレン(イギリス)にバトンタッチ!
ローレンが学校で使っている「ネズミイルカ、イルカ、クジラの違いを説明してみんなで混乱しよう!」という謎のプレゼンをみんなで楽しみました。

例えば
・大きさ、歯の有無、口先の形、背ビレの位置で分類すること
・最大のイルカはの最小のクジラよりも大きいこと
・シャチ(Killer Whale)と偽シャチ(False Killer Whale)がいることとか
・Humpback whale と Humpback dolphinがいたりとか
・Right whale とRight whale dolphinがいたりとか…ああもう

と、一筋縄ではいかないネズミイルカ、イルカ、クジラの分類をみんなで学びなおして混乱を楽しんだのでした。笑
もちろん、ラボにいる人は海洋学専攻の学生さんが多いからみんなある程度の基礎知識はあるんだけど、あらためてローレンのプレゼンで確認してみると、あまりのややこしさに
「一般のひとに説明しようと思ってもすぐにはむりだな!笑」
と思いました。



最後はニコラス(ドイツ)のショートフィルム「CPへの旅」
内容はメーガンが運転するラボの小さなボート「カー」でCPへ半日遊びにいってオルカをちょこっと見て、またメーガンの運転でオルカラボに帰る、それだけのもの。
しかもほとんどがニコラスの自撮り(風景を撮影しながら自分自身も動画に収めたいという一心だったそうです)という何て言えばいいのかわからないシロモノなんですが

さすがIT&カメラパーソン、こんな内容なのに撮り方や編集のしかたがハンパなく上手い!
撮っている風景はわたしたちが見ているものと変わらないはずなので、わたしたちも学ばなくてはなあと思いました。



3人のプレゼンが終わると
「次は誰?」という声が次々とあがりました。笑
自分たちの好きな生き物について学ぶのはたのしい!


そして、自分たちの好きな生き物のことを教えるのも楽しい!
たくさんの人がこうやって生き物について話し合ったり、教え合ったりする場があるといいなと思いました。

たぶんいまの日本で、通常の会話の流れでオルカのことを全く知らない都会の人に野生のオルカのことを思う存分話したらドン引きされるでしょう。笑
でもわたし、通常の会話の中で野生動物のことを話しても聞く耳を持ってもらえる世界がいい。


だからこれからも、少しずつでも続けていこうとおもいます。
2016-08-15 : オルカ : コメント : 0 :
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8月12日

もう気づいているみなさんもいらっしゃるかもしれませんが
今年は絶望的なくらいサーモンがいない年なんだそうです。


サーモンはこのエリアに集うレジデントのオルカたちの貴重な食べものです。
通常、夏になるとサーモンは川を上って産卵するため、河口付近に大量に集まってきます。
その中でも特に巨大なシュヌークサーモンやチャムサーモンはオルカたちの食事となり、
人間の好む紅鮭やピンクサーモンがわたしたちの食事になるんですが


ここ数年、個体数の減少が指摘されてきたそのサーモンが
絶望的なくらいいないんだそうです。


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(explore - Rubbing Beachカメラのスクリーンショットより)


もちろん全くいないわけではなくて、
種類によってはこうやってカメラに映るくらいはいます。
しかしオルカたちのおもな餌であったシュヌークサーモンは、ここ数年のジョンストン海峡では「ゼロ」と言われています。


サーモンの数は世界的に減っていると言われています。
なんでこんなことになってしまったのかというと
さまざまな原因があるとは思われますが、このエリアでの原因は養殖である線が濃厚です。


もちろん陸で養殖するなら別ですが、水質管理がとても大変なので
海に網を張って(もちろん野生の鮭も通過する海です)、大量に養殖するために稚魚をパンパンにつめこみます。
するとすぐに感染症や寄生虫が蔓延するので抗生物質をドーンと入れます。


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それでも寄生虫は発生し、網のすきまから落ちて海に流れ、天然の鮭の稚魚にくっつくわけです。
そしてたくさんの寄生虫にくっつかれた野生の稚魚はおとなになる前に死んでしまいます。
こういったことが繰り返されて鮭は激減していきました。

みなさんが回転寿司などで目にする、うすいピンクと白のレイヤーのサーモンは養殖のものである可能性が高いです。
鮭の数が減っているのなら、養殖の鮭を食べる方が地球のためによいと思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくても海で養殖をされているわたしたちのエリアでは、その養殖そのものが野生の鮭の未来を脅かしています。


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(イメージ写真)


生き残った鮭が成長して産卵するため河口付近に集まってきます。
オルカやハクトウワシの狩りや、釣り針を使っての漁であれば、そこで食べられたり捕獲されるのはほんのちょこっとで、残りの多くの鮭が川に登り産卵することができます。
でも底引き網だと話が別です。鮭の群れは根こそぎ取られます。



こういったことを考えて
オルカを守りたかったら、そのえさである鮭を守らないことには未来がないんです。
オルカが自然の一部である以上、オルカだけをその環境から切り取って守ることはできないんです。
まわりの環境まるごと守らなくてはいけないんです。
オルカたちだけでなく、わたしたちもいつか鮭を食べることができなくなる日が来るかもしれません。
(まぐろやうなぎもそうです。このまま食べ続けていたら未来はありません)



ということで、1シーズンに1回は書かないと気が済まない大事なお話でした!



