8月20日
CPに完全なる休息の時間はありません。
午前3時、トイレに起きたわたくし。
「こんなに月明かりがまぶしかったら夜光虫も見えないなあ」
と思いつつCPの小屋に戻りました。
わたしがたてた物音で目を覚ましたPちゃんも、起きたついでにトイレにたつことにしたらしく小屋を出て行きました。
起こしてごめんなさいと思いつつ寝袋にもぐってうとうとしていると、枕もとのスピーカーからぽつり、ぽつりと聞こえて来たのはN3(レスティングコール)。
ん…?
やがて戻って来たPちゃんがこう言いました。
「ブローが聞こえます…」
西でしばらくの時間を過ごしていたオルカたちがようやく東へ向かうことにしたらしい。
わりと沖を泳いでたからCP正面に来ないと聞こえなかっただろうに、なんてタイミング。
ポールとヘレナは寝てるだろうなあと思いつつ、わたしたちは月明かりのなかノートを取りました。
午前6時、わたしの目覚ましがけたたましく鳴りました。
おはようございます。
「朝だよー!!」
わたしは遅くまでブローを数えていたためくたくたになっていたPちゃんをイキオイよく起こし、外に出ました。
外はまだ薄暗く、デッキも雨と霧で濡れていて涙が出そうなくらい寒い朝。
わたしたちはコーヒーをいれ、デッキにスコープを運び出し、ぶるぶる震えながらコーヒーを飲みました。
やがて霧の中、東からこちらに向かってくるブローが聞こえてきました。
なんとなく予感してたけどやっぱり来た!
おはよう、オルカさんたち。
無線機からポールの声。
わたし「こちらCP、おはようございます」
ポール
わたし「オルカたちは東から戻って来て現在ブラックニー・パスの入り口、霧で姿は見えなくて個体識別はできません。あっそれと、午前3時半に東へ向かってゆくブローが聞こえました。そのときCPの水中マイクからN3コールが聞こえました。」
ポール <3時半に東か!なるほどパズルのピースが埋まったね、情報ありがとう>
時刻は午前6時半。
CPとしては可能な限り全ての情報を渡せたはず。
まじめに早起きして良かったー!!
A30sとA8sはブラックニー・パスの入り口でうろうろしたあと、ブラックニー・パス…すなわちオルカラボの方へと向かって行きました。
霧!
霧の虹 フォグボウ
ボートベイパーティー組は毎年だいたい午前中に帰ってくるので、わたしたちも荷物をまとめて帰る準備。
午前11時、スコープでアシスタントたちの乗ったセイルボートを確認。
そしてそのセイルボートが、オルカラボ方面ではなく、アラートベイ方面に消えてゆくのを確認…。
…え?(゜Д゜)
アラートベイ方面?
アシスタントのみなさんたち、どこへいったのかしら…?
お昼12時半ころ。
東へ行っていたA23sとA25sは、クレイクロフト島ぞいにCPの方へと進んできました。
わたしはオルカライブ中継のためのビデオカメラ、Pちゃんは大きなレンズのデジタルカメラを手に彼らがやってくるのを待ちました。
ドキドキ
けっこう待っていたのにA23sとA25sが通り過ぎたのはほんの一瞬でした!
ざっぱーんざっぱーんと凄いスピードでCP前を通り過ぎ、ハンソン島ぞいに西へと進んで行きました。
その後、別のボートに乗せてもらっていたマークがCPに帰ってきました。
しかしセイルボートでアラートベイ方面に向かって行ったほかのアシスタントたちからの連絡はなく、わたしたちは結局19時過ぎまでCPで迎えを待っていました。
風もなく、強い日差しのCPはまるで日本の真夏のように暑く、あわや脱水症状。
ジョンストン海峡でこんなに暑い思いをするなんて生まれて初めてで、午前中に寒い寒いと震えながらコーラを飲み干したわたしたちは、なんであの時飲んでしまったのだろうと本気で後悔しました。
マークが心配して遅いランチを作ってくれました。ご飯の上にさまざまな種類の野菜を乗せてドレッシングをかけたもので、想像以上に豪華で驚きました。笑
トドさんが泳ぐよー
19時過ぎ、セイルボートに乗ったアシスタントたちがオルカラボに到着。
乗せてくれた人がとても親切で、なかば拉致に近いかたちでセイリングに連れて行かれたらしい。笑
たくさんの食べ物や飲み物ももらって「こんなに親切な人たちがこの世にいるのだろうか」と思ったそうです。
無事にラボからの迎えも来て、わたしたちもなんとかハンソン島に帰還!!
海岸に建てられたただの小屋であるCPから帰ってくると、オルカラボは本当に都会だと感じられます…。
森の中に掘ったトイレもあるし、川が干からびると使えないけど、いちおう蛇口から水も出るし。
アシスタントたちが帰ってくるのが遅かったため、もちろんメインハウスでのディナーはなし。
遅いランチを食べたわたしとPちゃんはディナーを食べるのはあきらめ、お湯をわかして梅干しをひとつずつ入れたものを飲んでリラックスしました。
ふー。
A23sとA25sはジョンストン海峡をうろうろ、A30sは日付がかわる直前まで北のブラックフィッシュ・サウンドにいたようでした。
午前3時、トイレに起きたわたくし。
「こんなに月明かりがまぶしかったら夜光虫も見えないなあ」
と思いつつCPの小屋に戻りました。
わたしがたてた物音で目を覚ましたPちゃんも、起きたついでにトイレにたつことにしたらしく小屋を出て行きました。
起こしてごめんなさいと思いつつ寝袋にもぐってうとうとしていると、枕もとのスピーカーからぽつり、ぽつりと聞こえて来たのはN3(レスティングコール)。
ん…?
