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夏になると、野生のオルカが鮭を追ってたくさん集まってくる、カナダ、BC州のジョンストン海峡。その中でも、オルカが特に頻繁に通過するハンソン島から、毎日の生活とオルカの様子を、日本の皆さんにお届けします!

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7月29日

午前0時。
A35s、A73s、A42sは続々とオルカラボの前を通過。
午前1時14分には全員北へと消えたのですが、その1時間ちょっと後にCRPTからコールが聞こえて来ました。北へ出てすぐウェイントン・パスを通過してジョンストン海峡に戻ったみたい。

オルカたちがエリアを離れません。
まるで8月半ばのA30sとI15sみたいにずっとエリアを離れません。
しかもずっといるのはスプリンガーを含んだ群れです。
もしラッキーだったら1度くらいはスプリンガーを見られるかな、声が聞けるかなと思っていたけれど、姿はともかくコールは毎日聞こえる状態です。


新人たちはシフトについていて録音作業をしていても、それが誰の鳴き声なのか、どこからどこへ向かっているのか把握ことができません。なのでベテランのわたしは常にラボの周辺にいてオルカたちの動きをチェックする役割をしています。

昼はCPやウォッチングボートからの情報もあるのでまだいいのですが、夜の動きは水中マイクからの情報のみになるため、夜は鳴き声が聞こえている間はほとんど寝られません。
3時間以上連続で寝られることは皆無、あき時間をみつけて寝られるときに30分とか1時間とか時間を見つけて少しずつ寝るスタイルです。ここ最近のことを考えるとオルカも少ないだろうし、今回の滞在は10日間だけだからのんびりゆったり…なんて甘すぎる考えでした。

殺人的な忙しさだけど、なんかたくさんの群れがいた10年くらい前みたいで本当はちょっとウキウキしています。ヘレナも寝かせてあげられるしね。ブログの更新は遅れて申し訳ないですが。


アシスタントたちの紹介をわすれていました。

オルカラボ組
ともこ…わたし
Pちゃんこと、ももこ…9年目の日本人アシスタント。
ディラン…fromカナダ、ラボアシスタントは4年目。
シュノア…fromカナダ、元セターシアラボのジェイニーの助手
アメリー…fromフランス
ベン…fromイギリス
エマ…fromイギリス
ショーン…fromイギリス
ルーク…fromアメリカ

CP組
メーガン…fromイギリス、ラボアシスタントは5回目
シャーリー…fromイギリス、ラボアシスタントは4年目かな?



午後になってハンソン島を一周したA35s、A73s、A42sは、
オルカラボの前を通過して再びジョンストン海峡に入りました。

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18072902


ブローを聞きまくっていたり、ライブカメラのコントロールでオルカを見まくっていたためあんまり気にしてなかったけれど、ここで今年初めてオルカの姿を見ました。笑
スパイホップしまくっています


今年はヘレナの負担を少なくするため、メインハウスでのディナーは3〜4日に1回。
何も起こっていなければ録音だけしておいて、メインハウスにみんな集まってディナーを食べるのですが、状況がシンプルではないときはやはりベテランがラボに残って録音を続けるしかありません。


昔はレコーディングだけだったので、手際よくできればシフト中になんでも更新できたのですが、最近はレコーディングしながらexploreのカメラコントロールをしなければならないうえに、たぶんいろいろ問題が起こったらしく、誰に関わらず個人のデバイス(パソコンなど)はラボ内持ち込み禁止になったのです。

なのでラボにいるときは日記を書けない状態でオルカライブの日本語コメントもできず、さらにオルカたちの動きが複雑すぎて食事以外は寝ているときも含めてほとんどラボにいるという状態が重なったため、びっくりするほど何にも更新できない事態になってしまいました。
来年は少し対策を考えなければなりませんね…。




今日のディナーにはコカニー(ビール)がついてきました。
ラボからは出られないけれど、飲みながら仕事できるなんてしあわせですね!

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2018-08-04 : オルカ : コメント : 0 :
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7月28日

午前0時。
A35s、A73s、A42sはジョンストン海峡を東へと進んでいました。
途中でA35sとA73sのA4ポッド組だけが西へと方向を変え、午前4時まえにオルカラボの前を通過して北へ。A5ポッドのA42sはジョンストン海峡に残り、コールは午前5時に消えました。


いろいろ片付けて寝袋に戻って9時に起床、3時間連続で寝られれば十分!
朝からポールとヘレナも身だしなみを整えているし「ラボを片付けて、グリーンハウスも」と言われたりなんかバタバタしているなあと思ったらラボの前に大きなセイルボートが停まって、ポールとヘレナの古い友人であるアレクサンドラ・モートンさんがインタビュアーと共にいらっしゃいました。