他の群れがあまり来ていないことも、I15sが遅い理由もきっと鮭が原因なんだろうと思います。
A42sはこの状態のジョンストン海峡によく居てくれるなあ、と思います。



日本からできることは少ないと思われるかもしれませんが
食べ物を購入するときに、その食べ物はどこから来たのかちょっと考えてみてもらえるとうれしいです。
いまの世界は経済を中心にまわっています。
どこかである種の動物が絶滅しかけても、それがたとえ私たちの食生活に直結することであっても、えらい人がじょうずに管理してくれているわけではありません。
そこには一生懸命現状を調査し、一般の人に訴え活動している人たちの存在があります。


現在、わたしたちの海峡の鮭を守る活動に関してはアレクサンドラ・モートンさんの存在が大きいです。
彼女はもともとオルカのリサーチをしていましたが、オルカを守るにはその食べ物である鮭を守らないと何の意味もないということに気づき、数年前から野生の鮭を守る活動に専念していらっしゃいます。

デモは大きな広がりを見せ、少なくてもバンクーバーではほとんどのレストランで養殖鮭の扱いをやめています。
でも養殖鮭は「お金になる」ので、業者はなかなか手をひきません。
現在のお金か、それとも未来か。
世界はいつも同じような問題でゆれているような気がします。


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夕方、exploreエンジニア陣がほとんどの工程を終えて島を離れました。
ポールとヘレナも買い出しと洗濯のため同時に島を離れました。
オルカラボは2日間のあいだ、アシスタントと屋根修理のマーク、犬のジェダイだけとなりました。


2016-08-15 : オルカ : コメント : 0 :
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8月11日

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イスカさん
くちばしの先が交差しています。
ぼっくりから実をほじり出すのに便利なんだそうで。
鳴き声もかわいい



東から戻ってきたA42sは、午前3時半から4時半すぎまでロブソンバイトで遊んでいましたが、また東へと戻ってゆきました。
ばっちりわたしのシフトの間だけ鳴いてくれるなんて、とっても親切。


本日もインターネット環境改善工事のため、お昼過ぎまではほぼネットがつながらず。
電波のないiPhoneを見ながら、ニコラスが
「ネットがつながらないのは別にいいんだけど、うちの母が『息子に何かあったのかも!!』とパニックに陥ってここに飛んで来る飛行機のチケットを買っていないといいけど…」と心配していました。

マザコンなわけではなく、お母さんが極端に心配性らしく
ニコラスがアシスタントとしてここに来たときも、ドイツを旅立ちカナダに入国し、無事にオルカラボ入りするまでお母さんは一睡もできなかったそうです。

※アシスタントを目指しているみなさんは、まずはじめにしっかりと親御さんの理解を得てくださいね!!




いったん東へ引っ込んだオルカたちは、午後1時ころに水中マイクのエリアに戻ってきて海峡をウロウロ、午後6時ころに待ちに待ったラビングビーチカメラ前へ!

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(いずれもこの日のexplore - Rubbing Beach Underwaterのスクリーンショット)

ライブカメラはこちら→explore Orcalab Base


あああああ
野生のオルカたちを水中カメラで、こんなにはっきりと見ることができる日が来るなんて…泣



エンジニアのティムさんがインターネット環境をいじっていた関係でオルカラボのネットは1日じゅう落ちたり復旧したりしていたのですが、この時のラビングの様子はうまく配信できたと思います。


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設置作業のほとんどを終え、exploreのエンジニア陣も最後の夜。
ディナー時はみんなにワインが配られました。


「星が綺麗だから、海岸で焚き火をしましょう」


と言って、アシスタントたちの中のキャピキャピ勢と明日ラボを発つエンジニア勢は、ゲストハウス横の海岸で夜中まで焚き火をし、マシュマロを焼き、ビールを飲みながら歌を歌ったようでした。
12時すぎまで騒がしい声が海岸のほうから聞こえていました。


しかし「思い出づくりよりも睡眠を…」勢(わたくし、桃ちゃん、ルーシー、メグちゃん)は
ラボで水中マイクの音を聞きながらしばしの時間を過ごした後、早々と眠りにつきました。笑
日本ならお酒を飲んで騒ぐのもいいけど、
わたし、ここでは水中マイクの音のほうがいいんです。


オルカたちは午後9時半ころには東へと進み、わたしたちは(ビーチは騒がしかったけど、水中マイク的には)静かな夜を迎えました。
流星群のピークは明日です。
2016-08-13 : オルカ : コメント : 0 :
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8月10日

真夜中。
ジョンストン海峡にいるA42sは鳴いておらず、水中マイクからはずっと、カマイルカの鳴き声。
そういや昨日200頭以上の群れがジョンストン海峡にいたっけ…。

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(イメージ写真。2010年オルカラボ前にて)


