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夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

8月17日

午前6時20分ころ、スピーカーからかすかなコール。
もう朝シフトの人がいる時間帯だったので、急がずにモソモソ寝袋から出て


「コールズオン・ラビングビーチだよ」
とラボに言いにいったら、そこにいたルーシーがどうやらわたしが疲れすぎて寝ぼけていると思ったらしく
「オルカのコールは聞こえなかったわ、なんか変な音は聞こえたけど魚じゃないの?しかもどこの水中マイクからなのかわからないし」
と怪訝そうな顔で言ってきました。


それぞれの水中マイクの音の特徴とオルカの行動パターンから察するに…と説明するのがめんどくさいくらい眠かったので
「あと30分かそこらくらいしたらエコロケーションがCRPTの水中マイクから聞こえると思うよ」
と言い残してマップルームに戻りました。
きっちり30分後にスピーカーからエコロケが聞こえ始めました。


再びラボに入るとルーシーが
「あなたがクレイジーなことを言っていたわけが今ようやくわかったわ」
と笑っていました。


クレイジーではなくこれは、慣れです。
音に興味がある人なら、慣れればたぶん誰でもスピーカーからのちょっとした音だけでいろんなことがわかります。


ボートメンテナンスの最終工程!!
ネームの塗り替えです
16081701.jpg

はみ出したら終わりなので真剣なわたくし(ポール・スポング博士撮影)
16081702.jpg

できた
16081703.jpg

はげかけていた名前をきれいに塗り直して完成!
これでジューン・コーブ号は中も外も(船底も)ネームもまるで新品のようにぴかぴかに仕上がりました☆


オルカのほうといえば…
16081704.png

16081705.png
ラビングを楽しむA66(サーフ)くん
(explore - Rubbing beach underwaterのスクリーンショットより)


久しぶりに水中カメラのあるメイン・ラビングビーチでラビングを楽しんでくれました☆
ここ2〜3年、オルカたちはメインビーチより少し西のストライダー・ラビングビーチばかり使っていて「砂利の質が変わったのではないか」説まで出ていたので、メインビーチにも戻ってきてくれてよかった!

(水中カメラを設置する以前からストライダー・ビーチのほうを好むようになった傾向があります。ストライダー・ラビングビーチにカメラを設置したほうがよかったのかもしれないのですが、新たな電源の設置とかいろいろ大人の事情が…)



ディナー後にのぼった月が美しく…
16081706.jpg


アシスタント数人でデッキでいつまでも眺めていました。
IMG_2198.jpg



すると、聞こえてきたのはかすかなコール。
確認するためにラボに戻るわたくし。


ヘッドフォンをつけると…おや?


「これは(いつものように)A42s?」シフトに入っていたローレンがわたしに聞いてきました。
「いや、これは…」

フラワーアイランドの水中マイクの音量をあげます。
メインハウスでコールを聞いたヘレナがラボに入ってきてヘッドフォンをつけました。
次の瞬間


「きゃー!」


わたしとヘレナが同時に叫んだのはA30sのコールが聞こえたから!!
8月に5日間もジョンストン海峡を留守にしていたジョンストン海峡の主が、ようやく戻ってきた〜!!

A30sはオルカラボの前を通過してジョンストン海峡に入りました。
そしてジョンストン海峡で待っていたA42sと合流すると、一緒に東へと向かいました。
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2016-08-20 : オルカ : コメント : 0 :
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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