8月1日
オルカラボにいるときは「ヤバイ」と思う忙しさに見舞われるのが「当たり前」ではあるのですが、今年は本当にヤバイです。なぜなら昨日の昼にマグボトルにいれたアールグレイティーを飲む暇がなくて、日付が変わった今ようやく飲んでいるからです。
まだ熱いのが幸いです、サーモスありがとう。
新人のショーンがひとりでシフトについていたのですが、オルカたちがラボの前に来ていたためわたしがレコーディングを交代し、リピーターのディランがショーンのサポートで一緒に外へ出てオルカたちのブローを数え、動きを追ってくれました。
北からA30sとI15sの一部がやってきていて、ジョンストン海峡からはA4s(A35sとA73s、)とA42sが来ていて午前0時の時点でオルカラボの前はブローだらけでした。
ボートが3隻通過して、外にいるふたりが「ブローが聞こえにくく、動きが把握しづらい」とホワイトボードに書いて見せて来ました。
オルカたちはしばらくそのまま動かず、コールも止まり1時間。
「一部のブローはジョンストン海峡に戻り、残ったブローは北に進んで行っているみたい」とラボ内に戻って来たふたりが言いました。
普通に考えると北から来た群れが北に戻り、ジョンストン海峡から来た群れがジョンストンに…というところですが、そのすぐあとに驚くべきことが起きるのです。
なんと北からもジョンストン海峡からもA30sのコール…!!
A30sのA50sは、A4sを連れてI15sと一緒に北に戻り、A54sとA42sと一緒にジョンストン海峡に入りました。
つまり、私たちの眼の前で(といっても暗闇の中ですが…)A30sがふたつにわかれました。
今までにも少しそういった兆候はあったし、別にこれが初めてのことではありません。お母さんのA30さんが亡くなってしばらくたち、A50sもA54sもそれぞれの家族として少しずつ独立して行くのでしょう。
でもずっとA30sを見て来た私たちにとっては、やはり目の前でこういったことが発生すると、こたえますね…。
その後もA54sとA42sはずっと周辺をウロウロ。
午後になって、ポールとヘレナが用事でアラートベイへ行ってしまいました。
毎度のことですが責任が重くのしかかるお留守番…。
今日の18時から紅鮭の漁が36時間解禁となりました。
大型の商業漁船が何十台もジョンストン海峡に現れ、水中マイクはボートノイズでいっぱいになりました。
そんなボートノイズの中わたしとディランには、北に行ってジョンストン海峡にはいるはずのないA4コールが聞こえてさらにあたまが痛くなりました。
いや、たぶんA42sがやってるんですけどね。
ここにきて「スプリンガー風weeawu」まで披露してくるのはやめてほしいです。
(ディランはコールに尋常じゃない興味があるうえカナダ人なので、もしいつかラボを卒業したとしても将来このエリアのオルカ調査を支える立場になると思われるため、私にいつ何があっても大丈夫なように脳みそハードディスクのバックアップとするべく一昨年から超スパルタでがっつりコールを教えています)
午後7時半ころ、A54sはオルカラボの前を通過して北へ。
わたしとスージーがデッキで個体識別をしていて、Pちゃんとディランが中でカメラ操作とレコーディングをしていて、A54sが北へ消えたので、スージーがガラスごしに
「夕焼けの山を映して」とダービー山のほうを指したら、中からPちゃんとディランが山を指して
「オルカ」と言っていました。
スージー「オルカじゃなくて、山」
ディラン「いやいや、オルカ」
スージー「いやオルカは北に行っちゃったから、山を映して」
ディラン「だから、そっちにオルカがいるって!」
スージーとわたし「え!?」
A42sが続いて来ていました!
意味もわからず必死に山だ山だと訴えていた私たちは一瞬、個体識別も忘れて笑い転げました!笑
デッキにいるのにラボ内から指摘されるとは…笑
遠かったのであまりいい写真ではないですが