インタビュアーさんに取材されるポール
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一方、キャンプキッチンではこの日桃ちゃんと交代でCPにゆくシャーリーが「FREE MORGAN」のサインをみんなから集めていました。左からエマ、ショーン、シャーリー
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モーガンは幼い時、8年くらい前に具合が悪くなっているところを水族館に保護されたオルカで、水族館側は繁殖に使いたいようですが、故郷の海に帰してあげたいという声も世界中から集まっていてシーャーリーの属する団体もフリーモーガン活動をしています。



さて、オルカたち。
A42sはずっとジョンストンをうろうろしていましたが、A35sとA73sの「A4ポッド組」も午後になってウェイントン・パスを通過してジョンストン海峡入り。
再びA42sと合流して…


夕暮れ時にロブソンバイトカメラに映し出されたピンクの太陽とオルカたちがあまりにも美しく…
みんなでラボに集まってキャーキャー言いながらカメラの中継を見ていました。笑
18072802.jpg
(exploreからのスクリーンショット)


ライブカメラでキャーキャー言ってるし、霧の中を通過したりラボの前を通過するブローの音は聞いているからあんまり実感なかったけど、そういやここにきてからオルカの「姿」は見ていないなあ…



暗くなってカメラの電源が落ちたころ、赤い月がパーソン島の上に登りました。
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日付が変わるころ。
ジョンストン海峡にいたオルカたちはオルカラボの前へ向かって来ていました。
2018-07-31 : オルカ : コメント : 0 :
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7月26〜27日 2018シーズン

オルカラボに帰ってきました!

18072601.png


去年は個人的にさまざまな事情が重なり来ることができなかったので、
20年目、19回目のボランティアです。

ポートマクニールでリピーターのシャーリーとディランと合流。
1年休んだだけですがポールとヘレナに「トモコ、お帰り!」と笑顔で言われて本当に安心しました!


到着するまで宿にも泊まらず36時間の移動だったのでちょっとヘトヘト…
1年来ていない間に配置移動があってMAPルームは調査資料室になっていたので、わたしは9年ぶりくらいに「ラボの上」のベッドのほうに戻りました。それでもMAPに移動するまではずっと過ごしていた場所…うわ〜懐かしい!!


時間も遅かったし、荷物だけ片付けてそのまま寝袋にイン…と思っていたのですが。


それでも実は島に降りた瞬間に身体がハンソン島モードになっていたようで



ばちっと目が覚めて
ぴゅーっと1階へ飛び降りました。


ラボに入るとシフトについていた新人のアメリがびっくりして「どうしたの」と聞いて来ました。

わたし「コールが聞こえたの」
アメリ「えっと、私ずっとラボの中にいたけど何も聞こえ…」
わたし「ちょっとみてて」

レコーディングスタート、
FIの水中マイクをセンターにして他の水中マイクを右と左に振り分けます。
ボートの音が聞こえているマイクのボリュームを下げて…

FIの水中マイクのボリュームをあげていくと…
ほら、とてもとてもかすかに聞こえた!A4コールが!

わたしが物音をたてるので同じ「ラボの上」で寝ていたシャーリーも起きて来ました。
シャーリーはリピーターですがほとんどの時間をメーガンと一緒にCPで過ごしていたのでラボのレコーディングについては何もわかりません。
普通は聞こえないのに聞こえるその能力はなんだとちょっと引かれつつ、ふたりにレコーディングのコツを教えて女子3人キャッキャしながら日付変わって翌7月27日、夜中1時半。


A4sはウェイントン・パスからジョンストン海峡入り。
「そろそろわたしたちは寝ようか」
シャーリーとふたりで2階へ戻ったのですが、
寝入ったと思った矢先にばちっと目覚めて下に飛び降りました。

シフトはアメリからエマに交代していました。
「えっと、A4sだけじゃなくてI15sも来たみたい」
そう伝えて、しばらく一緒に聞いて、寝に戻ります。

しかし、またしばらくしてばちっと目が覚め
下に飛び降りエマにこう言いました。
「えっと…A30sもいるね」

なんやかんやで気づいたら外がちょっとずつ明るくなっていました。
今日はもう寝られないみたい。


ここ数年、いや10年くらい鮭が少なくて、食べるものがないからオルカも少なくて本当に何をしにきたのかわからないこともあったのですが

ほんのちょっと昔に戻ったような忙しさで、良かったです。


明るくなって、ジョンストン海峡にいたオルカたちは方向を変え、A30sとI15sはラボの前を通過して北へと向かいました。霧がひどくてほとんど何も見えませんでしたが。

