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夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

8月21日

カッ、カッカッカッカッ

午前6時20分、東から戻ってきたオルカたちのエコロケーションで目覚めました。
目をこすりながらラボに入り、シフトに入っていたPちゃん、ルーシー(イギリス)と「西に進んできてるね」って話をしたり、コーヒーをつくってふたりに差し入れたり。

しばらくしたらコールは聞こえなくなったので、朝からしゃきしゃき働くルーシーにラボをまかせてわたしとPちゃんは朝ごはんへ。

朝食後、Pちゃんはラボに戻り、わたしはのんきに海岸でお皿を洗っていました。
するとラボのほうから



「オールカー」



という叫び声が。
えええ?



慌ててわたしも
「オルカーーーーーー!!!!!」
と叫び返し、ゲストハウスと森のテント村のほうにも叫び…

ゲストハウスから誰もでてこないので、急いで走って扉を開けて、朝食中だったピーター・トーマスさん一家に
「オルカがきてます!!」
とひとこと叫んでラボへ。



なんてったってわたしたち、「9日間」オルカの姿を見ていなかったのです!!
(夜真っ暗になってからと、霧が深いときはがっつりラボ前を何度も通ってくれたのですが…)
そして…

16082101.jpg
とうとう明るい時間にラボまえ通ってくれた〜!!A30sとA42s!!

16082102.jpg
ちびっこがブリーチ☆


ありがとうオルカス。
しかも映画「フリー・ウィリー」の曲を弾いていたんだそうです。笑
そしたら映画のようにオルカたちが来たということで、みんなでディランを賞賛しました。
(わたしとPちゃんがその少し前にケルプホーンを鳴らしていたのは置いときましょうか。笑)


お昼前にポールとヘレナ、そしてタウンランの手伝いをしていたリンダとミリアム、ローレンとデブスが帰ってきました。

16082103.jpg




かなりの引き潮だったので、
「満ち潮になってから荷物を下せばいいよ」とポールに言われて待機していたら
またラボのほうから



「オーーーールカーーーーーー!!」



A30sとA42sが北から戻ってきました!
16082104.jpg
A72(Bend…写真右)さんが背ビレにケルプをつけていてとっても可愛かったです。


ハンソン島沿いですごく近かったのでわたしたちは感激!!
朝通過したオルカを見逃したタウンラン組もしっかりとオルカたちの姿を目に焼き付けることができました。この9日間、監視カメラを通してでしかオルカたちが見られなかったのが嘘みたい。
そして何より、ゲストのピーター・トーマスさん一家が今年もばっちりオルカたちを見られてよかった!!



ちなみにA30sの新情報は、
・A38(Blackney)さんが行方不明
・A75(Cedar)に今年生まれの赤ちゃん
・A84(Klaoitsis…上の写真左から1番目)おそらくオス、背ビレが少し伸びてきている
・A50おそらく妊娠中
です。


⬇︎⬇︎IDカタログのダウンロード(無料)はこちらの記事からどうぞ⬇︎⬇︎
IDカタログのダウンロード方法

※ファイルサイズが大きいです。
最初に英語の説明ページが数ページあり、その後に家系図の写真があります。


夕方、この最新版IDカタログの写真を撮影したジェレッドさんとこのエリアを調査している女性2人がハンソン島に上陸し、わたしたちと一緒にディナーを楽しむことになりました。
ポールがゲストの女性ふたりをラボにご案内し、説明し始めたその瞬間。


ラビングビーチのカメラいっぱいにA66くんの大きな姿が!!
16082105.png

16082106.png
(explore - Rubbing Beach Underwaterのスクリーンショットより)


ゲストさんたちにexploreカメラの紹介をするのにもってこいのラビングビーチカメラ。
もちろん生で見せることができたらそれに越したことはないけど、オルカたちがストライダー・ラビングビーチを好んでいるここ最近。
メインビーチの水中映像なんて3日に1回あるかないかです。
あっても数秒程度のもの。
そして今日もやっぱりA42sはストライダーで遊んでいるという情報…。


だったのに、ストライダーで遊んでいた家族からちょっと離れてメインビーチまで足を伸ばしてくれたA66くん、まさしくベストタイミングで登場!!
喜んでいるゲストさんたちを見て「やっぱりオルカラボは何か持ってるわ…」とおもいました。


だって、ゲストは必ず素晴らしいシーンを見られるんだもの。
ポールが裏でオルカたちに賄賂(サーモン)を渡しているという20年来の噂も
あながち嘘じゃないのかも…笑



ようやく本来のオルカラボらしくなってきました!!!



ディナー後、島を出るジェレッドとゲスト女性ふたりを夕焼けの方向に見送って…。
オルカたちの動きはこれで終わらず、暗くなった午後9時半ころA30sとA42sはまたしてもジョンストン海峡からオルカラボの前にやってきました。


ブラックニー・パスに広がるブロー音。
A30sとA42sは大変興奮している様子でした。


ヘレナ「トモコ、誰が来るんだと思う?」
わたし「A34sとRs」
ヘレナ「じゃあ私はGクランIポッドにするわ」
わたし「でも本当に来て欲しいのは…」

わたしとヘレナ「Hs!!」



ディナー後に手元だけを照らした暗いラボで、ヘレナとラボで「誰が来るのか」について話し合うのもなんだか久しぶり。笑
本当に来るのかどうかなんてわからないけど、わたしちはちょっと期待していました。笑
ほとんどAポッドしか知らないシフト中のニコラスが、ぽかんとした顔で私たちを見ていました。


オルカたちは北へと進み、コールはその日のうちに止まりました。
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2016-08-23 : オルカ : コメント : 2 :
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非公開コメント

No title
マキちゃん>今後も頑張って叫びます!笑 日本まで届くように…
2016-08-27 06:20 : Tomoko URL : 編集
No title
ああ。。。。。

トモちゃんの
「オーーーールカーーーーーー!!」
という声が心に蘇って、キュンとなる夜。
2016-08-24 01:04 : マキ URL : 編集
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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