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夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

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7月26〜27日 2018シーズン

オルカラボに帰ってきました!

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去年は個人的にさまざまな事情が重なり来ることができなかったので、
20年目、19回目のボランティアです。

ポートマクニールでリピーターのシャーリーとディランと合流。
1年休んだだけですがポールとヘレナに「トモコ、お帰り!」と笑顔で言われて本当に安心しました!


到着するまで宿にも泊まらず36時間の移動だったのでちょっとヘトヘト…
1年来ていない間に配置移動があってMAPルームは調査資料室になっていたので、わたしは9年ぶりくらいに「ラボの上」のベッドのほうに戻りました。それでもMAPに移動するまではずっと過ごしていた場所…うわ〜懐かしい!!


時間も遅かったし、荷物だけ片付けてそのまま寝袋にイン…と思っていたのですが。


それでも実は島に降りた瞬間に身体がハンソン島モードになっていたようで



ばちっと目が覚めて
ぴゅーっと1階へ飛び降りました。


ラボに入るとシフトについていた新人のアメリがびっくりして「どうしたの」と聞いて来ました。

わたし「コールが聞こえたの」
アメリ「えっと、私ずっとラボの中にいたけど何も聞こえ…」
わたし「ちょっとみてて」

レコーディングスタート、
FIの水中マイクをセンターにして他の水中マイクを右と左に振り分けます。
ボートの音が聞こえているマイクのボリュームを下げて…

FIの水中マイクのボリュームをあげていくと…
ほら、とてもとてもかすかに聞こえた!A4コールが!

わたしが物音をたてるので同じ「ラボの上」で寝ていたシャーリーも起きて来ました。
シャーリーはリピーターですがほとんどの時間をメーガンと一緒にCPで過ごしていたのでラボのレコーディングについては何もわかりません。
普通は聞こえないのに聞こえるその能力はなんだとちょっと引かれつつ、ふたりにレコーディングのコツを教えて女子3人キャッキャしながら日付変わって翌7月27日、夜中1時半。


A4sはウェイントン・パスからジョンストン海峡入り。
「そろそろわたしたちは寝ようか」
シャーリーとふたりで2階へ戻ったのですが、
寝入ったと思った矢先にばちっと目覚めて下に飛び降りました。

シフトはアメリからエマに交代していました。
「えっと、A4sだけじゃなくてI15sも来たみたい」
そう伝えて、しばらく一緒に聞いて、寝に戻ります。

しかし、またしばらくしてばちっと目が覚め
下に飛び降りエマにこう言いました。
「えっと…A30sもいるね」

なんやかんやで気づいたら外がちょっとずつ明るくなっていました。
今日はもう寝られないみたい。


ここ数年、いや10年くらい鮭が少なくて、食べるものがないからオルカも少なくて本当に何をしにきたのかわからないこともあったのですが

ほんのちょっと昔に戻ったような忙しさで、良かったです。


明るくなって、ジョンストン海峡にいたオルカたちは方向を変え、A30sとI15sはラボの前を通過して北へと向かいました。霧がひどくてほとんど何も見えませんでしたが。

全員北に行ったのかなと思ってたのですがA4sは残っていたようで、ロブソンバイトで遊んだりラビングビーチ沖まで足を伸ばしたりしてマイペースに過ごしていました。


そのA4sなんですが
少なくてもA35sとA73s(プラスA56)です。

A73、つまりスプリンガーは今年2頭目のお母さんになりました。
今年最初にきたときはいつも一緒にいるA35sとではなく、スプリンガーと2頭のこども、そしてA56さんとの4頭だけで来たそうです。
A56は、お母さんをなくして迷子になった2歳のあのときにひきとってくれたA11sの1頭です。
残念ながら時間が流れ、ほかの2頭は死んでしまっています。
つまりA11sとしてはA56だけになってしまいましたが、もともとは親戚のA24sであるスプリンガーを養子に迎えてほんとうの家族のようにずっと過ごしてきたので、たとえ表記上A73sプラスA56と別々に書かれてもここはひとつの家族と考えてもらってよいでしょう。


スプリンガーを含むノーザンレジデントたちは7月1日にジョンストン海峡にやってきました。
A30s、A23sとA25s、そしてスプリンガーたちA73sというメンツでした。

ジョンストン海峡の鮭の数が激減し、オルカたちが好んで食べるシュヌク(キング)サーモンがほとんど確認されなくなっていたここ数年、スプリンガーたちはジョンストン海峡に来ても
「チェックしにきただけ」
という感じですぐにまた遠い北へと消えて行っていたのですが、今年はもう1ヶ月近くジョンストン海峡をうろうろしています。

スポーツフィッシングボートたちも不漁を訴えているので鮭が大量に増えたわけではなさそうですが、おそらくここ数年の、シュヌクサーモンがゼロに近かった状態よりはマシになったのではないかと思います。


とりあえず、書くことがいっぱいあるわりにさっそく1日に2〜3時間しか寝られないほど忙しく、全て書いていたらいつまでも更新できないので、本日はこのへんで。

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2018-07-29 : オルカ : コメント : 0 :
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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