夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

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8月14日

 せっかくぐっすり寝ようと思ったのに、ガラス張りのラボの2階では、日の出後は暑くてとても寝ていられない。
 でも、8月半ばはいつもこんなものなので、睡眠のことは考えずに仕事に集中することに。ラボに入り、ログブックのチェックをして、昨日1日のオルカの動きをまとめ、いつヘレナに聞かれても答えられるよう準備しておく。

小魚を探すオオアオサギたち
200708162.jpg

 午前11時半過ぎ、東から引き潮に乗って戻って来たI15sと、付き添いのI33sのコールがCRPTの水中マイクから聞こえて来た。彼らはハンソン島の西端で方向を変えたが、CP沖まで進んだところで海藻か何かに引っかかり、顔は東を指したまま、動かなくなってしまった。1時間くらい引っかかった後、ようやくI15sとI33sは満ち潮に乗って、東へ流れていった。

 キャンプキッチンでパンをかじり、引き返して来たわたしに向かって、ラボの玄関先にいたゆみちゃんが何か大声で叫んできた。
「黒い犬が…」
興奮して何を言ってるのかわからなかったけど、呼ばれてるのはわかったので、とりあえずラボに走る。すると、メインコーブに1隻のボートが入って来た。乗っているのは、男性ひとり、女性ひとり、そして、黒い犬。
「!!」

 私たちは全員で歓声をあげながら海岸へと走り、大きく手を振って、到着するボートを迎え入れた。それは、ジョンストン海峡の歴史に残る偉大なウオッチングボート「ブルーフィヨルド」のキャプテン・マイクとジュディ、そして愛犬シャドウだった。
 昨年末、とても不幸な事故があり、何の前触れもなくブルーフィヨルドは広い海に沈んでいった。乗っていたのはマイクとシャドウだけだったが、どちらも移動用ボートに乗り込んで助かった。でも、ボートに乗っていた思い出はあまりにも大きかった。私たちは、去年ラボを出る時にブルーフィヨルドに1泊し、アラートベイまで送ってもらったのだが、それがあの船とのお別れになってしまった。
 
 でも、私たちの大好きなマイクとジュディは、ジョンストン海峡にやってきた。今年も変わらぬ笑顔で、丸々と太った黒い犬を連れて!!

200708141.jpg

 今夜のディナーはサーモン・バーベキューだった。カートがサラウベリーの葉で燻して香りをつけ、美しい焼き色のサーモンがテーブルを彩った。

 ディナー中、A34sとA36sのコールがFIの水中マイクから聞こえて来た。私たちはお皿を抱えたままラボに走り、北の方へスコープと双眼鏡を向けて、彼らが視界に入って来るのを今か今かと待っていたが、急に「やっぱり今じゃなくてもいいや」と思ったのか、彼らは方向を変えて北へと戻ってしまった。

 午後9時頃、コールも聞こえなくなった。ラボの外ではカマイルカの呼吸音が聞こえていた。波は穏やかで、お客さんたちもディナー後、デッキでしばらくいろんな生き物たちの呼吸音を聴きながらハンソン島ツアー最後の夜を楽しんでいた。私たちは万が一のため、いつでも起きられるよう心の準備をしつつ、寝袋に入った。
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2007-08-18 : 未分類 : コメント : 2 : トラックバック : 1
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ボートがいいと思う
・大型巡視船「せっつ」 神戸港ボート天国(3)・8月14日・ねずみのチュー太郎。・キャッツアイ?無理でしょ(笑)・初めての遊覧船・3周年・知床大嫌い!・エバーグリーン 船|エバーグリーン 大型巡視船「せっつ」 神戸港ボート天国(3)(tokoの
2007-08-22 21:38 : 船・ボートの厳選紹介
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サッチー>2人とも元気だったよ(^ω^*) マイクはひげが生えて、かなりワイルドになってたけど!!(笑)本当に会えて良かった(*^_^*)
2007-08-20 09:23 : Tomoko URL : 編集
きゃあー
キャプテン・マイク夫妻と愛犬の元気そうな画像が見れかなり感激(T_T)/本当に大変な思いをされただろうに…(泣)
2007-08-19 02:12 : Maron.Goma URL : 編集
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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