そんなことを思いながら、わたしはうつらうつらしていました。
午前5時。



カマイルカも鳴きやんだし寝よう。
とおもって寝袋に入った瞬間、枕元のスピーカーからオルカたちの元気なコールが☆
一気に目が覚めて階下に飛び降りました。



しかも、彼らはオルカラボ前にいました!
あと30分待ってくれていたら明るくなっていて姿も見えたのに〜!!泣


「えっと、コールズオン・ローカルレフトで、オルカたちのブローがブラックニー・パスから聞こえていて、つまりオルカさんがラボ前に」
ヘレナにトランシーバーで連絡しながら、デッキとラボ内を行ったり来たりひとりでバタバタするわたくし。



A42sが北へと消えてしまい、コールも途切れ、全てが終わった午前6時。
シフトの引き継ぎでルーシー(イギリス)とリンダ(フィンランド)がやってきました。



「ごめんね、ごめんね、今オルカたちラボ前を通過したんだけど暗くてなにも見えない時で、あのその」



自分だけオルカを見たのではないかと疑われたくなくて(今思えば何のための保身だろう…)むやみやたらに言い訳するわたくし。

もちろんルーシーもリンダにもほんのちょっと前まで外が暗かったのはわかりきっていたことだったので、彼女らは笑いながらこう言いました。



「ともこ、わかったから寝なさい!!」



「うん、でも…」
「寝なさい!!」



どんどん明るくなってゆく空を見ながら、すなおに寝袋に戻りました。

なんでこんなにパニクってたのかというと、ピークシーズンの8月、オルカたちはずっとジョンストン海峡にいるというのに、わたしたちは8月4日に全てのAポッドが北へと向かったのをみんなで見送って以降、オルカたちがラボ前を通過するのを見ていなかったからです(Pちゃんの誕生日にCPでは見ましたが)。



「誰も怒ってなくて良かった…」と思いながら眠りについて(心配性)、



起きたときには、A42sは北からやってきたA30sと合流し、ウェイントン・パス(オルカラボの前じゃないほう)を通過してジョンストン海峡に戻っていました。



一方、オルカライブ × exploreのカメラ設置作業のほうも続いており
CPのメーガンとダイビングマスターのデブスが2人でCP水中カメラを設置してくれました!


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(写真はMeganのGoProと、CP cameraの映像より)

ダイビングマスターがいるとポール(76歳?)がもぐる必要がないのでひと安心。
メーガン、デブス、ありがとう!!



しかしその後
オルカたちがラビングビーチに向かっていたとき


エンジニアチームが行っていたインターネット設定工事の関係により
オルカラボのインターネットが落ちてしまったのです…。


つなげてみたり、設定を変えてみたり、このインターネット設定が続いた関係で
この日から3日間はネット環境がとても不安定になってしまいました。
更新が思うようにいかず、ご迷惑をおかけしました。
いつかはやらないといけないし、環境改善のためには仕方ないことなのですが!


高画質のカメラ9台をインストールし、ラボのパソコンで自在に操ることはやはり簡単ではないようで、担当のティムさんは食事をとる暇も惜しんで朝から晩まで頭を抱えながらパソコンと格闘していらっしゃいました。


なんといってもありのままの自然にカメラが設置されるわけですから
危険をかえりみずに高い木に登ってカメラを設置し、
ソーラーパネルで電力を確保し、
わたしの頭では理解しきれないのですが、無線でネットをつなげてカメラをラボのパソコンでコントロールできるように設定して、全ての映像がラボに集まってそこから配信されるわけです。


2000年にオルカライブが始まった時もそうでしたが
(当時の窓はガラケーの画面くらいの大きさでしたが、それでも感動したものです)

テクノロジーの進化というのはすごいです。
exploreでのオルカライブの中継は高画質フルスクリーンで楽しむことができます。
explore - Orcalab Base


流星群のピークの日が近づいていました。
寝る前に空を見上げると、大きな流星がふたつ見えました。
2016-08-13 : オルカ : コメント : 0 :
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8月9日

真夜中。
本日もジョンストン海峡にはA42sの一家だけが残されていました。


去年の写真ですが、A42sの長男、A66(サーフ)くん
16080901A66.jpg


A42s(旧A8s)といえば、わたしたちにとっては多くの時間を東で過ごすようなイメージがあるのですが、なぜか今年はあまり東には行かずにずっと水中マイクのエリア内にいます。


もしかしていつも東に行っていたのは、他の群れがいつもコア・エリア(水中マイクのエリア)にいたから遠慮…していたんでしょうか?笑
にぎやかな中で仲間たちと一緒に泳ぐこともあれば、多くの群れがワイワイやっているときに自分たちの家族だけでふっとその場を離れることもあるA42s。

現在のA42sはロブソンバイトでいっぱい食べたり、ラビングビーチで遊んだり、とてものびのびしています。



今日はその中の1頭、A88の美しい姿がラビングビーチのカメラに映し出されました〜!!



基本的にライブ配信で、ラボで録画しているわけではないのですが、
exploreのエンジニアさんが動画をexploreのFacebookページにあげてくださっています。


ラビングビーチ陸上カメラ(途中で見える、海岸にある謎の物体は水中カメラです)



ラビングビーチ水中カメラ



丸いすべすべした砂利で体をこすって遊ぶ「ラビング」の様子がはっきりと映し出されています。
オルカライブ、本当にexploreとコラボしてよかった…涙
ラビングビーチカメラ、最高です。最の高の高です。


16080902A88.png
上の陸上カメラと同時刻の水中カメラには、A88のお腹が映っていました。
A88(2008年生まれ)はメスだ〜!!!!!


