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夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

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7月31日

午前1時半。

オルカたちは夜の間もずっと鳴いていました。
わたしはシフト上では午前2時からの予定だったのですが、日付が変わったころから階下のラボ内でうろうろ、うろうろと落ち着かない足音が聞こえているなあと思ったら、午前1時半にベンが
「もう一秒も起きていられないから交代して」
と言って来ました。
コールが聞こえている間はどうせちゃんと寝てないから別にいいけど…。


午前2時半。
ピカッ、ゴロゴロゴロゴロ。

深夜のブラックニー・パスがとても明るくなりました。
光るごとに水中マイクの音も乱れて、雷が大嫌いなわたしは震え上がりました。

ここ数年ラボではWatsAppという、日本でいうLINEみたいなアプリのグループチャットで情報共有をしているのですが

「通知がばんばんくるなあ、雷ぜんぜんやまないし、ここまでの轟音だとテントでは不安だからみんなバスハウスとかに避難してるのかな」

と思って確認したら、ディランとシュノア2人だけ(たぶん、アシスタントたちのなかではセンシティブなほう)が
「雷すごいけどみんな大丈夫?」
と交互に言っているだけでした。


翌朝確認したところ、他のみんな(インセンシティブ)は各自のテント内でなんとなく起きてはいたものの返信するほどの気力はなかったらしく、昨日到着したばかりのスージー(去年からのリピーター)に至っては雷が鳴ったことを知らないほど深い眠りについていたそうです。
何があっても絶対起きない人だとPちゃんから聞いてはいたけどさすがです、スージー…。


今年のアシスタントもまあそれぞれにいろんなキャラクターで面白いです。
今回のわたしの滞在が短いので、あんまりみんなと長い時間を共有できないのが残念ですが。


そしてわたしはこの日、寝た時間をカウントするのはやめました。
「こことここの間に30分寝た。ここではウトウトしていただけだけど40分は横になっているはず。このときは1時間ちょっと寝た、だから合計…」と計算するのなんて無意味でしかない。要は体が動くか、動かないかだ。


今日はわたしはいろんな事態が重なって食事もままならないくらい本当に1日じゅうラボに缶詰になっていたのですが、オルカたちにおいては非常に興味深い行動がみられました。
夕方16時くらいからA30sとI15sが「ブラックニーパスの入り口」で食事を始めたのです。


べつにそれ自体はもう飽きるくらい見慣れた行動で、このブログやオルカライブアップデートを数年間読んでいる方がいるとしたら「ああ、あれね」と思うのかもしれませんが、問題はこれが「7月」であることです。A30sとI15sがブラックニー・パスの入り口から動かないのは8月後半から9月にかけて、なぜなら彼らが食べているのは「チャムサーモン」だからです。


ディランのルームメイトのローレンさんがちょうどこのエリアの調査船に乗っていて、情報をくださったのですが、今年はすでにチャムサーモンがジョンストン海峡に来ているとのことでした。
確かに8月によくみられる群れであるI15sがすでに来ていたりするし、今年はいつもよりいろんなことがちょっと早いようです。


20時ころ、へとへとになっていったんラボから抜け出しキャンプキッチンに行くと、シュノアがお疲れ様といってホットチョコレートとティムタムをくれました。
ティムタムの両端をちょこっとかじって、ストローのようにホットチョコレートを吸う食べ方を知っていますか?ちなみにわたしは成功したことはないのですが、どっちにしてもティムタムがとろけて最高です。


あまりにも忙しかったのと、オルカたちがラボ前を通過したときはラボ内でライブカメラのコントロールをしていたため、この日の写真がPちゃんとディランが作ってくれたキャンプキッチン用包丁スタンドの写真しかありません。
でも1日ラボに缶詰になって、出て来たら新しいツールが増えていたのでとても嬉しかったです…笑

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2018-08-06 : オルカ : コメント : 0 :
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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