夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

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9月22日

昨日に続き、本日もオルカたちがいない(情報もない)日でしたが…



今年の夏、わたしたちのエリアを騒がせ16日からアラートベイで徘徊していたグリズリーベア2頭が、何の被害も出すことなくとうとう捕まりました!!!!!


捕まってからわかったのですが、彼らは当初言われていたように親子ではなく、兄妹だったようです。



彼らはヘリコプターで輸送され、本来のグリズリーベアのすみかである北アメリカ本土(ブリティッシュコロンビア州)で放されたそうです。
人間も無事、クマたちも無事で終わって良かった…!!


あと本日は…ジェニファーのお父さんであるスティーブの誕生日でした。
スティーブさん、おめでとうございます☆
同じお誕生日の人たちも、おめでとうございます!!
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2016-09-24 : オルカ : コメント : 7 :
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9月21日


オルカたちがいない日でしたが…
カナダヅル(Sandhill Crane)の群れがオルカラボの真上に飛来しました。
日本の鶴とは違ったカラーリングですが、鳴き声はやっぱりツルでした。笑

16092103.jpg

16092102.jpg

16092101.jpg


大きく美しい…
翼を広げると、大きい個体は2メートル30センチにもなるそうです。



新規カメラ設置(これからシーズンオフに入るのにまだやる?!と思われるかもしれませんが、やります。笑)の手伝いのためにメーガンとジェニファーがCPから帰って来ました。
どんなカメラなのかは…設置完了してからのお楽しみということで!

16092104.png
2016-09-24 : オルカ : コメント : 0 :
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9月20日

何も聞こえなかった夜が明けます。

人数が少ないのでもうシフトもありません。
わたしたちは眠い目をこすりながらモソモソと寝袋から抜け出し、
exploreのカメラ位置を確認し、
スコープをデッキに出し、
森の中のトイレにいくついでにラボ周辺施設全体のバッテリー残量を確認し、
バスハウスで顔を洗って髪をとかし、
ラボに戻るときにメインハウスの前を通過すると、ポールがメインハウス・キッチンのドアを開けてこう声をかけてくれるのです。


「淹れたてのコーヒーがあるよ、飲むかい?」


16092002.jpg




G3s、I33s、そしておそらくG16sは水中マイクのエリア外のマルコム島沖でうろうろ。
昨日と同じようにてんでばらばらに動き、行ったり来たりしているようでした。


本日はCP担当のビデオグラファー、メーガン様のライブチャットがありました!!
ジョンストン海峡を背景に、exploreのオーディエンスから質問を受け付けて1時間しゃべっておられました。

16092001.png
(explore - Live Chat with Megan Hockin-Bennettのスクリーンショットより)

メーガンはオルカの研究者になるべく大学で学んできたわけではなくて、映像のプロとしてここにきているのですが、こうやって人前でしゃべったり説明したりするのもプロ級です!!
ちなみにオルカを好きになったきっかけはフリー・ウィリーだそうです。
(Pちゃんもですね。わたしはハンソン島に来てからはじめてフリー・ウィリーを見ました)



ツイッターではいちおう「今から始まります」と告知しましたが日本時間は午前3時でしたね。
いつか日本語でわたしたちのライブチャットもできるといいのですが。
(きっと現時点でやっても質問してくれるオーディエンスが少ないと思われ…笑 頑張ります!!)



午後4時、マルコム島沖にいたオルカたちはさらに北西に向かって進んでいくのがジェレッドさんによって確認されました。今シーズンの「アウト」かなあ…。


日付が変わる前、CRPTの水中マイクから素晴らしいカマイルカのコールが聞こえました。
300頭はいたのでしょうか。30分にわたり彼らの早口なコールが響き渡っていました。
2016-09-24 : オルカ : コメント : 0 :
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9月19日

夜の間コールは聞こえず。
午前9時まえに「バロネット・パスからオルカたちが出てきた」というおかしな情報が入ってきました。


「ビッグスだ」


バロネット・パスから出てきたという時点でビッグスであろうという見当はつきます。
すぐにビッグス調査の第一人者でもあるジェレッド(神)さんに連絡。
ボートで沖に出ていた彼はさくっと個体識別して報告してくれました。
T69sとT90s。彼らが目撃されたのは今月に入って2回目です(T69sが目撃されたのはコア・エリアよりちょっと北でしたが)
彼らはジョンストン海峡に入ると西へと進み、ピアスパッセージから北へと抜けて行きました。


静かだなあ、このすきに作業を進めてしまおうと思っていた矢先の午後1時、ビッグスを追って北へと抜けたジェレッドさんからこんな情報が飛び込んできました。
「たくさんのレジデントのオルカたちが北からやってきている。今年まだ来ていなかった群れもいる」



なんと!!!!!



