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夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

8月19日

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今年もこういう奴らが何羽かいます。
でも咲じゃないからお互いにとってよい関係が築けていません。
せっかく仲良くなったと思っても次の年いなかったりするし、
若い奴らはヘレナのりんごの木を食いあらすし。


本日もA30sとA42s
がジョンストン海峡をウロウロするいつもの日常かと思いきや
A30sがCP前に居座りました。
今季初!!


これには意味があって、
CP前に居座るということは、チャム・サーモンが少しは来始めているということ!!
今年は他の鮭が絶望的。遠い海のどこかで必死に餌をさがしているであろうオルカたちがこの海峡に帰ってくるためには秋のチャム・サーモンだけが頼りで、わたしたちは必死に「チャムは来ますように…」と願っていたのです。


まあCP前に居座るとオルカラボのほうに来ることも少なくなるのですが…
それでもオルカたちにとってはよい傾向。
少なくともここにいるA30sとA42sが、お腹いっぱい食べられますように。



わたしたちヒューマンのほうは、アラートベイで冷凍してあった紅鮭を先日ディナーに頂いたのですが
カナダ人は(というか、基本的に日本人以外は)魚を処理するときに、頭といくらを捨てます。
そう。ベスト部位を容赦なしに捨てるんです…


「やめてーーーーーーーーーーー!!!!!」


といって救い出した鮭の頭はカマをはじめまだまだ食べるところがいっぱい!!
(冷凍してあったものなので、すでにいくらは捨てられていましたが)
Pちゃんとわたしの日本人ふたりでランチに美味しくいただきました。

他の国のアシスタントが「本当に頭を食べたの?目玉も?うぇぇ〜」と言っていましたがそんなの気にしない!
命を奪ったからには隅々まで無駄にせず食べ尽くすのが礼儀と考えてるあたり、わたしたちはここにいてもやっぱり日本人ですね。



ところで
ここ最近オルカたちがメイン・ラビングビーチよりもストライダー・ラビングビーチを好んで使用していた件。

カメラメンテナンスのためにポールとダイバーのデブスがメイン・ラビングビーチに行き、砂利の状況も確認してくれました。

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(explore - Rubbing Beach Underwaterのスクリーンショットより)


帰ってきたデブスに聞いたところ、
・メイン・ラビングビーチは砂利が少なくなっており、大きさも揃っていない、海藻がボロボロ
・ストライダー・ラビングビーチはすべすべで大きさが揃った砂利がたくさんあり、海藻も元気で魚もいっぱいいる

ということでした。
海流によって砂利が沖に運ばれて、ウニの増殖などによって海藻がボロボロになったのか?
調査をしないとわかりませんが、とにかく現状ではストライダー・ラビングビーチのほうが素敵な場所であることは事実のようです。来年、ストライダーにカメラつけられるかなあ…。


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その夜。
午後11時ころにA30sが、その30分ほどあとにA42sがオルカラボの前を通過して北へと向かいました。
あたりは真っ暗だけど、波もなく穏やかな海。
ブラックニー・パスはオルカたちの呼吸音でいっぱいになりました。
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2016-08-22 : オルカ : コメント : 2 :
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No title
マキちゃん>ありがとう!鳥の写真、頑張ります☆
2016-08-23 13:41 : Tomoko URL : 編集
毎日
毎日、楽しいリポートありがとー!
鳥の写真も何もかも楽しい。
2016-08-23 00:12 : マキ URL : 編集
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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