ライブカメラ配信中!!もちろん完全無料です。

8月半ばはシーズンのピーク。
野生のオルカたちを生中継で見られる頻度もぐっとあがります。
健康な野生のオルカ達の姿かたちを目に焼き付けてください☆
ザトウクジラやカマイルカ、トドなど、オルカ以外の野生動物の姿もたくさん映ります!


現在はCPの水中カメラの設置メンテナンス中です。
まだしばらくメンテナンス作業は続きますが、9個全てのカメラをみなさんにお見せできる日も近いのかも?
クオリティも以前のものとはケタ違いです。ご期待ください!!



今日は買出しがあり、ジューン・コーブ号を海岸につけてみんなで荷下しをしていたところ、いきなりその10メートルほど沖にブホオオオオオオオッとザトウクジラがあがりました。


うひゃー


荷下しをしていたためもちろん誰もカメラを持っておらず、
携帯すら持っていませんでした!
完全にiPhoneで撮れる距離だったのに…笑

でもカメラを持っていなかったから、全員が肉眼で見られたのかもしれません。
ザトウクジラはそのままハンソン島の岸沿いに、北へと進んでいきました。


余談ですが
わたくし、夜中シフトで朝寝ていたためか
タウンランがある情報を逃してしまい、買い出しを頼むことができませんでした…


まあ、夜はメインハウスで食べられるので餓死することはないんですけれど


いざとなったらPちゃんに甘えて食べものを少しもらおう…泣
食料事情に一抹の不安を抱えながら、ハンソン島の夜はふけて行きました。
2016-08-11 : オルカ : コメント : 0 :
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8月8日

午前1時半にコールは途切れました。
そのままわたしたちは静かな夜を過ごし…




午後になってA42sだけがジョンストン海峡に帰ってきました。
でもひと家族しかいないので、静かなものです。
やっぱり他の群れが一緒にいないと、鳴く頻度はぐっと減ります。


何かが動くのが見えたのでマップルームの窓からヘレナのプランタを見ると、
ミソサザイさんが植物の葉についた水を飲んでいました。
ちょこまかと1日中忙しそう。かわいい
16080801.jpg




ディナー前にちょっと気になる光景がラビングビーチのカメラに映し出されました。


実はラビングビーチは「ロブソンバイト生体保護区」の中にあり、許可を得た人(研究者、または許可証を持つ漁船)しか中に入ることはできません。
陸も含めた広大なエリアが保護区になっているため、陸からの観察すらできないのです。
(地図のライトグリーンのエリア)
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しかしオルカたちの「聖域」であるこのエリアでは、他の場所ではなかなか見られない素晴らしい生態が観察できるため、人間が中に入らなくてもその様子を見られるようにオルカライブ × exploreのリモートカメラを設置したのです。

そしてその中のひとつ「ラビングビーチ」のカメラに、生態保護区の中でオルカを追い回すゾディアックボートがはっきりと映し出されたのでした。

「なぜオルカを近くで見るのがいけないのか」
とみなさんは思われるかもしれませんが

わたしたちのエリアではオルカたちを守るために、たとえ生態保護区の外であっても「100m以内には決して近づかない、ボートで並走はしない、向こうから近づいてきた時にはすみやかにエンジンを切る」という厳しいガイドラインがあります。

ボートにはねられ重症を負ったり、命を落としたりしたオルカが何頭もいます。
ガイドラインがない他の国では
たった4頭の家族に100隻近くのボートが群がったこともあったようです。

私たちは水中マイクで海の音を聞いているのでよく知っていますが
ボートの音は基本的にとってもうるさいです。
大きな客船やタグボートの音で何も聞こえなくなってしまうと、それまで鳴いていたオルカたちが黙ってしまうのもよくあることです。

ジョンストン海峡の人々ははオルカがとっても大切で、未来に残したいので、できる限り彼らの生きる邪魔をしないよう観察したり、とても気を使ってウオッチングしたりしています。

オルカラボでは調査にボートすら使わず、陸からの観察もしくは監視カメラ、水中マイクでの観察です。
オルカたちの本来のリズムで生活している私たちには、陸からでもいろんなことがわかります。


ジョンストン海峡の人々はそういったことを考えながらオルカに関わっています。
しかし、たまたまボートでこのエリアに来た観光客はそんなことは調べていないのかもしれません。
追いかけたら逃げるのがなぜなのかも考えずにボートでぐいぐい追いまわします。


ヘレナが無線で「ザ・クリフ」のマリーに連絡しました。
生態保護区の監視員であるワーデン隊員がすぐにボートで出動し、ゾディアックボートを捕まえて厳重注意をしました。




わたしはものすごい田舎の出身なので、動物は
「山に住んでいるもの、タイミングがよければ見られる」と思っています。

でもいま現在、都会の人にとっての動物は
「施設でお金を払って見たり、ペットとして家で飼ったりするもの、できれば触りたい」
であるというのも知っています。


施設やペットは必要だとしても、そのふとした感覚が
野生動物の生態を脅かすことになっていないかなと思うのです。

小さい頃から野生動物と人間との本来の距離を学べるような、
そんな場所が都会にもあったらいいのになあ。

生き物の存在を尊重する、それだけでいいんだけどな。



ボートから解放されたA42sは東へ進み、水中マイクのエリアからゆっくりと出て行きました。
2016-08-10 : オルカ : コメント : 0 :
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8月7日