想像を絶する速さでランチをすませ、ラボ待機。
しかし強い潮の流れがこちらに向いているのに、彼らはなかなかやってきませんでした。
1時間経過、2時間経過…
北のFIの水中マイクからは、ぽつぽつとしたザトウクジラのコールが聞こえてくるばかり。


3時間後にA30sとGsのコールが聞こえてきた時はラボにいるわたしたち全員発狂しそうなくらい興奮したのですが、そこから視界に入るまでもまた長かった!!
オルカたちはFIの水中マイクのすぐ近くにいて、LLの水中マイクからもコールが聞こえているのに目の前の海には誰もいない状態。
えっと…LLの水中マイクのエリアって、ラボ前の海ですよね?(実際にはラボ前よりもほんのちょっと北まで拾うことができます)


午後5時半。
オルカたちはFI/LLの水中マイクのエリアで大騒ぎ。
さらにオルカたちに囲まれて歌い始めるザトウクジラ。笑

とうとうオルカたちが視界に現れました。
わたしはコールを聞き分けるためラボ内でレコーディング&パソコンでexploreのカメラ操作。
ポールとヘレナとPちゃんがスコープと一眼レフで個体識別…の予定でしたが


オルカたちはいっせいにはやってきませんでした。
地図上で見たら狭いけど、実際に見るとけっこう広いブラックニー・パス。
北から1頭現れたと思っても…すぐにロング・ダイブ。
息継ぎに上がった時は方向を変えており、また次に上がるところが全く予測できない。
1頭見失ったと思ったらまた別のところに1頭現れて、そっちにカメラを向けようとするとまた見失って…


「大きなA5コールが聞こえているから絶対にA23sとA25sがブラックニー・パスにいるはず!」
とわたしはトランシーバーで外に伝えましたが、一度でも見れば明らかにわかるはずのA60くんもA61くんの両方ともブラックニー・パスにおらず、かすかにカメラにうつるのは個体識別が困難な謎のオルカばかり。

パソコンでのカメラ操作がこんなにしんどいと思ったことはありませんでしたが、デッキで一眼レフを構えているポールとヘレナとPちゃんでさえもほとんど写真を撮ることができない状態でした!笑
オルカたちは30分たってもてんでばらばら、決まった方向に動かず、ほとんどのオルカたちはとても遠かったのですがこの時点でコールによりA30s、A23sとA25s、I31sの一部(I33s)とたくさんのG1ポッドの存在がわかっていて、デッキからヘレナとPちゃんが撮った写真の一部によりG3s、G46s、G16sの存在が確定しました。

G1ポッドのうち確認できなかったのはG31sとG17sだけでしたが、北でもたくさんのG1コールが聞こえていたのでG31sはいたのではないでしょうか。
ちなみにちょっとゴーイングマイウェイなポッドであるG17sは、いればコールで明らかにわかるため、今回はいなかったと思われます。


てんでばらばらな動きを終えたオルカたちは
最終的にジョンストン海峡には向かわず、方向を北へと定めて少しずつブラックフィッシュ・サウンドに戻り始めました。


そしてブラックニー・パスには虹が出ました。
16091901.jpg
Photo by Momoko Kobayashi


あれっなんかデジャヴ…
http://a55lovestomoko.blog60.fc2.com/blog-entry-357.html


あの時ほどクリアな虹ではないものの、ブラックニー・パスで何度も方向を変えるGsと雨あがりの空。
エモーショナルな気分になるには十分でした。
「死んだことないけどこれは多分天国ってやつですね」とPちゃんが言っていました。

帰りたくないなー
どうやったらずっとここにいられるんだろう。


全てのオルカたちは北へと消えて行きました。
午後8時過ぎにはコールも消えて行きました。
22時過ぎにジェレッドさんがちょっと嬉しい情報をくれました。
オルカたちと一緒に歌っていたザトウクジラは「ツイスター」さんとのことでした!
2016-09-23 : オルカ : コメント : 4 :
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9月18日

日付が変わってからもしばらくA30sは北のブラックフィッシュ・サウンドで鳴き続けました。

そして午前3時過ぎにウェイントン・パスからはI15sとG2sのコールが聞こえ始めました。彼らはCP沖まで進んだもののターンしてウェイントン・パスから北へと戻って行ったようでした。

そしてかわりにA30sがウェイントン・パスからジョンストン海峡に入ってきました。


16091801.png
うっとり目を閉じるあざらし



今日のA30sはカマイルカに囲まれまくっていました!
1頭のオルカに10頭くらいのカマイルカがまとわりついていました。
カマイルカたちは、けっこうレジデントのオルカたちをからかうような真似をします…。


16091802.png
(explore - Rubbing Beach cameraのスクリーンショットより)
もはやどれがオルカなのかもわからないw



カマイルカたちに囲まれていたせいか、それは関係ないのか
A30sの動きはとても変でした。
17時前にいったんオルカラボ前に入ってきたはいいけどジョンストン海峡に戻って
50分後くらいにまたオルカラボ前に入ってきて今度はようやく北へ。
このおかしな行動のわけは翌日に判明するのでした!
2016-09-22 : オルカ : コメント : 0 :
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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