全員北に行ったのかなと思ってたのですがA4sは残っていたようで、ロブソンバイトで遊んだりラビングビーチ沖まで足を伸ばしたりしてマイペースに過ごしていました。


そのA4sなんですが
少なくてもA35sとA73s(プラスA56)です。

A73、つまりスプリンガーは今年2頭目のお母さんになりました。
今年最初にきたときはいつも一緒にいるA35sとではなく、スプリンガーと2頭のこども、そしてA56さんとの4頭だけで来たそうです。
A56は、お母さんをなくして迷子になった2歳のあのときにひきとってくれたA11sの1頭です。
残念ながら時間が流れ、ほかの2頭は死んでしまっています。
つまりA11sとしてはA56だけになってしまいましたが、もともとは親戚のA24sであるスプリンガーを養子に迎えてほんとうの家族のようにずっと過ごしてきたので、たとえ表記上A73sプラスA56と別々に書かれてもここはひとつの家族と考えてもらってよいでしょう。


スプリンガーを含むノーザンレジデントたちは7月1日にジョンストン海峡にやってきました。
A30s、A23sとA25s、そしてスプリンガーたちA73sというメンツでした。

ジョンストン海峡の鮭の数が激減し、オルカたちが好んで食べるシュヌク(キング)サーモンがほとんど確認されなくなっていたここ数年、スプリンガーたちはジョンストン海峡に来ても
「チェックしにきただけ」
という感じですぐにまた遠い北へと消えて行っていたのですが、今年はもう1ヶ月近くジョンストン海峡をうろうろしています。

スポーツフィッシングボートたちも不漁を訴えているので鮭が大量に増えたわけではなさそうですが、おそらくここ数年の、シュヌクサーモンがゼロに近かった状態よりはマシになったのではないかと思います。


とりあえず、書くことがいっぱいあるわりにさっそく1日に2〜3時間しか寝られないほど忙しく、全て書いていたらいつまでも更新できないので、本日はこのへんで。

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2018-07-29 : オルカ : コメント : 0 :
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オルカラボアシスタントドキュメンタリー公開

ブログをご覧いただいている皆様、長い間更新できなくて大変申し訳ありませんでした。
個人的な事情で更新をすることもできず、昨年はオルカラボにも行くことができませんでした。
が、今年は状況が少し改善したため7月25日から10日間だけ行ってきます。


そして、ドキュメンタリーの一般公開版が完成しましたので公開します。
2016年の夏に撮影し、3ヶ月分の映像の確認からシナリオ作りから、編集、字幕、ナレーションまで1年半の時間をかけてほぼ私ひとりでコツコツと編集した手作りのドキュメンタリーです。
わたしの作業が遅いので字幕は一部、桃ちゃんが手伝ってくれました。






長らくオルカラボに行っていない皆様、最近のオルカラボの様子がよくわかると思います。ポールとヘレナも元気です。ドキュメンタリーの後半インタビューにあるインタビューで夫妻の「現在の」考えがよくわかっていただけると思いますので、最後まで見てくださるとうれしいです。
もしドキュメンタリーを気に入りましたらYouTubeのリンクをシェアしてください。


オルカたちも今シーズンすでにジョンストン海峡に戻ってきています。ドキュメンタリーには出て来ませんが、スプリンガーと赤ちゃんも元気です。スプリンガーには第二子が生まれたようです。


Pちゃんこと、桃ちゃんはすでにハンソン島入りしてオルカラボ・ジャパンの各SNSを更新してくれています。
私も今月25日の飛行機で(今年は10日間だけですが)行ってくる予定です。ドキュメンタリー内でも触れていますが、このような野生動物の調査は「続けること」がとても大事です。一応ノウハウのある私たちなので今年も頑張って自分たちにできることをしてきます。
いろんな方々の応援とても励みになります、ありがとうございます。
2018-07-15 : オルカ : コメント : 2 :
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9月22日

昨日に続き、本日もオルカたちがいない(情報もない)日でしたが…



今年の夏、わたしたちのエリアを騒がせ16日からアラートベイで徘徊していたグリズリーベア2頭が、何の被害も出すことなくとうとう捕まりました!!!!!


捕まってからわかったのですが、彼らは当初言われていたように親子ではなく、兄妹だったようです。



彼らはヘリコプターで輸送され、本来のグリズリーベアのすみかである北アメリカ本土(ブリティッシュコロンビア州)で放されたそうです。
人間も無事、クマたちも無事で終わって良かった…!!


あと本日は…ジェニファーのお父さんであるスティーブの誕生日でした。
スティーブさん、おめでとうございます☆
同じお誕生日の人たちも、おめでとうございます!!
2016-09-24 : オルカ : コメント : 7 :
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プロフィール

Tomoko(Orcalab Japan)

Author:Tomoko(Orcalab Japan)
カナダ・BC州の海洋生物研究所「オルカラボ」で、野生オルカ(シャチ)の鳴き声の解析スタッフをしています。
夏の間は研究のためオルカラボのあるハンソン島に滞在。日本ではよくライブハウスにいます
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