ピカッ
ゴゴゴゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴゴ


午前2時、空は何秒かに1回フラッシュをたいたように明るく、ブラックニー・パスは聞いたこともないような轟音に包まれていました。

マップルーム(建物内)で寝泊まりしているわたしはそれでも「自然の神秘…」と思って窓の外を見ながら美しさすら感じていたのですが、森の中にテントを張るアシスタント組はそれぞれ、他のテントにいるみんなが全員起きているのを感じながら恐怖に震えていたそうです。


特にアシスタント1年目のニコラスは、凍えるような寒さの中、テントで冷や汗を流していました。


ニコラス、ルーシー、ローレンは前日の夜、眠る前にXファイルの話をしたそうです。
そんな話なんかした日にゃ、夜は怖くてトイレに行けないのがわかりきってるから私たちはあえて避けて通るのに、なぜか彼らは不可解な殺人事件や宇宙人、UFOについて語り合ったそうなのです。
その途端、今までに経験したこともないようなこの光と轟音…。

みんなの証言によると本当にただの雷かどうかわからないその「何か」は、ブラックニー・パスを北から南へと動き回ったそうです。そして、ついにテント村の真上まできました。
するとテントに向けていっそう強い光を放ったのです。



「うああああああああああああああああああ!!!」



…とまあ、あまりの雷の大きさにテント村ほぼ全員起きてたので、ほぼ全員がニコラスの叫び声を聞いたそうですが、みんな普通に雷にうたれるのが怖いので誰も自分のテントを出て助けに行かなかったそうです。笑

ってか半分寝言だしね!(本当はルーシーも宇宙人にさらわれる気分になって、叫びたいくらい怖かったそうですw)



無事に夜が明けて
本日は毎年恒例、Pちゃんの誕生日!!

お誕生日プレゼントとして、アシスタント全員でのCPピクニック時間が与えられました。

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メーガンとシャーリーがCPの壁に「HAPPY BIRTHDAY MOMOKO」と書いたボードを掲げてくれていました!Pちゃんおめでとうー!!


わたしたちがCPでの時間を楽しんでいる間、exploreエンジニアチームはラビングビーチの木に登ってカメラの設定直し。
水中カメラの設定も調節してくれたおかげで、昨日よりもさらにクオリティがあがりました!!






CPで過ごしている間いろいろな生き物が姿を見せてくれました。
もちろんオルカも!

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A24s(写真の大きなオスA71を含む)がCPの最も近くを通過し、少し沖をC10s、少し遅れてA42sが通過しました。


ザトウクジラも舞っていました。

ここ数年のジョンストン海峡周辺ではザトウクジラのブリーチもよく見られるようになりました!

オルカラボジャパンさん(@orcalab_japan)が投稿した写真 -



良い日だった!!


ラビングビーチのメンテナンスチームは本日の作業を終えて午後7時過ぎにCPまで戻ってきました。全部終えてしまいたかったけれど、作業中にオルカたちが来てしまったので中断せざるを得なかったそうです。
ラビングビーチは生体保護区内のため、オルカたちが優先の海です。
もちろん許可を得て作業をしていますが、人命がかかるような危険な作業でどうしようもないときがあるとはいっても、できるだけオルカたちの邪魔をしないよう気をつけなければなりません。

ボートはわたしたちをピックアップしてハンソン島へ。


夜はたくさんのキャンドルが灯ったケーキを
ポールがPちゃんにプレゼント!

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ハンソン島での7回目の誕生日、おめでとー!!
(年齢はふせておきますw)



A24s、A42s、C10sはウェイントン・パスを通過して北のブラックフィッシュ・サウンドに出ました。日付変わって午前1時半ころにはコールも途絶え、わたしたちは静かな夜を過ごしました。

2016-08-09 : オルカ : コメント : 0 :
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8月6日

A24sとA42sは一晩中ジョンストン海峡をうろうろ。
午前5時10分ころ、いったん寝袋に戻っていたわたしは飛び起きて、階下へ落ちるようにおりてラボに飛び込みました!!


「Cポッドだ」


「コールが聞こえたの?」
わたしがたてた大きな音にビックリして、本来シフトに入っていたミリアム(fromオーストリア)も起きてきました。
Csのコールが大きくなると、ヘレナも起きてきました。笑
ヘレナにはトランシーバーで事細かく状況を説明しているのに、ヘッドフォンをつけたかったみたい。



C10s、A24s、A42sというちょっと一風変わったトリオはジョンストン海峡で静かになりました。
オルカたちは仲間がいると合流するためにものすごく鳴いて、自分たちの家族だけだとあまり遠くにその存在を知らせる必要もないのでけっこう静かだったりすることも多いのですが、この3組はどの群れもわりと「ゴーイングマイウェイ」な群れ。
他の群れたちとワチャワチャやっていても、すっとその中から抜けて別方向に行ったりすることが多い群れです。ということもあってか、3組もいるのにあまり鳴かない。笑
日中のオルカたちはずっと静かでした。


ここ数日、exploreのエンジニアチームがずっとカメラ設置やPC設定を頑張ってくれているのですが、先日デビューしたカメラが凄いのなんの!!!!!