山。笑

そういえば、なぜスージーとわたし、ディランとPちゃんしかラボにいないのでしょうか?
まあ、ポールとヘレナがいないのでみんなリラックスしていて、オルカが遠いときは別に…って感じなのでしょうか。(ラボにいたわたしら4人は全員リピーターです。やっぱりね!)
ポールもヘレナもいないのにオルカたちが変な動きをしてわたしがいつまでもラボに缶詰になっているのを哀れんだPちゃんとシュノアがディナーを作ってラボに持って来てくれました。
エマはクッキーをくれました。寝る時間は相変わらずありませんが、みんな優しくて涙がこぼれます。
オルカたちは全員北にいき、23時にはいったんコールが途切れたのでした。
まだ熱いのが幸いです、サーモスありがとう。
新人のショーンがひとりでシフトについていたのですが、オルカたちがラボの前に来ていたためわたしがレコーディングを交代し、リピーターのディランがショーンのサポートで一緒に外へ出てオルカたちのブローを数え、動きを追ってくれました。
北からA30sとI15sの一部がやってきていて、ジョンストン海峡からはA4s(A35sとA73s、)とA42sが来ていて午前0時の時点でオルカラボの前はブローだらけでした。
ボートが3隻通過して、外にいるふたりが「ブローが聞こえにくく、動きが把握しづらい」とホワイトボードに書いて見せて来ました。
オルカたちはしばらくそのまま動かず、コールも止まり1時間。
「一部のブローはジョンストン海峡に戻り、残ったブローは北に進んで行っているみたい」とラボ内に戻って来たふたりが言いました。
普通に考えると北から来た群れが北に戻り、ジョンストン海峡から来た群れがジョンストンに…というところですが、そのすぐあとに驚くべきことが起きるのです。
なんと北からもジョンストン海峡からもA30sのコール…!!
A30sのA50sは、A4sを連れてI15sと一緒に北に戻り、A54sとA42sと一緒にジョンストン海峡に入りました。
つまり、私たちの眼の前で(といっても暗闇の中ですが…)A30sがふたつにわかれました。
今までにも少しそういった兆候はあったし、別にこれが初めてのことではありません。お母さんのA30さんが亡くなってしばらくたち、A50sもA54sもそれぞれの家族として少しずつ独立して行くのでしょう。
でもずっとA30sを見て来た私たちにとっては、やはり目の前でこういったことが発生すると、こたえますね…。
その後もA54sとA42sはずっと周辺をウロウロ。
午後になって、ポールとヘレナが用事でアラートベイへ行ってしまいました。
毎度のことですが責任が重くのしかかるお留守番…。
今日の18時から紅鮭の漁が36時間解禁となりました。
大型の商業漁船が何十台もジョンストン海峡に現れ、水中マイクはボートノイズでいっぱいになりました。
そんなボートノイズの中わたしとディランには、北に行ってジョンストン海峡にはいるはずのないA4コールが聞こえてさらにあたまが痛くなりました。
いや、たぶんA42sがやってるんですけどね。
ここにきて「スプリンガー風weeawu」まで披露してくるのはやめてほしいです。
(ディランはコールに尋常じゃない興味があるうえカナダ人なので、もしいつかラボを卒業したとしても将来このエリアのオルカ調査を支える立場になると思われるため、私にいつ何があっても大丈夫なように脳みそハードディスクのバックアップとするべく一昨年から超スパルタでがっつりコールを教えています)
午後7時半ころ、A54sはオルカラボの前を通過して北へ。
わたしとスージーがデッキで個体識別をしていて、Pちゃんとディランが中でカメラ操作とレコーディングをしていて、A54sが北へ消えたので、スージーがガラスごしに
「夕焼けの山を映して」とダービー山のほうを指したら、中からPちゃんとディランが山を指して
「オルカ」と言っていました。
スージー「オルカじゃなくて、山」
ディラン「いやいや、オルカ」
スージー「いやオルカは北に行っちゃったから、山を映して」
ディラン「だから、そっちにオルカがいるって!」
スージーとわたし「え!?」
A42sが続いて来ていました!
意味もわからず必死に山だ山だと訴えていた私たちは一瞬、個体識別も忘れて笑い転げました!笑
デッキにいるのにラボ内から指摘されるとは…笑
遠かったのであまりいい写真ではないですが


山。笑

そういえば、なぜスージーとわたし、ディランとPちゃんしかラボにいないのでしょうか?
まあ、ポールとヘレナがいないのでみんなリラックスしていて、オルカが遠いときは別に…って感じなのでしょうか。(ラボにいたわたしら4人は全員リピーターです。やっぱりね!)
ポールもヘレナもいないのにオルカたちが変な動きをしてわたしがいつまでもラボに缶詰になっているのを哀れんだPちゃんとシュノアがディナーを作ってラボに持って来てくれました。
エマはクッキーをくれました。寝る時間は相変わらずありませんが、みんな優しくて涙がこぼれます。
オルカたちは全員北にいき、23時にはいったんコールが途切れたのでした。
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