やがて戻って来たPちゃんがこう言いました。
「ブローが聞こえます…」
西でしばらくの時間を過ごしていたオルカたちがようやく東へ向かうことにしたらしい。
わりと沖を泳いでたからCP正面に来ないと聞こえなかっただろうに、なんてタイミング。
ポールとヘレナは寝てるだろうなあと思いつつ、わたしたちは月明かりのなかノートを取りました。
午前6時、わたしの目覚ましがけたたましく鳴りました。
おはようございます。
「朝だよー!!」
わたしは遅くまでブローを数えていたためくたくたになっていたPちゃんをイキオイよく起こし、外に出ました。
外はまだ薄暗く、デッキも雨と霧で濡れていて涙が出そうなくらい寒い朝。
わたしたちはコーヒーをいれ、デッキにスコープを運び出し、ぶるぶる震えながらコーヒーを飲みました。
やがて霧の中、東からこちらに向かってくるブローが聞こえてきました。
なんとなく予感してたけどやっぱり来た!
おはよう、オルカさんたち。
無線機からポールの声。
わたし「こちらCP、おはようございます」
ポール
わたし「オルカたちは東から戻って来て現在ブラックニー・パスの入り口、霧で姿は見えなくて個体識別はできません。あっそれと、午前3時半に東へ向かってゆくブローが聞こえました。そのときCPの水中マイクからN3コールが聞こえました。」
ポール <3時半に東か!なるほどパズルのピースが埋まったね、情報ありがとう>
時刻は午前6時半。
CPとしては可能な限り全ての情報を渡せたはず。
まじめに早起きして良かったー!!
A30sとA8sはブラックニー・パスの入り口でうろうろしたあと、ブラックニー・パス…すなわちオルカラボの方へと向かって行きました。
霧!
霧の虹 フォグボウ
ボートベイパーティー組は毎年だいたい午前中に帰ってくるので、わたしたちも荷物をまとめて帰る準備。
午前11時、スコープでアシスタントたちの乗ったセイルボートを確認。
そしてそのセイルボートが、オルカラボ方面ではなく、アラートベイ方面に消えてゆくのを確認…。
…え?(゜Д゜)
アラートベイ方面?
アシスタントのみなさんたち、どこへいったのかしら…?
お昼12時半ころ。
東へ行っていたA23sとA25sは、クレイクロフト島ぞいにCPの方へと進んできました。
わたしはオルカライブ中継のためのビデオカメラ、Pちゃんは大きなレンズのデジタルカメラを手に彼らがやってくるのを待ちました。
ドキドキ
けっこう待っていたのにA23sとA25sが通り過ぎたのはほんの一瞬でした!
ざっぱーんざっぱーんと凄いスピードでCP前を通り過ぎ、ハンソン島ぞいに西へと進んで行きました。
その後、別のボートに乗せてもらっていたマークがCPに帰ってきました。
しかしセイルボートでアラートベイ方面に向かって行ったほかのアシスタントたちからの連絡はなく、わたしたちは結局19時過ぎまでCPで迎えを待っていました。
風もなく、強い日差しのCPはまるで日本の真夏のように暑く、あわや脱水症状。
ジョンストン海峡でこんなに暑い思いをするなんて生まれて初めてで、午前中に寒い寒いと震えながらコーラを飲み干したわたしたちは、なんであの時飲んでしまったのだろうと本気で後悔しました。
マークが心配して遅いランチを作ってくれました。ご飯の上にさまざまな種類の野菜を乗せてドレッシングをかけたもので、想像以上に豪華で驚きました。笑
トドさんが泳ぐよー
19時過ぎ、セイルボートに乗ったアシスタントたちがオルカラボに到着。
乗せてくれた人がとても親切で、なかば拉致に近いかたちでセイリングに連れて行かれたらしい。笑
たくさんの食べ物や飲み物ももらって「こんなに親切な人たちがこの世にいるのだろうか」と思ったそうです。
無事にラボからの迎えも来て、わたしたちもなんとかハンソン島に帰還!!
海岸に建てられたただの小屋であるCPから帰ってくると、オルカラボは本当に都会だと感じられます…。
森の中に掘ったトイレもあるし、川が干からびると使えないけど、いちおう蛇口から水も出るし。
アシスタントたちが帰ってくるのが遅かったため、もちろんメインハウスでのディナーはなし。
遅いランチを食べたわたしとPちゃんはディナーを食べるのはあきらめ、お湯をわかして梅干しをひとつずつ入れたものを飲んでリラックスしました。
ふー。
A23sとA25sはジョンストン海峡をうろうろ、A30sは日付がかわる直前まで北のブラックフィッシュ・サウンドにいたようでした。
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