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ラビングビーチの水中カメラです!!!
(まだメンテナンス中のため、exploreでは表示がCPの水中カメラとなっていますが、今年はまだCPの水中カメラじたい設置できていないので、水中映像はラビングビーチのものです)
野生のオルカたちがラビングする様子を観察できます。


これの何が凄いかって
角度によってはどの個体がラビングビーチを訪れたかがはっきりわかるし、
お腹もうつるので妊娠しているかどうかも、
また、背ビレが伸びる前の小さなこどもがオスかメスかわかる可能性もあるのです。
そして、これからも何度もうつると思われるので
皆さんにも健康な野生のオルカたちの形がはっきりわかるはずです。
どうかどうか、健康なオルカたちの形を目に焼き付けてください。


アザラシも映りました。近すぎる!
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本日はタウンラン、すなわち街への買出しの日。
その帰りにジューン・コーブ号はたくさんの人たちを乗せてきました。

去年のアシスタントだったチェルシーとメーガン(新)→CPメーガンもいるのでこっちの呼称はメグちゃんにします!
去年もいた屋根修理工のマークと飼い犬のジェダイ
旧アシスタントでもあり、WDC所属でもあるおなじみロブ・ロット


すでにいるアシスタントと滞在中のexploreエンジニア陣を含めて
20人ほどの大世帯になってしまったのです!!
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8月5日

光陰矢の如し。

オルカラボに来てからまあ、いつものように夜中もオルカが鳴いていて
いつもならその時間帯にわたしが録音していて
外は真っ暗でカメラの操作もなく、録音しながら日記を書いています。


だけど今年は何せアシスタントが多いんです。
めまぐるしすぎた去年の教訓をふまえて
「ラボ前のザトウクジラの調査もカバーできる人数を確保」したので
しっかり夜シフトの人員もいるわけですね。


新人さんたちは夜シフトに入っていてもコールがわからないので
いつでも質問できるようにわたしが待機していて
オルカたちに何か動きがあったときだけわたしもラボにおりて新人さんたちに指示するシステムのはずだったんですけど


新人さんたちはほとんどが海洋生物学を専攻している大学生で、オルカに関する基礎知識はあっても、ジョンストン海峡のオルカたちの歴史とか、オルカラボの歴史とかを知らないのです。
だから夜中他の人たちがいなくて質問しやすい空気になるとめちゃくちゃグイグイくるわけです!!
気がつけば話し込んで朝を迎えていたり…。







例えばA46(カイカシュ)っていう1頭のオルカがいます。
家系図に乗っている情報だと、A36sという家族に属しているおとなのオスというだけ。
でも現在はA34sという家族と一緒に泳いでいます。


そこに至った経緯も
最初はお母さんと3頭の息子という家族構成で、カイカシュは末っ子。
1997年にお母さんが亡くなって10年以上を3兄弟で過ごしていました。

3兄弟と仲の良いばあちゃん、A12さんが息子を亡くしたとき、A12さんは新しい息子たちを、3兄弟は新しいお母さんを手にいれたかのように一緒に泳ぎ始めました。それが2009年のこと。

2010年に長男が亡くなっても残りの2兄弟とばあちゃんはずっと一緒にいましたが
2012年にばあちゃんが亡くなったとき、ついに2頭になりました。

そして2014年、カイカシュにとって最後の家族だった兄のA37が亡くなったのです。


レジデントのオスのオルカはびっくりするくらい「家族が全て」です。
オルカの世界では母親が群れのリーダーで、父親は群れにいない(血縁上の父親であるオスもまた誰かの息子なので、自分のお母さんと一緒にいる)ため、メスは1頭きりでも子供を産めば自分の家族が作れるのですが、オスは家族を生み出せません。

そのため、多くの場合レジデントのオスは1頭になると死にます。
その原因は強いストレスであったり餌をとらなかったりであると言われています。
きょうだいがまだ残っているのに母親を亡くしただけで死に至る個体もいます。
娘はそうでもなかったりするのですが、オルカの世界では「母親と息子」以上の絆は存在しません。ようするにレジデントのオスは強烈なマザコンなんです!!
その次に強いのはオスの兄弟どうしの絆です。オルカたちの世界は不思議です。


そういった経緯があり
次々と家族を失って1頭になったカイカシュのことをわたしたちはものすごく心配したのですが、カイカシュはわたしたちの想像をはるかに超えた生命力を持つオルカでした。


彼は生きて、新しい家族を手にいれたのです。


ばあちゃんは息子を亡くして3兄弟と一緒に泳ぐようになったけれど、
全ての家族を失って3兄弟と泳ぐようになったわけではなく、
娘家族がちゃんといるのに、3兄弟と泳いでいたんです。
娘家族もばあちゃんの好きなようにさせてあげていました。笑

たまに全員で泳ぐこともありましたが、
また娘家族/ばあちゃん+3兄弟に分かれたりして、そしてまた合流したりして
「不思議なものだなあ」と思ったものです。


今カイカシュは、ばあちゃんの娘家族であるA34sと一緒にいます。
もともと仲が良かったから、居心地も良かったんでしょうか。

A34sには一緒に遊べるおとなのオスもいるし、小さな子供たちもいるので
カイカシュはもう二度とひとりぼっちにはなりません。
今年もA34sと一緒に、むしろ群れのど真ん中で元気に泳いでいます。笑







…というような話を
新人のみんなは聞きたがるのです!!!


そしてもちろんカイカシュだけでなく、
ジョンストン海峡の全てのオルカたちがそれぞれにストーリーを持っています!
わたしはたった18年分しか知らないけれど、それでも膨大な量のエピソード。

それを毎晩話し続けています。




それで夜が明けたら寝ています…。



わたしが来たので、それまでラボ2階に泊まり込みだったPちゃんはさっそくテントに引っ越しました!!そしてさっそくオルカたちのブローを聞いてラボに戻ってきました。笑

A42sが先頭で、少し遅れてA24s。
ジョンストン海峡に入って東へと進んでいきました。
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8月4日

オルカたちが水中マイクのエリア内で鳴いているので
本日のレコーディングもオールナイト!

午前3時まではルーシーが、
午前3時からはPちゃんがシフトについていて
スピーカーから聞こえて来るオルカたちの声がラボの方に向かってきている音に変わったので、わたしも午前4時頃モソモソと起きてPちゃんの手伝いをしました。
そう。オルカラボでは寝ていても、耳だけは起きています。

わたしがレコーディングにつき、音からオルカたちの動きを突き止め、
Pちゃんはデッキに出てオルカラボ前を通過するブロー(呼吸音)のカウント。


ブホッ、ブホブホッ。


ブラックニー・パスを通過してゆくブローの音は生命の力を感じさせてくれます。



オルカたちが通過して行ってしまうとPちゃんは寝袋へ。
わたしはそのままPちゃんと交代してレコーディング。
朝6時にまた交代要員が来るはずだったのですが



実は昨日の夜はいろいろあってオルカラボ飲み会だったんですよね。
(理由もなくそんなものが行われることは滅多にありません)



わたしら日本人組は日本人らしく「仕事があるから」と
さっと引き上げて寝たのですが、イギリス組を中心とした他のアシスタントたちは、
全員でビールを1ケースくらいあけて、iPhoneでAC/DCなどを鳴らしながら
夜中まで外で歌っていました。


というわけであさ6時になっても
もちろん誰もこない!!!


6時半にDebsが「遅れてごめんなさい」と慌ててやってきたのですが、
もうひとりシフトに入っているはずのニコラスは4時間遅れました。笑
※アシスタントを目指す方、オルカラボでの深酒はやめましょう



そんなわけでようやく寝袋に戻れたわたくし。
すやすやと寝ていたころ




北からやってきたのは
A30s、A23sとA25s!!!


薄霧の海に彼らは固まって泳いでいて、
涙が出るほど美しかったそうです。(わたしは寝てたけど)


そして

昔から見ているみなさまには
ちょっとショックなお知らせがあります。


この時、この群れの中に
A38(ブラックニー)の姿はありませんでした。


A38は45歳。オスとしては高齢ではあります。
だけど去年も丸々と太っていて、群れから遅れることもなく元気そうだったし
それに、A30sのオスたちは遊んでいて置いていかれる「Mr.ロンリー」にしょっちゅうなっているので、まだわたしたちは完全にあきらめたわけではありません。



その後A34sとA46もエリアに戻ってきて、わたしたちは気づきました。
「全てのAポッドがジョンストン海峡に揃ってる!!!」


ちょうどディナー中に全てのオルカたちはオルカラボの前を通過して北へと向かいました。

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そしてその中にずっとずっと会いたかった、あるオルカの姿が!!!
(画像中央)
Springer_160804.jpg

スプリンガーです。
スプリンガーが群れの中で、とても元気そうな様子で泳いでいました。
特徴的なサドルパッチ(背ビレ後ろのグレーの模様)の形ですぐにわかりました。
赤ちゃん(A104、スピリット)も元気!!


オルカたちは大興奮してたくさんのコールをあげながらすごいスピードで北へと進んでいきました。
日付が変わってからA34sとA46だけがFIの水中マイクのエリアにしばらく留まっていましたが、そのうち他の群れと同様に北へ進んでいきました。


2016-08-06 : オルカ : コメント : 0 :
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8月3日

午前2時半。

私たちボランティアは交代でオルカのコールを録音するためのシフトについているのですが、夜中はコールがなければ基本的にみんな寝ます。
そしてオルカが鳴けばそのときシフトについている人が起きるシステムです。
オルカたちのコールで起きる自信がない人は寝てはいけません。笑


というわけでわたくしとPちゃんが起床!!
東から戻ってきたA35sとスプリンガー親子、
そしてA5ポッドのA42sはしばらくロブソンバイトで遊び
午前5時前に東へと戻っていきました。


午前6時に交代が来てようやくベッドに。眠い。


日中は美しく晴れて、オルカラボ前で飛び上がって泳ぐイシイルカの姿や、
群れになって舞うヒレアシシギたちの姿が観察できました。

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本日は取材陣が来ていて朝からバタバタしていたのですが
とてもよく晴れていたので
ひと段落したころにわたし以外のみんなが海に入りました!
(わたしは海が冷たすぎていちど溺れたトラウマがあるので入れません)
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気持ち良さそうな海、楽しそうな笑顔(ちょっとうらやましい)ですが
みんなあまりの海の冷たさに悲鳴をあげていました。
ビールを網に入れてこの海に沈めておくと、美味しく飲むのにちょうどよい温度になります。




午後7時過ぎ、北からやってきたA34sとA24sがオルカラボの前に姿を現してくれました。
ものすごく向こう岸沿いで姿は遠かったけど、
わたしが最も愛する群れであるA34sの登場は、
まさしくこの場所に帰ってきたご褒美!!!


16080303.jpg


今年も元気でいてくれてありがとう。
オルカたちの寿命が長いおかげでもあるけど
こうやって毎年、同じ個体の姿を確認できるのは何よりの喜びです。



↓ライブカメラはこちら
★explore
※時差がありますので日本時間の午後10時~午前11時くらいまでは明るいと思いますが、現地時間の夜はまっくらなので生中継のかわりにハイライト映像が流れています。ご了承ください。


↓オルカライブ・コミュニティ(日本語アップデートあり)はこちら
★オルカライブ・コミュニティ

※水中マイクの音声は、WindowsのかたはMedia playerで開いてください。
Macのかたは
Fstream
をダウンロードしてファイル→クイックオープンで
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2016-08-05 : オルカ : コメント : 0 :
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8月2日(2016年初日!)

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無事にハンソン島入りしました!


最寄りの町アラートベイ迎えが来たのが18時頃で、ラボについたときはすでに19時。
太陽が傾く中でドタバタと荷物を「マップルーム」に片付けると、すぐにディナーに呼ばれました。

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(ラボに何人か残っているのでテーブルについている人数は少ないですが)


今年はイギリスからのアシスタントがたくさんいて
しかも全員すごくおしゃべり!!


ものすごく早口だしイギリス訛りだし、ぼけーっとしていたら会話を聞き逃してしまいます。
だけど毎年こうやっていろんな国籍の人々の中で生活できるのもオルカラボの醍醐味。

Pちゃんに聞いた所、今のところ目立ったヒューマンドラマは起こっていないそうで…
(あまりにも忙しくて睡眠時間が削られる中、言葉や文化の違う人たちが24時間いっしょにいると、ストレスが発生してケンカが起こったりすることもあるのです泣)

でも今までいた中でいちばん嫌なやつはやっぱり「どろぼうアシスタント」でした。
他人のクーラーボックスから食べ物を盗んだり、文房具や身の回りのものを盗むのでわたしたちはぶち切れました!そういうのがいないだけでもしあわせです。


オルカたちはA35s+スプリンガー&ベビー、そしてA5ポッドのA42sが東にいるということでした。
夕方にトランジェントのT60sとT90s、T2Bも目撃されたとのことでした。
わくわくな夏が始まります!




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2016-08-04 : オルカ : コメント : 0 :
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ハンソン島日記2016、まもなく開始!!

みなさまご無沙汰しています!Tomokoです。
無事にカナダに入国し、現在、ハンソン島の最寄の町(ボートで40分くらい)アラートベイまで来ました。ポールによるお迎えを待っておそらく明日にはハンソン島入りできそうです。


オルカたちは7月半ばからすでに海峡を訪れており、オルカライブでもその姿と鳴き声を中継しています。
オルカライブではふたつのカメラを見ながら日本語コメントを書き込むことができます。

20160721.jpg


大きな画面でもっと多くのカメラが見たい場合はexploreで現在稼動している全てのカメラの映像が観られます!


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先にハンソン島入りしているPちゃんこと小林桃子さんからの情報によると、
今年のアシスタントはこちら

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左から
ニコラス(ドイツ)9月から大学生、地理学を勉強する予定
ローレン(イギリス) IT企業で働きつつ、海洋生物の研究者を目指している
ルーシー (イギリス)大学で英文学専攻、カフェで働いていた、オルカラボのあとはニュージーランドで2年間ワーキングホリデービザで働く予定
リジー(カナダ) 大学で海洋生物学を専攻、毎年夏ビクトリアでホエールウォッチングボートのスタッフとして働いている
メーガン(イギリス)リピーター。フォトグラファーでフィルムメーカー。CPに滞在。マシンガントーク
ミリアム(オーストリア)大学で海洋生物学専攻、セイリングの先生もしている
リンダ(フィンランド)サーカスで演技をしている、ふれあい動物園を経営
一番下
キム(イギリス)大学で野生動物生態学を専攻、ヨガをこよなく愛する


あとこの写真には写っていませんが、
デブラ(イギリス)社会人として働いていたが、大学に戻り海洋生物学の修士過程に入る予定


そして明日からわたくしTomokoと、去年も来たシャーリー(イギリス)が合流予定です。
数日したら去年も来たアシスタントふたり、チェルシーとメーガンが来るのでもっと増えます!


去年に引き続きメーガンがふたりになりました!
呼び名、メーガン(英)とメーガン(米)にするかどうしようか…

次回の更新はハンソン島からです!

2016-08-02 : オルカ : コメント : 0 :
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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